現物投資であれば高利回りを求めてリスクを取るのも一つの手

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いつも応援ありがとうございます。



 

普段書いていることと若干矛盾を感じるかもしれないです。

基本的に僕は海外不動産に対して投資をしたいとは、全くと言って
いいほどに思いません……が、それはあくまで「融資を受けてまで」
したいとは思わない、という話。

所有している余剰資金の範疇で行うのであれば話は別。レバレッジ
を掛けることはできませんが、安定して高利回りが得られそうな話
であれば、お金を投じてみてもいいかな、と思います。

 

感覚的には株式への現物投資と同じです。

株もFXも、無理な信用取引をすることが失敗へと通じる。信用取引
が悪だとは言いませんが、損をしないことこそが金融取引の必勝法
であることを考えると積極的に推奨したくはありません。

僕は現在、株式投資を行っていませんが、もし投資をするのならば
現物投資に限定することとなると思います。

信用取引をするとすれば、本当にここぞという時に短期的に利用を
するのみ、でしょうね。いえ、全く利用しないかもしれない。

 

日本国内の不動産投資は、日本に住んでいる限りはさほどリスクが
高い投資ではありません。

特に土地つきで利用価値のある建物を用いて事業をしていくんだ、
との気持ちで適切な行動を取れば、よほど入り口を間違えなければ
破産するほどの事態にはなり難い。

損失を出す可能性は常にありますが、投資である以上致し方ない。

 

対して海外不動産は、為替というフィルターが存在します。うまく
立ち回れば大儲けすることができますが、逆をいけば大損する。

外貨を稼ごうとするならば、この為替という要素を無視することは
絶対に不可能です。

しかもこの為替、ご存知の通りかなり不安定。例えば再び民主党に
政権交代するようなことがあれば、金融政策は変更され円の価値は
急騰、また大きな損失を出す会社が続出することでしょう。

 

為替という不安定な要素があるにもかかわらず融資を受けるのは、
僕にはリスクが高すぎるようにしか思えない。

自分では制御しようのない為替を間に挟んで、安定して融資返済を
行う自信は持てません。

 

株式やFXの信用取引のように、短期、超短期だけ利用できるならば
ともかく、不動産に対して受ける融資はそうはいかない。

融資返済が困難になったら、証拠金が不足してロスカットされる、
程度では済みません。

海外不動産投資をする際に為替のヘッジもできず融資を受けるのは、
僕にはとても無謀であるように感じます。

リゾート地への投資で高利回り、は一つの夢です。

 

余剰資金による現物投資ならリスクを取れる

現物投資であれば、為替の変動により返済が困難になるような事態
は考えられません。

そもそも融資を受けないのですから返済に困るはずがない。たとえ
投資が失敗に終わっても、損切りして清算するのみです。

企業が倒産しても、現物取引のみの株主は投資資金を失うだけで、
追証の支払いを迫られることがないのと同様。

 

もちろん投資資金を失うのは大きな痛手ですが、余剰資金を使った
だけであれば最悪の状況である「破産」は免れます。

であれば、利益が出る投資となると判断されるなら資金を投じるの
は決して悪いことではないでしょう。

あくまで「余剰資金」の中であれば。

 

僕はこれまでは他へ投資できるほどの余剰資金がありませんでした
ので現物投資も含めて海外不動産投資をする気持ちが生まれること
はありませんでしたが。

徐々に資金が手厚くなってきた今、現在の経営状態がより良い方向
へ向かっていけば、貯蓄として眠る資金が出てきますので。

株などの余剰資金の投資先を探す上で、選択肢の一つとして検討を
することとなると思います。

 

不動産投資を数年続けて、そちらの方の信頼できる知人がいるため
株式などよりも確信を持てる投資ができそうであるのも理由の一つ
ではありますけどね。

ともかく、余剰資金による現物投資であれば、海外不動産だろうと
ベンチャー企業だろうと、可能性を排除する必要は無いと思います。

 

現物投資では利回りの高さを求めるべき

そう思う理由も、利回りの高さに起因します。

日本の収益不動産を現金購入しても、近年はさほど高利回りが期待
できないのが現実。

例えば利回りが10%程度であれば、投資金額の回収に10年以上必要。
相当に割りの良い投資ではありますが、現物投資だとすると多額の
現金が長期間に渡り縛られてしまうことになります。

 

これが利回り15%程度となれば、単純計算で7年弱で取り戻すことが
できることになります。様々な費用や税金でもっと時間かかるとは
思いますがそれは前述の例でも同じこと。

余剰資金による現物投資は、多少のリスクを許容できる懐の深さが
あります。であれば、低い利回りの安全資産に手を出すよりも高い
利回りを期待してリスク資産に投資するのはある意味合理的。

高い利回りを求めて、直感に頼った投資をしてみるのも悪くはない
と思います。

海外不動産がこのような魅力を持っていることは間違いありません。

 

とはいえ、せっかく海外に投資をするのであれば単に利回りが高い
から投資をするよりも、自分が本当に好きで応援したいから、発展
して欲しいから投資をする方が良いと思われます。

その辺、国内不動産投資と何ら変わりません。

 

真に誠実な気持ちこそが直感を鋭くし、投資の成功に繋がります。

海外不動産投資であっても、自分が本当に好きで、お金を失うこと
になっても後悔しないと、そう思えるところに投資をして下さい。

 

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  1. お金があるならば海外に目を向けるのもいいのですが。
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