AIの投資への活用は必ず拡大していく

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不動産投資において、AIは近いうち大きな役割を果たすような気が
しています。

というのも、不動産投資は非常に特徴的な投資先で。星の数ほどの
物件がありながらも自分が選択できる範囲は極めて狭く、買えるか
どうかの時点で運が必要。

もし買える確率を高めるなら、条件を下げるしかありません。

 

株式投資もある意味では似たような感じではあります。星の数ほど
の銘柄の中からお宝を発見する。それは数ある収益不動産の中から
お宝物件を探し当てるのと似ている。

ですが、株式は短期的な投資も容易で様々な投資体系があります。
必ずしもお宝銘柄を探し当てなくても利益を上げられます。入り口
が微妙でも良い出口を見つけて出ていけばそれでオーケー。

また、あらゆる情報にアクセスできる仕組みとなっています。勉強
さえしっかりすれば、資金の範囲でなら買えない銘柄はありません。

 

ある意味で株式投資の方が不動産投資よりもずっと単純です。売買
を通じてキャピタルゲインを得ようというなら、既にAIが活用され
取り引きが行われています。

超高速取引の規制がどう、と色々と問題もあるようですけれども。

正直、本来の「投資」との言葉が持つ理念からかけ離れているため
好きになれませんし僕からすると邪魔でしかないものの、その存在
を否定はできません。

人間の果てしない欲望を満たす道具として、AIはまだまだ存在感を
強めていくものと思われます。

いつの間にかコンピュータにすっかり支配されていますね。

融資にAIが活用される時代へ

今後、銀行が融資の審査をするのにAIが関わってくるだろう、との
予測がありますし、実際そうなっていくでしょう。

特に外国では積極的に利用されそうですね。既に一部の国では個人
のクレジットスコアをAIが判断して点数付けをするような仕組み
導入されています。

コンピューターに点数をつけられ一喜一憂をする人間の様子は滑稽
ですが、恐らくそれが当たり前の時代となっていくのは必然で。

日本はとにかくそういった部分は対応が遅く、この分野でも世界に
遅れを取る形となるのは間違いないでしょうね。

 

ただそれでも、金融分野ではAIが積極的に取り入れられていくのは
確実でしょう。

金融機関は仕事柄、コスト意識に敏感です。そして、一番コストが
かさむものは何であるかを良く知っています。

人件費です。

その人件費を極限まで抑制し、法人内の利益を高めてくれるAIは、
日本では金融業界が最も進んでいくと思われます。大手銀行が人員
を減らしてきているのは既に報道されている通り。

 

金融では一つひとつの案件が非常に複雑化しており、人間が正しい
判断を下すのが難しくなっているのも理由の一つ。

事業性融資など既に人間は判断能力を失っていて。バブル崩壊後の
貸し渋り、及びその後の政府の甘やかしからリスクを背負わずとも
利益確保ができるようになった日本の金融機関。

今やすっかりぬるま湯に慣れ、冒険ができなくなったのが災いして、
マイナス金利の導入により収入源を失ってしまったら途端に困って
しまっています。

 

もしAIを鍛え、より成功率の高い融資ができるようになれば、計り
知れない利益を生むでしょう。

AIの特徴として、全てのデータが飛ばない限りは一度覚えたことを
忘れません。時代も変化していきますから絶対信頼できるものでは
ないのは当然ですが、それは人間だって同じこと。

人間よりも信頼性が高くなるのは時間の問題ではないでしょうか。
顧客(融資を受けたい人間)にとってもそれは有益で、従来よりも
積極的な融資をしてくれるようになるだけで何とありがたいことか。

 

顧客もAIを理解する必要あり

収益不動産に対する融資判断など、一番に活用されるのではないか
と思っています。

一般ビジネス向けに活用できるようになるのはもう少し先だろうと
感じていて、というのも現状の評価はできても業界が先々どうなる
かを予測するには膨大なデータと処理が必要であるため。

一般的なビジネスへの融資を業界の先を見ずには判断できないから
金融機関は困っているのですが、その解決にはまだコンピューター
の性能も情報の入力も足りていないでしょう。

 

しかし収益不動産はというと。

現時点でもまだまだ担保主義は生きていて、担保さえ確保できれば
融資を受けられてしまいます。

その評価が遥かに容易になれば、スピーディな融資可否判断が可能
となり、また顧客の属性などのチェックにも手間が要りません。

更に、地域の人口動態などはデータとして自治体や政府が多数保有、
そのほとんどが公開されています。そこから不動産賃貸業としての
成否の推測もしやすくなるでしょう。

これまでよりもずっと、銀行は収益不動産に対する融資をしやすく
なります。

 

また、AIが判断するようになれば顧客も融資が出やすくなる部分も
増え、また投資の成功率も上昇するかもしれません。

もちろん金融機関のAIですから、金融機関にとって最大限の利益を
引き出すような設定でしょう。融資が出たから良い案件であるとの
誤解は相変わらず間違っています。

もしかしたらAIは、「飼い殺しにできるライン」で融資判断をして
いるかもしれませんから。

 

それでも、明らかな詐欺的案件が減るでしょうし、騙される機会は
減るのではないでしょうか。詐欺の方策なんて似たような例ばかり
ですから。

AIは活用の仕方で強力な味方になるでしょう。とりわけ金融業界と
医療業界では早期からの積極活用が期待できます。

いずれも、人間の力だけでは判断が難しいという点が共通項です。
AIに、コンピューティングに対してアレルギーを起こさず、認知を
して下さい。

 

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