パートナーとの連携が地方投資成功のカギ

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僕は現在、静岡県の一地方で診療所の拡大を目指しているのです
が、地方で事業を興そうとした際に、非常に悩ましい問題となる
のが「パートナーの不在」です。

事業とは自分ひとりだけで成り立つものではありません。例えば
不動産投資なら管理会社、修繕業者、電気・ガス・水道それぞれ
の専門業者、その他諸々が関わってきます。

幸いなことにインフラ関連は公共事業のため、日本全国どこでも
何とかなりますし、一定の質を維持されますが、その他は簡単な
話ではありません。

 

今僕が悩んでいるのは、食の話。病院で提供する食事をどうする
か、というところで悩みを抱えています。

過疎地、とまではいきませんから、全国で展開をしている大手が
サービスを提供してはいるようです。近隣の介護施設でも利用を
しているところもあるようですから、それは確実。

ですが、その他というと、とにかく情報がありません。どこで、
どういった事業が行われているかを知るチャンスが極めて限定的
で、難しい。

インターネットも信用できないんですね、地方だと。ネット上に
何かしら掲載されていればまだマシ、けれどもそれがいつの情報
であるか、との問題があります。

そもそもネットを全く利用していないところも少なくありません。
まあ、うちもあまり他人のこと言えませんが。

 

ビジネスパートナーの存在は非常にありがたいです。まさか全て
自前で揃えるなんて前時代的な事を小規模事業者がしていたら、
人材難であっというまに事業が成り立たなくなります。

時代は外注です。多くの事業者と接点を作り、それぞれの強みを
生かして良いサービスを形作るのが経営者としての手腕。

もちろん自前で用意できるものは用意してコストダウンを図る事
も大切です。が、それは本当に肝となる部分だけでいい。

人を雇う事にはリスクも付きまといますから、餅は餅屋、外注に
して何の問題もない部分はどんどん外注していくべきでしょう。
自分の力に慢心してはいけないと思っています。

 

そのビジネスの要となる部分が地方ではなかなかうまくいかない、
見つからない。

地方で仕事がなかなか増えていかない理由が分かった気がします。

地方には地方なりのビジネスがあります。

地方ビジネスの難題

結局、なんだかんだで都市部の方が「楽」であるのは確かです。

都市部なら情報はすぐ手に入ります。都市部でネットを全く利用
していない企業なんてほとんどないでしょう。個人店でも多くが
ウェブサイトを持っています。

自社サイトを持っていなくても、口コミなどはすぐ見つかります。
いちいち足を使って調べる必要はほとんどありません。

 

ただし、その代わりコストが掛かります。その分だけ高い金額を
取れるのであればいいのですが、医療のように金額が決められて
いるところだと割に合わない。

ですから、僕は都市部で同じようなモデルで事業をすればよい、
とは全く考えません。最初から負けが見えている戦をするなんて
あり得ない。

ですから、地方で奮闘するしかありませんが、そこで大切なのが
バートナー探し。良いパートナーに恵まれない限りは、ビジネス
の成功は手に入りません。どころかスタートすらできない。

最初の難関です。

 

不動産投資でも似たような事が言えます。

不動産投資でのビジネスパートナーといえば、売買の仲介なりを
してくれる売買事業者や管理会社がメインでしょうか。

ここがダメだと、もう何もできません。

 

地方物件は管理を委託できる業者も多くありません。不動産売買
については地方の業者でなくとも地方の物件を扱っているところ
は多くありますから心配は無用ですが、管理はそうもいかない。

不動産の管理はある程度近くにいなければ不可能です。ならば、
その土地の不動産屋に頼むしかありません。

その選択肢が少ないのが、地方。

 

地方で見つかる不動産屋の大半は、都市部に比べて時計の進み方
が遅いような人だったりして、今時の収支が厳しめな不動産投資
を扱うには少し頼りない。

昔ながらの不動産屋は、昔からの資産家を相手に仕事をしている
ケースが多く、私たちのようなサラリーマン大家や不動産賃貸の
新たな形に理解を示してくれないこともあって。

しかし町中の全ての不動産屋に顔を出し、訪ねていくのも一苦労。
その苦労をしなければ、本来の意味で地方で地に足のついた事業
をする事はできないのでしょう。

僕がうまく立ち回れている地方の不動産投資は、緒方さんという
強力なパートナーと偶然出会えてこそでした。

 

地方でのビジネスは大変厄介であるのを思い知らされています。

 

コスト面の優位を生かすために

そんなこんなで、これだけだといかにも不動産投資を始めるのが
難しいかという話で終わってしますが、決してそんなことはない
というのは僕を見れば分かる話。

診療所という事業では苦戦していますが、不動産投資ではあっと
いう間に2棟を所有し、早6年以上。

今も、都市の物件も地方の物件も高稼働を維持し、まだまだ保有
を続けています。

 

不動産投資は、入り口がとても大切です。

入り口で良いパートナーに出会えさえすれば、後は何とでもなる
のが良いところ。地方であっても何とでもなりましょう。

逆に言えばそこで失敗するとどうしようもありません。ビジネス
パートナーとなっても良いかどうか、しっかり観察して下さい。
人を見る目が試されます。

 

そこさえクリアできるなら、都市部よりも地方の方がよほど良い
ビジネスとなるはずです。

地方を諦めず、宝を掘り当てましょう。

 

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