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流行というものはループするものであると聞いたことはありませんか?
ファッションであっても、音楽であっても、政治であっても、宗教であっても、
ビジネスであっても。どんなものでも流行があり、ループしているそうです。
僕は流行りに乗ること自体が嫌いなので、新しい流行を嗅ぎ分けたりするのは
苦手です。本来は流行を先読みすることがビジネスで成功をする鍵ですので、
事業をする以上は身につけなければいけない能力なのですが。
でも、苦手なものは苦手なんですから仕方がない。僕には大当たりをするような
新規ビジネスを立ち上げる能力に欠けているのは認めざるを得ません。
ただしそういう自覚がある分、廃りを見極める眼力は多少あると思っています。
大きな流行が一時的な流行で終わるか、それとも定番のものとして長く定着を
するかの判断がある程度できるので、危ない橋を避けて通ることには程々に
できているのではないかなと。
不動産投資でも流行はループしているように見えます。あくまでも昔の話は
聞きかじりからの推測でしかありませんので正確な話は致しかねますが。
ですが、今の不動産投資の流行を見るとそろそろ何が残って何が廃れるのかを
判別しておかなければいけないのかな、と感じます。
近年の不動産投資における3つの流行
不動産投資における最近の流行というと、いくつかありますね。
一つはご存知、太陽光発電。これは政府主導で行っているものですので流行と
いうよりは公共事業のようなものですが。
政府のさじ加減一つですが、エネルギー政策も関わってきますしよほど何か
環境に悪い影響があったり問題がない限り、今後も定着して続いていくのでは
ないかなと思います。
僕は今のところ参入していません。太陽光発電に対する金融機関の評価が固まり、
品質が大幅改善され、それでも需要が絶えないようであれば、余裕があったら
遊びで手を出すこともあるかもしれません、程度です。
多分、触ることはないでしょう。
二つ目、築古戸建投資。有り余る物件と価格帯の低さによる手の出し易さ、
そして利回りの高さが魅力です。
良質なノウハウ教材が販売されてもいたりして、誰にでも挑戦しやすくリスクも
低いために目立ってはいませんが流行しています。
最近は人気の高さからか築古戸建物件も価格上昇圧力が働いており、一部で徐々に
利回りが下がり始めてしまう可能性も否定できません。
手間が掛かる割りに利回りが低いとなると戸建投資の旨みは半減しますので、
今後は徐々に流行は収束するのではないかと思われます。
が、参入しやすさなどから廃れることはないでしょう。
三つ目、地方RCマンション投資。僕としては今後数年のうち、最も廃れる可能性が
高いのがこれであると思っています。
別に現時点で投資をしてはいけないのではありません。むしろ、今のうちに割りの
良い地方RCマンションを取得しておくことで将来的に大きなアドバンテージを得る
ことができるだろうと考えています。
しかし、それには「地域、土地の選別」を極めて慎重に行う必要があります。
さて、なぜ地方RCマンション投資が廃れる可能性があると考えているか。
消極的理由で地方が選ばれている
以前から地方RCマンション投資を進めておられた方は先見の明がありました。
地方で高い利回りのRCマンションを高稼働させることで、大きな利益を得ています。
不動産価格は底にあり、都市部でもそれなりの利回りの収益不動産を購入できるにも
関わらず、敢えてリスクをとって地方RCマンションに投資をしたんです。
僕には欠けている先の流行を見抜く眼力は尊敬に値します。
最近地方RCマンションが流行しているのは理由がやや異なります。どちらかというと
消去法的な選択。都市部のRCマンションの利回りがあまりにも低下してきてしまった
ために、満足のいく利回りを求めるならば地方を選ばざるを得なかっただけです。
低金利で資金調達を行える人のみが都市部への投資を継続し、資金調達が高コスト
となってしまう人々は地方に流れる。こんな住み分けがされています。
今はまだ地方の有力な地域に物件があるからいいのですが、それも利回りがどんどん
低下をしていっている。新規参入が遅れれば遅れるほど運任せになるか、より地方へ
と開拓するしか無くなってくる。
地方の人口が下がり続けていることを知らない人はいないでしょう。完全過疎化が
どのあたりに限界点がくるかで、成否が分かれてしまうことは明らか。
そして一度破綻が始まると、金融機関も警戒を強め地方RCマンションへの融資を
大きく縮小してきます。そうなったら、流行の終了です。
最後の最後で地方RCマンションを掴んでしまった場合、借り換えもできずに長く
苦しい戦いを強いられることになるかもしれません。
今年はまだともかく、来年以降に地方RCマンションを取得する時は今まで以上に
慎重な選択をする必要があります。
少なくとも、全く訪れたことのない、縁もゆかりもない地域は選びにくいですね。
今後の流行は?
そのあとに何が流行しそうかは、僕には分かりません。
過去を遡るとヒントが見つかりそうではありますが、今はそこまでやる気力が
湧いてきませんので……苦手な内容ですし。
また3棟目の収益不動産を購入する地盤ができたら真剣に考えることとします。
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