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不動産投資へ感じる不安シリーズ第3弾です。
今回は、仲介業者へ感じる不安について。
ここまではどちらも「お金」に対する不安でした。
直接的に自分に害為す可能性のあるものに対しての
不安ですから、解決法も直接的です。
直球の不安は、比較的解消しやすいもの。
例えば骨折をして膝が痛い。歩けなくなるんじゃないか。
という不安であれば、手術が終わって骨折が金属で固定され、
歩けるようになれば大きく不安は解消されます。
たとえ、もしかしたら骨がくっつかないで再手術が必要になるかも、
といわれても、現在歩けているのだからまあいいだろう、
と深く考えません。
問題が完全に解決してはいませんが、不安は小さくなるでしょう。
これが、癌(がん)だったらどうでしょう?
癌の恐ろしいところは、最初の病変から飛び出して
身体の全く別の部位に転移するところ。
しかもそれは極めて発見しにくいし、発見したところで
転移を既にしてしまっていたら完治は厳しいことが多い。
癌の手術が終わっても、早期の癌ですよ、という診断が
100%正しいとは言えない。実際、早期癌で手術したのに再発、
なんて事例はよくある話です。
元々大した症状がなかった早期癌に対して、
もしかしたら再手術が必要になるかも、なんてことに対する不安を
すっきりと解消するのは、きわめて難しい。
直接的に害は為していなくても、間接的な恐怖が心を縛ります。
この、間接的な不安というのは漠然としていて、
原因の完全な除去というのも難しく、払拭しにくいものです。
不動産仲介業者のイメージ
不動産投資で言えば、人付き合いがそこに含まれます。
特に、仲介業者に対しては強い不安を感じます。
残念なことに、不動産仲介業者という業種は一部の悪徳業者のせいで
悪い印象がどうしても根付いてしまっているからです。
試しに「マンション 勧誘」「マンション 投資」で調べてみると、
関連キーワード(検索結果の上下に出てくる検索補助機能)に、
「悪質」「悪徳」「迷惑」「被害」なんて単語がズラッと並びます。
僕も、何度も電話を受けたことがあります。
自宅だろうが携帯だろうが。職場の受付だろうがPHSだろうが、
果ては僕がいると誰も知らないはずの当直先だろうが。
どこにでも掛けてきますね。
果ては医師を騙ったり、実際の同僚の名を騙ったり、
僕の名前を騙られたこともあります。
救急外来で僕が目の前にいるのに同僚に僕から電話が掛かってきましたから。(笑)
詐欺をしようというのがバレバレ過ぎて、コメントのしようがありませんでした。
僕は当初から、知らない番号から電話が掛かってきたら
名乗らずに電話先の言葉を聞くことにしています。
不動産の勧誘はすぐに分かりますから、何も言わずに即切りです。
相手するだけ無駄ですからね。
最近は携帯であってもGoogleで電話番号を検索すると、
口コミで不動産勧誘業者であることが分かったりしますから、
不在着信で番号が残っていたらやってみてください。
ちょっと話が逸れましたが、検索結果などからも、
多くの人にとっては不動産投資仲介業者は少なくとも詐欺が混ざっている、
という共通認識が根付いていることが分かります。
詐欺を働こうとしていなくても、仲介業者の能力的な面で
不安を感じることもあるでしょう。
不動産業界は、会社単位でも担当者単位でもレベルの上下が激しいですから。
顧客に僕のような素人が多いというのも原因だと思います。
素人とプロの間ではちょっとしたことから大きな誤解が生まれやすいもの。
このあたり、同情というか医療業界も同じような悩みがありますね。
病院、医師というのも、ごくごく一部の犯罪や、
ちょっとした勘違いから起こったトラブルが、
業界全体が悪いような報道のされ方がされてしまいます。
この不動産仲介業者へ感じる不安。どうやって解消していったらいいでしょうか。
きりのきの仲介業者に求めたい4項目
仲介業者に感じる不安を、僕がここで緩和したり解消するのは、
実は不可能です。
こればっかりは、人と人との間の問題ですから、
外野が解決することはできません。
仲介業者に対する不安を解消すべきなのは、仲介業者自身です。
ビジネスなんですから、当たり前の話ですね。
では、比較的信頼できる仲介業者というのはどのような傾向があるか。
個人的な好みの問題もありますので、このあたりは絶対的なものではありませんが、
あくまで僕の好みで言うと。
まず、メールでの問い合わせに対して突然電話を掛けてくる業者は、大嫌いです。
一回だけならまだいいですが、繰り返し電話があったらアウト。
もう、完全無視します。
売り込みに必死の業者は危険だと思っています。
本当に優良な会社なら、売込みせずとも問い合わせが殺到しているはずですから。
私たちは素人ですからね。電話でいきなり話をされると、
反応に困ります。そして、正しく判断できない可能性があります。
積極的なセールスをしていかないとノルマが追いつかないのは分かりますが、
それを顧客に押し付けるのは少なくとも僕は気に食わないですね。
次に、電話やメールをしていても、担当がコロコロ替わる会社は怪しい。
担当が替わるのであれば、前任者は担当している顧客に対して
アナウンスをするのが当然ではないでしょうか?
これをしない業者が本気でいます。
妻が所有している例の買わされてしまった系ワンルーム、
当時セールスをした担当は何も言わずに会社を辞めていました。
しかも、申し送りも何もせずに。会社に問い合わせをしても、
新しい担当が決まってもおらず、資料すらどこにあるか分からない始末。
最悪ですね。
三つ目、顧客を素人扱いしてくるタイプは信用できません。
こういうタイプは、素人だから黙っていてもバレないだろうと、
重要な情報を隠蔽する可能性が高いです。
医療をやっているとどうしても情報を伝えるということに敏感になるせいか、
この辺りはかなり気になります。
常日ごろ、相手の知識量や理解量を観察して見極めながら、
どう説明していこうか頭を悩ませていますからね。
最初から相手を素人だと決め付けてくる担当者は、
観察力が低いか適応力が低いとしか思えません。
そんな人に自分の人生を預けるなんてごめんです。
最後に、メールの返信が遅い人。
しっかりした答えが返ってくるのが遅いのは構いませんが、
取り敢えず数日以内にメールを受け取りましたくらいの返事は欲しいです。
メールなんて、相手に届いたかどうかすら分からないんですから。
このあたり、社会常識かと思っていましたが意外とそうでもないんでしょうかね。
他にも細かいことを言い出したらキリがないですが、
いちゃもんつけたい訳じゃないんで、こんなところで。
あとは実際にあって、人となりをが自分に合っているかどうか、
直接判断するしかないと思います。
中にはあんまり好きじゃないけど仕事はできる、なんて人もいますからね。
人を判断するのは、実に難しい。
ただ、なるべくであれば合わない人とは仕事をしたくないところ。
変なところでストレスを溜めるのがいいこととは思えませんから。
自分自身も襟を正すことが信頼を生む
信頼できる仲介業者を見つけることは、不動産投資を進めていく上で
かなり重要なところです。
なるべく自分が信頼できる会社、担当者を見つけてください。
ただし。
それは自分が信頼に足る人物であることが前提です。
自分のことを棚にあげて、人に信頼してもらうなんて虫のいい話、ありません。
不動産投資家となる以上、プロとして相応しい知識、判断力、社交力を
身につけるのが重要であることは、言うまでもないことでしょう。
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