地震保険の保険料値上げ。不動産経営に響く火災保険料をどう考える?

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

地震保険の価格が大幅に引き上げられましたね。

全国平均15・5%値上げ 地震保険、大震災後、初の改定(MSN産経)

保険会社業界も実際のところは競争が激しく大変なんでしょうが、
他の業界に比べるとずっと恵まれています。

客の保険金は人質のようなものですからね。

言い訳さえ作れれば値上げができますし、
保険会社の破綻は金融機関の破綻並みに混乱を招くため、
国としても保護せざるを得ない。

 

家賃なんて上がる見込みがないのに支払いばかり増えていきます。

正直、こういった地味なコスト増が経営に大きく響くので
なるべくであれば勘弁して欲しいところ。

まあ、文句ばかり言っていても仕方ない。
保険業なんて個人レベルでは無理な話。
一般人のままでは資産家には勝てないんです。

不動産投資はサラリーマンでも資本家と成れる数少ない道の一つ。
少しでも経営が上向くように、経営努力をしていきましょう。
火災保険は不動産投資でも必須です。

不動産投資の保険料を少しでも安くするには

不動産投資と保険は、切っても切り離せない関係にあります。

融資付けをする際には金融機関の要請があったら
生命保険に加入しなければならないし、火災保険も必須。

その他、色々なトラブルの時に保険金が降りたりする、
細かい保険が沢山あります。

 

収益不動産購入当初の火災保険、及び任意での地震保険を除けば
額としては一つ一つはそれほど大きな額にはなりませんが、
塵も積もればなんとやら。

確実に保険分の経費が増えているわけで、利回りが低い物件だと
キャッシュフローに大きく影響を与えます。

ですから、できる限り保険料を安く済ませつつ、
いざという時は十分な保険を受けられる体制を作りたいところ。

 

火災保険については融資を受けて収益不動産を購入する場合、
入らないという選択肢はありません。

金融機関としたら、融資を出した物件が火事で焼けてしまった、
なんて事態は避けたいですから、購入と同時に火災保険へは
絶対に加入してもらう必要があるんです。

 

そういったこともあって、仲介業者と購入手続きを進めると、
まず間違いなく火災保険の加入について、
さも当たり前のように書類を渡されます。

この火災保険をどう考えるかで保険料が大きく変わる可能性について、
一応覚えておいた方がいいでしょう。

というのも、保険会社は数多く存在するから、です。

 

わざわざ無料で保険の相談に乗ってくれる裏側

仲介業者から提示される火災保険は、いわゆる提携先。
仲介業者は、火災保険を顧客に紹介、成約させることで
紹介料を保険会社からもらっています。

 

フィナンシャルプランナーが生命保険なんかの無料相談をしている
保険代理店、ありますよね。あれと同じ仕組みです。

保険代理店は訪れた相談客に複雑怪奇な生命保険を説明し、
ここに合わせた生命保険プランを紹介するのが仕事。
ほぼ全ての代理店は無料です。有料相談って見たことないですね。

無料で経営できているのは、生命保険会社から広告料、紹介料を
受け取っているからです。保険代理店は生命保険の仲介業なんですね。
ボランティアであるはずがない。

別に悪いことではないんですよ。
お金の流れを生み出す、大切な仕事です。
広告は無駄なものと勘違いされることが多いですが、
広告がなかったらお金の流れが滞り、私たちは貧しいままだったでしょう。

 

不動産仲介業者がわざわざ火災保険のプランまで用意してくれるのも
それと同じで、自社の利益になるからやっています。

何がポイントかというと、その火災保険が本当に自分にとって
得であるかどうか、です。

仲介業者から申し込むと保険料が10%引きだとか値引きでお得だ、
と言われて加入を誘われます。

しかし実際に仲介業者から火災保険を申し込むのがお得なのかどうかは、
きちんと相見積もりをしてもらわないと分かりません。
複数の火災保険会社と提携している仲介業者もないでしょうから、
プランは一つしか紹介してくれないでしょう。

このまま誘いに乗って加入するか、自分で資料を取り寄せて
相見積もりを取り、一番お得なプランを選択するか。

 

お金より人付き合いの方が価値がある

火災保険をどうするかについての一つの判断基準は、
その仲介業者と今後も付き合いを続けるかどうかで
判断してしまっていいと思います。

火災保険を「お得ですよ!」とおすすめされているのに
「いえ、自分で調べて選びます」なんて答えたら、
普通は良い感情を持ってもらえません。

「自分で考えて行動できる、優秀な人物だ。
もっと売り込んで次の物件も買ってもらうために頑張ろう!」

なんて間違っても思ってもらえませんからね。
仲介業者が欲しいのは、手間がかからない金づるです。

 

もちろん、自分で考えてしっかり判断ができる人物だと
思ってもらうことは大事なこと。

でも、仲介業者と今後も付き合う予定なら、
仲介業者の利益と相反する部分で見せてはいけません。

良好な関係を保っておくことは、今後の経営上大事なこと。
隙だらけでカモにされるようなことがあってはいけませんが、
自分は金になる上客だと認識してもらうのも大事なこと。

 

逆に業者に不満があり、もう二度と付き合わないであろうなら、
わざわざ稼がせてやることもない。

自分でより有利な条件の火災保険プランを探して、
経験を積むのもいいんじゃないでしょうか。

 

ちなみに僕は、仲介業者と今後も付き合って頂く必要があったので、
迷うことなくその場で紹介された保険に加入しました。
いくつか質問をしてはおきましたが。

その他にも、なるべく優良顧客であるようにいたお陰で、
現在も良好な関係を築き、逆に仲介業者側から積極的な譲歩を
して頂いた部分もあります。

ビジネスはお互いが得をすることが大事です。
仲介業者が自分の利益ばかりを優先していたら、
そんなところと取引したくないですよね?

自己の金銭的メリットばかり追い求めず、
相手の立場にも立って自分がどう行動するのがベストか
常に考える癖をつけることをおすすめします。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. シェアハウスの規制により不動産投資はどう変化するのか?
  2. 弾けないバブルはありません。バブルとどう向き合っていくかが問題です。
  3. 英語、自分も勉強します。
  4. はじめの一歩を踏み込むために。
  5. 桜の季節は変化が多いですね。
  6. 6通郵便物を作るだけで大忙し
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る