根拠のないこだわりや理由のないイメージとどのように向き合っていくか【1】

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いつも応援ありがとうございます。



 

日常的に何となくこだわっていること、ありませんか?
また、特に理由はないけれど強く感じているイメージはありませんか?

 

僕はたくさんあります。例えば、電子ブック。僕はあまり好きになれない
ので一切購入しません。

僕は漫画を読むのが大好きなので、電子ブックを利用するようになれば
とても便利になるのは理解できます。価格面でも優位ですし、本来なら
利用しない手はない。

コミックスは場所も取りますし、部屋が散らかるもとになりますし、埃も
溜まるしで、そういった面でも電子ブックは非常に便利。

スマートフォンやタブレットとの相性は抜群ですよね。

僕の生活様式や趣味にとてもマッチしています。

にも関わらず、僕は電子ブックを利用する気になれません。利用したこと
がないので、食わず嫌いならぬ使わず嫌いな状態です。

何故か。

 

深い理由がある訳ではないんです。ただ何となく「目に悪そう」だとか、
「味気ない」だとか、「暇があったら読む生活になりそう」といった、
大して根拠の無いイメージに過ぎません。

今でこそ『企業がサービスを終了して読む権利が失われてしまう』という
大きな問題が起こっていますが、しれが顕在化する以前から電子ブックを
敢えて避けていました。

おそらく、いくらメリットを強調されてもこのイメージを捨てることなく、
電子ブックをメインに利用することは無いと思われます。

 

合理性が第一の僕ですが、こんな一面もあったりします(笑)。

なんとなく危ないもののようなイメージを持っていませんか?

理由のないこだわりの持つ力

ですが、意外とこの「明確な根拠の無いこだわり・イメージ」はビジネスを
する上で大事なものではないかなと思っています。

例えば日本で一番多くこのイメージの払拭に苦労している業界はと言えば、
クレジットカード業界でしょう。

 

個人的な意見を言えば、クレジットカードにはデメリットは一切ありません。
利用者にとって。

大局的な見方をすると、クレジットカードのせいでモノの価格が割高になって
しまっている面はありますが、これだけ広まってしまってからそれを言い出し
ても意味はありませんからそこは無視します。

 

クレジットカードを使う人と使わない人が混在する中でクレジットカードを
利用しないことは自ら損をしにいっているのと同じこと。

何故なら、前述したようにクレジットカードが広まったことでモノの価格は
(カード会社の手数料分)高くなっており、それは現金払いだから値引きが
されるようなものではないからです。

手数料の内訳は大雑把にはカード会社の売り上げと利用者への還元分。店側は
その分の売り上げを補填するために、全体的に価格を割り増しにしています。

 

クレジットカード利用者はポイント還元やその他付帯サービスにより利益を
享受していますから割り増し分は還元されている。

つまり、現金払いの人がクレジットカード利用者へ還元される分を支えている
のと同じことです。

手数料を割り増ししてカード利用者に請求することは法で禁じられていますから
クレジットカードは国に公認された存在とも言える。

 

このような状況であるにも関わらず、日本のクレジットカード利用率はまだまだ
低いのが現状です。

「カードを使うと破滅する」とか「危なそう」と、明確な根拠のないイメージが
強く根付いていますし、現金主義にこだわる人は少なくない。

 

クレジットカード業界各社は、こんなイメージのある中で顧客を獲得しようと
躍起になっています。

付帯サービスを強化し、ポイント還元率を上げ、入会の際のキャッシュバックを
大きくするなど、イメージを吹き飛ばすようなメリットを前面に打ち出している
カード会社は数多い。

マイナスイメージをプラスイメージで上書きしてしまおうという戦略です。

 

根拠の薄い負のイメージを払拭しようとしない理由

どこかしらに違和感を感じませんか?

 

マイナスイメージがついているのならば、それを払拭するのが先決のはず。

クレジットカードは安全である、使い方を誤らなければ破産することなどない。
そのようなイメージが一般的になればクレジットカードは日本でもっと普及を
することでしょう。

現に、一括払いで使う分にはマイナスはないし、限度額を調節すれば使いすぎる
こともない。リボ払いはお勧めできませんが、必要な人もいるでしょう。

不正使用に関しても厳密なルールが法整備されており、利用者に掛かるリスクは
極めて低い。僕も過去一度だけ不正使用されたことがありますが、カード会社が
すぐ連絡をくれて被害額はゼロでした。

それ以来、あらゆる支払いをカード払いしていますがトラブルはありません。

 

それほど現実には優れたものであるにも関わらず、いまだにクレジットカードに
対する負のイメージを抱えている人は多く、カード会社も是正をしようとしない。

これには何かしらの理由があるはずです。

僕は、根拠の無いこだわりや明確な理由の無いイメージがその原因だと考えて
います。

 

不動産賃貸業も人のこだわりが強く反映される面が強く、このことについて考え
を巡らせておくことは必要と感じますので、次回へ続く形としてしっかりとした
考えをまとめてさせて下さい。

 

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