自身に対する自信の無さが「挑戦しないリスク」を生む

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

はっきり言って、日本はビジネスで成功をしやすい国であると僕は
確信をしています。

もし、そうでないと感じるとしたら、「成功のしやすさ」と「失敗
した時のリスクの高さ」を混同しているのではないでしょうか。

この二つは全く違った事を言っています。

 

確かに、日本は失敗した際に再起を図るのが他の国よりも困難かも
しれません。もっとも、外国の実態は知りませんので、本当に日本
は失敗時のリスクが他所に比べ高いのかは分かりませんけれども。

仮に「日本は失敗した時のリスクが高い国である」と仮定します。
しかしそれは「失敗した後」の話であって「成功のしやすさ」とは
時系列にズレがあります。

高いリスクを嫌ってビジネスに身を投じないのは勿論一つの正解。
人生に必要のないリスクを背負う事に意味はありません。不必要な
手術は避けるべきと考えるのと同様に当然の話です。

 

けれども、失敗した際の事を恐れていては何も変わらないのもまた
事実。現在に限界を感じていて、挑戦をしなければいけないのに、
リスクが怖くて踏み込めないのは、時に不幸を呼び込みます。

急に歩けなくなってしまった、手術を受けなければまともに歩く事
が叶わない身になってしまった際、最悪の事態を想定して歩く権利
を放棄するかどうか、という話。

人によって答えは様々。何を選んでも、自分で答えを出したのなら
正解です。歩くのを諦めて車椅子生活をするのも、納得しているの
であれば意外と快適なものですし。

それを否定するのはどうしようもなく車椅子生活となってしまった
方々への侮蔑でしかありません。

 

ただし権利を放棄する場合それがどのような結末を招くか、という
部分もしっかりと理解しておかなければならないでしょう。

歩くのを諦めたが故に寿命を縮めてしまう可能性があるとか、痛み
が強く残ってしまうかもしれないとか、床擦れで一生悩み続ける事
となる、とか。

権利を放棄するにもリスクがあるならば、挑戦をするリスクと比較
しておくのが自然です。

 

その上で更に成功率を加味して評価をするのが一般的ではなか、と
思います。

多くの人が危険な手術に挑むようになったのは、その成功率が格段
に高くなったからです。

日本におけるビジネスの成功率も、もっと評価されるべきでしょう。
チャレンジをしなければ望むような生活には一生涯なれないのでは
ないか、との不安が強ければ、一考の価値がある程に難易度は低い。

その代わり、本当に本気を出さなければいけませんけれどね

真剣にやらねば成功しないのはトレーニングやダイエットと同じ。

悪い噂の先行する世界

日本で起業をしたい人が減っているのは、つまるところ日本社会は
無理に起業をしなくとも満足のいく生活を大多数が送れる程度には
成熟したのも一つの理由と思います。

無理してリスクを取る必要などない、と感じている人が多いのは、
とても幸せな国である証拠でしょう。

 

それは既に「起業」レベルではなく「労働」レベルですら起こって
きています。米ギャラップの調査によると、日本には熱意の溢れる
社員は6%しかいないとか。

昨今の国内労働市場では就業時間や休みなど、プライベートの時間
がどれ程取れるか、が最重要項目として挙げられるようになるほど。

プライベートを放棄して会社に奉公すべきなんて全く思いませんが、
確かに本当に熱意があるのなら会社選びで重要視するのはそこでは
ないように感じます。

 

これは、逆に考えると熱意がある人間にとっては評価をされやすい
環境であると言えます。何しろライバルが少ない。能力が高くとも
やる気のない社員は評価されにくいものです。

同様に、ビジネスへのチャレンジも、日本ではライバルが少なくて
やり易い環境であるのは間違いありません。

世間では起業の成功率は極めて低いように噂が流れていますけれど、
個人的には「腰の手術をしたら歩けなくなった」との噂程度に眉唾
なものと思っています。

いい加減な気持ちで起業をする人も少なくないのも、そんな噂話が
広まる理由でもありそうですね。

 

まあなかなか根拠らしい根拠を示せませんが、大真面目にビジネス
に取り組んでいる人が失敗をした話を聞く機会が極めて少ないのは
確かで。

むしろ、僕の周りには頑張って成功をしている知人、友人が多く、
こういった感覚を持つに至っています。ちなみにその友人たちは、
ほぼ全員が起業よりずっと以前からの付き合いです。

 

今こそ真剣に取り組む時期

不動産投資だって全く同じ状況ですよね。

損した、失敗したと言っている人は、ろくに考えもせず進められる
がままに物件を購入している方々がほとんど。

真剣に向き合って明確な答えを出してチャレンジをした人の多くは
成功をしています。もし世間がいう程失敗した人だらけだったなら、
今頃不動産価格が上昇していたりはしないでしょう。

 

加えて、実際に失敗した際のリスクも世間で思われるほどではない
ですし、リスク面だけやたらとスポットライトが当たっているのに
僕は強く違和感を覚えます。

リスクというなら、挑戦をしないリスクも並べて考えるのが筋では
ないのか、と。

誰でも簡単に成功するなんて決して言いません。が、高いリスクが
あって失敗する可能性も高い、というのが間違った認識であるとは
声を大にして言っておきます。

不動産投資はそこまで怖いものではありません。本当に本気で努力
をする覚悟さえあれば、頑張っているうちに何とかなっているもの
です。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. クレジットカードとスマホでほぼ不便なし。
  2. 電気代も早く安くなってほしいものです。
  3. 生活保護受給者にとっては冬の時代が来るのでしょうか?
  4. 画像はうちの子ではありません。
  5. 責任は誰にある?
  6. 起業って案外、リスクを抑えて気楽に始められるものなんですよ。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る