作られた流行に流されず、心惹かれたものだけを深く追求しよう。

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何かが流行ると皆で押し寄せ、あっという間に飽きて忘れていつも
通りの生活に戻っていく。

日本で起こる「ブーム」はそのほとんどが一過性で、なんというか
勿体ないですね。踊らされるだけ踊らされて、無駄に時間とお金を
消費しておしまいになるのは。

最近では、「藤井聡太四段」から始まった将棋ブームでしょうか。
物凄い勢いで将棋盤が売れているようですが、果たしてそのうちの
どの程度が物置に仕舞われてしまうのか。

 

もちろん、その時楽しければそれはそれでいいんです。新しい事に
チャレンジするきっかけになっただけ一過性のブームも役に立って
いるというもの。

一時的にでもモノが売れるのは経済にも良い影響を与えますので、
決してブームに乗るのが悪いとは思いません。

ただ、可能ならばせっかく始めた事は長く続けて、文化の発展及び
長期的な経済活動の隆盛に役立って欲しいところ。何とかして日本
における「冷めやすさ」を解消できれば景気は良くなるでしょうね。

 

本当に根付くモノは、あまりメディアで話題になりません。理由は
よく分かりませんが、恐らくはマスメディアにとってあまりお金に
ならない為でしょう。

今、入荷するたびに行列の絶えないNintendo Switchがメディアで
取り上げられる機会はほとんどありません。広告しなくても売れる
現状、任天堂もメディアにお金を払う意味が無いのだと思います。

マスメディアで重要なのは、取り上げる事で自社の収入に繋がるか
どうか、です。マスメディア各社それぞれが営利企業である以上、
これは変わりません。

 

藤井聡太四段の話題の場合は、日本人に馴染みの深い将棋において
14歳の少年が大記録に挑戦している、との面白さが視聴率に繋がり
広告料アップが期待できるからこそ取り上げられます。

そこに元々イメージの良い将棋を、自分の子や孫にもやらせようと
する人々が多数生まれる間接的なブーム。

このタイプのブームは、少なからず流行が収まっても続ける人々が
発生しますから、個人的には「良いブーム」と定義づけています。
マスメディアとしても真っ当な商売になっていますしね。

 

では「悪いブーム」とは何なのか、というと。多くの人がお分かり
のように、マスメディアが無理やり作り出すブーム、です。

中には流行っているように見せかけて実は全く流行などしていない
なんてこともあります。

それをする事で何か利益があるのでしょうね、マスメディアには。
営利企業である以上は、仕方がないのかもしれません。行き過ぎを
感じるケース多く、故に僕はマスメディアを見なくなりました。

 

マスメディアでなくとも、小規模の情報媒体でも同じような流行の
捏造ともいうべきトラップを仕掛けてくる場合は少なくありません。

広告主がお金を出す以上、それを何とかして拡散させようと工夫を
凝らす人が現れるもの。

インターネット上にはそういった話に溢れています。中には真偽が
定かでないものも多く、最近では大手が運営する「まとめサイト」
が大量に閉鎖に追い込まれています。

口コミサイトも自作自演や悪評の削除、嫌がらせなど、多くの問題
が発生しています。

 

結局、情報とは自分で取捨選択するのが本来の姿であって、他人の
フィルターを通した意見はあまり参考になりません。

ブームに乗るのも悪くは無いと思うのですが、大切な時間とお金を
無駄にしない為にも何かを始める際には「続けられるかどうか」を
しっかり吟味した上、参入するのをお勧めします。

お金と時間が余っているとしたら、それはとても羨ましい話です。

ハンドスピナーの流行もよく分からないですね。

不動産投資ブームは?

数年前に起こった不動産投資ブームは、僕は「良いブーム」だった
と思っています。

不動産投資には「大家業」という下地がありましたし、メディアが
ブームを煽った雰囲気もありません。

かつての不動産バブル崩壊のイメージから、煽るような報道は一般
に受け入れられないとの判断があったのかもしれません。ブームは
静かに、インターネットを通じて広まりました。

 

不動産投資には大変なお金が動きますので、それを狙って一部企業
が煽りを行っていたのは確かです。まあそれはいつの時代も、何で
あっても同じ。

偽物のオリーブオイルが大量に出回っているのと同じです。そこで
被害を受けるのは、ただブームに乗っただけで深くは考えなかった
方々。残念ですが、ある意味で自業自得でもあり。

不動産投資にはリスクがあるなど常識なのですから、もう少し慎重
になれなかったかを反省して再起を図って頂きたいもの。

 

今は、繰り返し「不動産バブル崩壊」の煽りが流れた結果、不動産
投資のブームは過ぎ去ったように感じます。

が、それは決して冷め切ったのではなく、多くのサラリーマンの中
に『根付いた』といっても良さそうです。

買い煽りも売り煽りもすっかり鳴りを潜め、以前よりも市場健全化
が図られてきているのではないでしょうか。良いも悪いもネットの
力で広まった、と。

法整備も徐々に進んでいますしね。

 

定着をしたが為に市場変動は少なくなり、僕が予想していたよりも
利回りの上昇が抑えられているため、僕としては新規物件の購入の
チャンスが少なくなってしまったのですが。

流動性が高まり、市場が安定して伸びていくのは、既存投資家にも
リスク低下、キャピタルゲイン増加というメリットも与えてくれる、
歓迎すべき状況でしょう。

まだまだ日本経済がどうなるか先の見通しがつかないので、安心は
していられません。が、ブームを超えて定着をしたのは、将来的な
不安を払拭してくれるのは確かで。

是非、次なる「インフレを伴うブーム再燃」の好循環へと突入して
欲しいものですね。

 

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