低迷するインフレ率。今は不動産を買い控える時期なのか。

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報道ではインフレ率が0%台となりそうだ、との話で。

日銀がこれ程の金融緩和を続けていても上がらない物価に、一体
日本経済はどうなっているのだと疑問を持たれる方は少なくない
のではと思います。

そして、今後はどうなるのだ、と。

 

個人的な考えとして、政府や日銀の発言内容から「目指す方向性」
についてはそう大きく間違っている部分はないだろうと感じます。

が、残念な事に政策がちぐはぐになってしまっていたり、根本的
な解決よりもまず数字を合わせようとする行動が、なかなか結果
が出ない理由ではなかろうかと思われます。

 

そこが、政治の難しさですね。正しい事をしようとしてもそれは
問題があるとの意見を民間より出され、国民の支持が得られない
ような状況に置かれてしまっては、いずれ政権がもたなくなる。

政治の継続性が維持できなければ、どのような政策を実行しよう
とも無意味です。政治家が支持率を見ながらしか仕事ができない
のはやむを得ない。

支持率や国会内の論争を切り抜けるために、経済に関して言えば
積極的財政出動と財政再建という背反した目標を同時に掲げて、
両方を国民から反発が出ない程度に達成しなければならない。

それ故、ちぐはぐな政策を展開しつつ何とか数字を合わせよう、
との動きになってしまうのでしょう。

政府を擁護する訳ではありませんが、政治の世界には一般庶民が
想像もできないような深謀遠慮が渦巻いているのでしょう。

目標をクリアするのに年月が掛かってしまっても致し方ない。

僕は、現状満足いく状況ではないものの、もう少し現政権の動向
を見守りたいと感じています。少なくとも現存する他の野党には
とてもではないが任せられない。

 

株価も円高ドル安の影響で低調で、早く良い時代がこないものか
と待ち焦がれてしまいますが。

このまま10年も経過すれば、また状況は変わっているでしょう。
その間は必死に上を目指して努力をしようと思います。

インフレがありそうならば不動産は悪くないように思いませんか?

上昇トレンド時の参入に要る勇気

日銀の期待通りインフレが進まないというのは、私たちにとって
決して悪い事ばかりではありません。

長期的にまたデフレへと戻ってしまうのはちょっと嫌ですけれど、
数年程度うまくいかないのは気になりません。

というのも、私たちは何かに『投資』をしなければならないから
に他ならない。

 

昨年、日経平均株価が2万円を超えていた時に、上がりすぎでもう
とてもではないが買えない、もっと早く買っておけばよかった、
と思いませんでしたでしょうか。

そしてその「もっと早く」とは、底値であった時を思い浮かべて
しまってはいませんでしたでしょうか。

 

結局、上昇トレンドが始まってもそれが「上昇トレンドである」
との確信なんて持てないんです。

最高値で買ってしまったらどうしようとの不安と、もう一度だけ
戻ってくれないだろうかとの期待で動けず、チャンスを逃す。

「買えない人」の典型パターンです。

 

不動産でも同じです。5年前、今よりもずっと良い条件で投資用
不動産が多数市場に出ていました。

あの時買えていれば今では決して得られない好条件の物件を取得
できたはずなのに、とは誰しも思う話でしょう。

5年もの期間があったのに何故買えなかったか?

 

上昇トレンドの中でリスクを負って投資をするというのは、大変
な困難が伴うもの。

買えないのは、感覚がまだ普通である証拠ですから、悲観する事
はありません。

 

そしてそんな「買えない人」にとって、今のようにどちらにいく
のか明確ではない状況は最大のチャンスです。

アベノミクスのスタート前、これ以上下がりはしないが上昇する
空気も全くありませんでした。

今のインフレ率は、そんな感じになっています。

 

「あの時買っておけばよかった」

上か下か分からない。このタイミングは、購入に踏み切りやすい
「あの時」であり、チャンスであることを明確に意識すべきです。

 

金融・経済政策を勘案する

もちろん、予測とは間逆に進んでしまうリスクがあります。

こんな感覚的な話で成功できるのなら、誰も貧困で苦労したりは
しません。

 

ただ、これは以前から言っている事なのですが、現政権は必死に
デフレを脱却しようとの目標を立て、日銀と強調して物価を上昇
させようとの方向性を強化しており。

目論見通りインフレに向かうかは分かりませんが、20年以上の間
続いたデフレ時代には戻らない公算が高い。

上か下か横かは分からなくても、上に賭けるというのは分の良い
賭けなんですね。

 

心配するとしたら、過大なインフレでしょう。

時々アメリカの最低賃金が1500円だ、日本の倍だと騒がれますが、
その分だけ物価も大幅に上昇していて。

ドルの価値はそれだけ下がっている訳です。リーマンショック後
の対応のために金融緩和をし続けていたためです。

 

過大なインフレが起きたとして価値のある不動産を所有している
とすればどうでしょうか?

現金で持っていたらインフレ分だけ損をしますが、不動産ならば
得しかありません。

不動産投資家にとって、インフレは大して怖くないです。むしろ
インフレに対するリスクヘッジになっています。

 

「しっかりと価値の続く不動産」を取得できるとの前提であれば。

現在は不動産投資をスタートするのに悪い時期ではない、と僕は
感じています。

僕と株式会社PULLUPの緒方さんとの関係のように、うまが合い、
良い関係が続けられる方との出会いがあれば、スタートは決して
難しくはありません。

 

それでも不安が残るようであれば、僕の方に一度ご連絡下さい。

悩み事のご相談から緒方さんへのご紹介まで、可能な限り対応を
させて頂きますので。

 

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