医療経済が厳しさを増している今、現場の医師はお金と向き合う定めにある【2】

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続きです。前回は以下より。
医療経済が厳しさを増している今、現場の医師はお金と向き合う定めにある【1】

 

医師に限らず、医療や介護の業界で働いていると金銭的に非常に
難儀をさせられるケースは少なくありません。

代表的なのは介護業界でしょうか。全てにおいて収入が低すぎる
とまでは言いませんが、歳を重ねても賃金はそう良くはならず。
単純に労働者としての立場だけでは経済的にはかなり厳しい。

介護だけではなく、リハビリを担う理学療法士、作業療法士など
も同じです。とにかく給与が上がりません。ベースアップなんて
僕は聞いたことがない。

 

それはとにもかくにも、日本の保険診療及び介護は単価がすべて
決められていて、人件費に充てられる金額は動かせないのが理由
ではあるのですが。

お陰で、驚くほど仕事を頑張ってくれていて、高い技術を持って
いる人であっても、びっくりするくらい給与が安かったりする。

医療業界しか知らないと昇給がないのが当たり前のような感覚に
なってしまうのかもしれませんけれども……。

まあ、この医療経済に関しては色々と言いたい意見もあるのです
が、ちょっと脱線してしまいますので置いておくとして。

少なくとも医療予算が国が設定しており、本当に医療費の高騰が
問題であるかどうかはともかくそれが社会問題であると取り上げ
られている以上、そのパイが急拡大することはありません。

また医療の根本を考えれば低価格で優れた医療を提供できるのは
とても素晴らしい話で。今以上に医療でお金を稼ごうなどという
考えは医療者にはあるまじき思考です。

 

そういったジレンマから、医療以外よりお金を得る方法はないか
と探し始めるようになった人は大変多いように感じます。

綺麗な水を維持する為に犠牲になる存在もあるのが世の常。

同様の悩みは本当に多い

前回書いたように、医師の場合は単純にアルバイトを入れる事で
かなり収入を底上げができます。

ですので最初のうちはそれで満足ができるのですが。

年齢を重ねるうちに割の悪さを感じ始め、また昨今の医療費抑制
のためかバイトの条件も悪くなる一方で。

時間と体力、精神力を削ってのアルバイトに、徐々に疑問を持ち
始めます。

 

またアルバイトで得た臨時収入はどうも無駄遣いを誘発するよう
であり、無駄遣いをしやすかったり。

収入の総額が分かりにくく、税金などでどの程度の金額を納めて
いるのかがよく知らなかったり。

要するに貯金をコツコツと貯めるとの行為をしにくい環境でして。
収入の割にはお金がない医師はものすごく多い印象です。多分に
漏れず、僕も不動産投資を始める以前はそんな感じでした。

 

金銭感覚が緩いんでしょうね。贅沢を贅沢と思っていないのかも
しれません。

僕が医師である関係で、かなり医師の方からご連絡を頂く回数も
多いのですが、本当に皆さん同じ境遇です。まるで数年前の自分
を見ているようで、放っておけません(笑)。

 

医療者が医療以外からの収入を得るのはとても良い事ではないか
と個人的には思います。

批判的な目を向ける方も決して少なくありません。そんな時間が
あれば勉強や研究に情熱を向けろというのでしょうが、休みなく
自己研鑽ばかりするのはあまりにも非効率的。

自分の時間を投資などに向け、お金の不満、不安を医療以外から
解消しておくのは、医療で必要以上に儲けようなどという考え方
より遥かに倫理的です。

 

また医療業界以外と触れ合うことで、世間的な感覚を身に着ける
役にも立ちます。金銭感覚も磨かれます。

金融や経済についての知識が高まると、医療業界の、医療経済の
歪さがはっきりと見えてきますし、歪な業界でいかに行動をする
のが医療のために、病院のためになるかが理解できます。

医療以外でお金を稼ぐのは医師としてのステージアップに役立つ
大変有意義な行為であると僕は確信をしています。

 

本業を大事にする為の副収入源

短時間でできるものの代表は、やはり株式投資でしょう。FXでも
構いませんが。

しかし自分の経験からは、あまりお勧めしたくありません。

なかなか割り切って投資として向き合うのは難しかったりします
し、相場は医師として働いている最中に動いており、仕事に身が
入らなくなったりします。

FXの場合は夜間もずっと動いており、休む時間すら削られます。
指標がある日など解消できなかったポジションを抱えてしまうと
眠れなくなる。

健康を維持し、医師としてのパフォーマンスを最大限に発揮する
妨げになるようでは、本末転倒でしかない。

 

その点、不動産投資は素晴らしいです。

管理会社さえ挟めば、問題が発生しても日中に手を煩わされる事
はほとんどありません。あっても電話一本で済む話ですし、電話
がどうしても取れない環境でも何とかしてくれるもの。

事業ですから日ごろ感じている不満にもマッチします。ビジネス
を学ぶにも最適な環境でしょう。

 

また、とにかく医師とは相性が良いです。医師という、その安定
した属性から、金融機関から融資を非常に引き出しやすい。

医師である時点で、不動産投資においては一歩先んじている、と
言っても過言ではないと思われます。その他の一般サラリーマン
の方々には申し訳ありませんが、これは事実です。

もっとも、スタートしやすいというだけで、成功しやすいという
意味では全くありませんけれども。ビジネスの常識との意味では
大きく出遅れている事は忘れてはなりません。

忘れてはなりませんが、この属性を、住宅ローンや自動車ローン
にしか使わないなんて、とてももったいない話。

 

近いうちに開業したいとの考えを持たれているならちょっと慎重
になる必要があるかもしれません。受けられる融資額には限界が
あります。

ですがそうでないならば、時間的にも、金銭的にも、環境的にも
医師にとてもマッチしているのが不動産投資です。

その相性の良さを狙って、おかしなセールスをしてくる輩も後を
絶ちませんが……。

 

あくまで一つの選択肢に過ぎないものの。

現状に疑問を感じ始めてしまったら、一考には値します。決して
平坦な道とは言いません。けれども、世間で思われている程には
問題ばかりでもない。

自分が医師である為に。不動産投資には役に立てる部分が大いに
あるのは、僕自身の存在が証明です。

ご自身の為、よくよく、お悩み下さい。

 

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