住宅ローン金利引き上げによりファミリー世帯向け投資が受ける影響

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やって参りました。

「退去のお知らせ」

他の方の大家さんブログを読んでいると、
よく電話で悪いお知らせが、と書いてありますが、
僕のところはメールできます。

定例報告なんかと一緒に連絡をくれるので、
ドキッとすることがない反面、退去を知るのも遅れます。

 

とはいっても、退去連絡と同時にクリーニング、次の募集を
自動的に組んでくれるので、退去についての連絡が少し遅くても
何の不便もありません。

問題がありそうな場合はちゃんと電話連絡を下さいますし。

僕としては診療中に電話がかかってきても受けれませんし、
掛け直したりする手間や繋がらなかったりするロスも考えると、
メールの方が時間的にも精神的にも健全でありがたいです。

 

早く知ったからといって退去を引きとめられるなんてこともなく。

あとで読み返したり確認できる、メールによるやり取りは
不動産投資を冷静に進める上で重要な役割があると思っています。

去るもの追わず。次の入居者探しへ。

今回の退去の理由は。

しかし、今回は2件の退去連絡ですから、ちょっと不安が過ぎります。

まだ新米不動産投資家である僕は手持ちの戸数が少なく、
2戸の空きというのは痛いもの。

退去理由は「転勤」と「自宅購入」です。

転勤は住宅の賃貸業をやっていれば必ず出会う退去理由ですし、
自宅購入はファミリー世帯向けの物件を抱えていれば、
これまた避けられない退去理由。

 

どちらも致し方ないですが、共に短期での退去なのが、
短期的な金銭面でちょっと痛手でした。

まあでも、不動産投資においては短期的なお金で一喜一憂しても
まるで意味はありません。

閑散期で厳しいですが、昨年もそんな環境で入居を決めてくれましたので
くよくよせずに協力できることは協力し、期待しましょう。
次の1棟のためにも、お互い今を安定させる必要がありますから。

いずれにせよゴールデンウィーク中に決まることはありません。
5月6日までは忘れてゆったりと子供と遊ぶことにしましょう。

 

住宅ローン金利上昇により自宅購入者は?

自宅購入といえば、長期金利が小幅に上昇したことを受けて、
大手都銀が住宅ローン金利を引き上げましたね。

いつも思いますが、大手は何で横並びの金利上昇になるんでしょうか。
時期も、金利の上昇幅も。談合の匂いを感じなくもないですが……。
もっと自分たちの色を出して、競争して欲しいですね。

金融機関の安全性を考えると、あまり競争になりすぎるのも
問題なんでしょうけれども。

 

この住宅ローン金利の上昇、0.05%と小さなものではありますが、
現時点で住宅ローンを抱えている人はもちろんですが、
自宅購入を考えている人には大きな心理的影響を与えそうです。

消費税増税が来年に控えていることも合間って、
自宅を購入するなら今年度中に買わないと、
という急迫感が市場全体に現れることは間違いなく。

更に実需向け住宅業界は、金融機関と手に手を取って、
今年中の購入を煽りに煽ってくることでしょう。

ほんの僅かな変化ですが、大波に変わる可能性を秘めています。

 

あくまで可能性ですが、もし更に長期金利が上昇し、
住宅ローン金利が再度引き上げられるようであれば、
今年の年末から来年初頭まで、住宅購入ブームがくるかもしれません。

固定金利で少しでも超低金利時代の恩恵を預かろう、
消費税が増税される前にお得に自宅を購入しよう、と。

こういった作られた急迫感で大きな決断をしてしまうと
多くは将来的に損をするので、自宅に強いこだわりがない限り
個人的にはおすすめしませんが。

 

ファミリー世帯向け投資は危険か?

自宅購入ブームがくると、僕のようなファミリー向けの
賃貸住宅投資家は苦境に立たされます。

自宅購入による退去の増加、入居者の減少です。

日本人は元々持ち家嗜好が強いので、景気が良くなれば
自宅購入が増えるのは致し方ないこと。
ファミリー世帯向け投資からは切って切り離せないリスクです。

 

ではこれからは単身向け不動産へ投資をすべきかというと、
僕はそうは思いません。

自宅購入ブームが起こったとしても、確実に限定的です。
消費税が増税された時点で、何の対策もされなければ
実需向け住宅市場は再度需要の大幅減となります。

消費税が導入され、引き上げられるごとに繰り返してきたこと。
今回だけ例外である理由はどこにもありません。

 

一時的には苦しくなるかもしれませんが、
ファミリー向け賃貸住宅市場は必ず盛り返します。

単身向け不動産が落ち目となるとは全く言いません。
ただ、僕はファミリー世帯向け投資にはまだまだ魅力を感じますから、
現状の姿勢を維持したまま投資拡大していこうと思います。

 

今は先のことより、現状の空室を埋めることが優先ですけどね。
しばらく経営が厳しそうですが、自分を信じて前向きに歩いてみましょう。

 

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