融資に対する不安。不動産投資では杞憂である理由。

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不動産投資の不安シリーズ第一弾は、融資です。

なぜ融資を受けることに強い不安を覚えるのか。
そしてその解消法とは。

融資が不安になるなんて当たり前だろう、借金なんだぞ!
と思うかもしれませんが、当たり前と思っていることを疑うことに、
人間の進歩はあるんです。

人間は多くの「当たり前」を覆してきました。

人間は空を飛べない。
腹を切られたら死ぬ。
目の前の人としか会話できない。
身体の部品交換はできない。

挙げようと思えばいくらでもあります。
いずれも条件付きではありますが、文明の力により打破をしてきました。

それに比べたら、融資に不安を感じなくてよい、なんてこと、
簡単に実現できそうな気がしませんか?

銀行からお金を借りるのは不安?

なぜ融資不安を覚えるのか

では、なぜ融資を受けるというと、不安を覚えるのでしょうか。

 

一つは単純な理由ですね。
融資、即ち借金は悪だ、という社会的イメージが強く根付いているからです。

買い物依存症、ギャンブル依存症でサラ金から借りて自己破産、
その後もヤミ金から借金をして返済できず、ついには命で清算する羽目に。

親の借金で、連帯保証人なってしまって、株で大損して。
借金という言葉に良いイメージを持っている人は少ないでしょう。

 

もう一つは、自分には分不相応だ、と思うから。

自分がサラリーマンとして接してきた金額と、
あまりにかけ離れた数字であるため、気後れしてしまいます。
下手すると、サラリーマンとしての生涯年収に匹敵しますから。

その割に、なぜか住宅ローンは利用することができるんですよね。
使う金額は似たようなものなのに。

金利の優遇や住宅ローン減税という形で国が補助しているため、
何かあっても国が助けてくれるのかもという、
よく分からない安心感でも働いているんでしょうか。

もしくは単純に得するものは使わないと損だ、と思っているのか。
住宅ローンは多くの人が利用しているため、
右へ倣え、で安心している部分もあるのでしょうね。

 

融資に不安を抱くことが別におかしいとは思いません。
人間「得をしたい」より「損をしたくない」の方が強い感情です。

10人のうち1人だけ100万円当たるクジと、
10人全員が10万円当たるクジ、どちらを選ぶかといえば、
後者選ぶ人の方が多いです。

大きく稼げるかもしれない不動産投資のアパートローンより、
確実に得(をしている気分が味わえる)をする住宅ローンの方が
平穏な人生で、平和に払い終わる、と考えるのも仕方のないことです。

 

融資への不安はまったくの杞憂である

この融資に対する不安は、既に不動産投資を進めている人にしてみたら
なんて贅沢な悩みなんだと思います。

不動産投資家にとっては、金融機関に融資が通らないことが
非常に大きな悩みだからです。
融資が降りなかったが故に購入に至らず悔しい思いをするなんて日常茶飯事。

融資を受けることへの不安なんて、微塵も感じていません。
何故か。

 

数字に慣れてしまっている、というのもあるでしょう。

ちょっと経験を積めば、収益不動産のスペックを確認するだけで
どれくらいの自己資金が必要で、どれくらいの収益が出そうだ、
くらいはすぐに理解できます。

サラリーマン感覚ではとんでもない金額に感じても、
実際はそこまでの収益をもたらしてくれはしないことも。

 

それ以上に大きなポイントは、融資を負債だとは思っていないこと
もし負債がある、と思っているとしたら、債務超過を自覚している場合だけ。

一時的な債務超過でも、不動産の条件や今後の経営計画で
十分取り戻せる計算であれば、負担には感じません。

収益不動産には、それ自体に価値があります。
土地には公示地価、路線価などの価格が明示されていますし、
建物も建築様式や地区年数で「建物」としての資産価値があります。

積算評価、というものです。

 

また、収益物件だけあってお金を生み出してくれます。

もし税制上の資産価値がほとんどなかったとしても、
物件に誰かが住んでくれていてお金を稼いでくれているとしたら、
どうでしょう。毎月、収入が得られるなら、価値があると思いませんか?

収益評価、というものです。

 

融資額がこれら評価額よりも少なかったら、どうでしょうか。
融資を受けることに、不安を感じる必要はないと思いませんか?

ちゃんと計画的に不動産投資を進める人は、当然ですがこに評価額を
しっかりと認識した上で融資を受けています。
というより、評価が悪かったら金融機関が融資を出してくれません。

融資が受けられる時点で金融機関が独自に行っている評価試験を
クリアしているんですから、ある意味安心していいとも言えますね。
アパートローンの場合は個人の信用力も担保にしていますから、
安心しきってはいけませんが。

 

これらの理由から、ちゃんとやれば融資を受けることに
何の不安も感じる必要がないんです。

金融機関が融資を出してくれたということは、
私たちが信用されたということであり、むしろ自信を持っていい。

 

融資に対する不安を払拭する方法

ここまでで、対策法はだいたい察しがつくと思います。
融資を受けることへの不安をなくすには。

 

一つは数字に慣れてしまうこと。

収益不動産をたくさん評価してみるでもいい。
個人不動産投資家のブログをたくさん読むでもいい。
とにかく、不動産投資世界の数字になれること。

特に評価を繰り返す、というのはおすすめです。
だんだん現実的になって、このくらいの収入は欲しいな、とか、
これじゃ利回りが低すぎて修繕費が出ないじゃないか、
なんて考えるようになります。

何事も慣れが重要ですね。

 

もう一つは、しっかりとした評価法を身につけること。

債務超過が怖いなら積算評価を重視すればいいし、
長く融資を抱えていたくないなら収益評価を重視すればいい。
それらのバランスに気を使うでもいい。

収益不動産の評価さえ読み違えなければ、
1億円の融資なんて恐るるに足らず。

収益不動産を買えば買うほど儲かるんですから、
どんどん融資して欲しい、もっとお金を借りたいと思うようになりますよ。

 

資産価値を重視した不動産投資を心掛ける

少しは融資に対する不安が解消できたでしょうか。

不動産投資の大きな強みは、その資産価値にあります。

株やFXは、とても大きな波を打って資産価値が上下しますが、
不動産は災害や戦争といった余程の大事件が起きない限り
極端な価格の上下はありません。
特に2013年現在のような、デフレのどん底にいるならばなおのこと。

それに、積算評価が落ちてもお金を生み出す力が無くなったりしません。
全ては事業計画次第でどうとでもなります。

 

融資額が増えれば増えるほど、収益も資産も増えます。
融資額の大きさは、信用力の高さを表しています。

たくさん融資を受けて、たくさん稼ぎましょう!
融資を受けるというのは夢の現実化へ近道をするということなんですよ。

 

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