2015年へ向けて決めておくべきこと

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不動産投資が本当にインターネットなどで言われているように稼げるのかと
疑問に思われている方もいることと思います。

それに対する回答は決まっています。稼げている人がいるのは事実です、と。

ただし、噂通り失敗をしてしまう人もいます。本来購入してはいけない物件
を購入してしまったり、資金の運用を間違えてしまったりで。

 

ちゃんとやれば稼げると言われても、どの程度が「ちゃんと」なのかと疑問
は尽きません。

また、どの程度を稼げれば満足なのか、現状の収入はどの程度であるのか、
再投資可能資金はいくらあるのかなどによってもやらなければいけないこと、
できることが全く変わってくる。

残念ながら、全ての人を納得させられるような説法はありません。

ただ、目標がどこにあるかが決まっていれば、少なくともやってはいけない
ことを指摘することはできます。

どのような結果を得たいのか、得られた結果から何をしたいのか。

これまでも何度も繰り返していることで辟易されているかもしれませんが、
何度でも繰り返さなければならないほどの、算数における九九のような存在。

目標の設定、明確化は、千里の道の第一歩です。

険しい道を歩くのも一つの選択です。

目標を設定して初めて道筋が見える

目標さえ決まってしまえば、ではまずどうすればいいかをある程度絞り込む
ことができます。短期的な目的をどうするかは、経済的な事情や時間的余裕、
好みで決める問題です。道は一つではありません。

全ての人が納得するような投資方法はないのというは、この「道の多様性」
が万人に納得のできる話は無い、という意味ですね。

 

一方、その道から外れてしまうようなことは絶対にしてはいけない、との
内容であれば分かりやすく説明できます。具体的な数字も挙げやすい。

例えば先日メールにてご質問頂いたのが、東京都内のブランドマンション
を一室購入しても大丈夫かどうか、というもの。

利回りは5%程度で、最悪自分と家族で住めばいいと思っている、と。

 

目標が資産拡大にあるとすれば、潤沢な資金が無い限り、僕であれば買う
ことは考えられません。

新築で5%の利回りでは金利、管理費、修繕積立金、固定資産税、保険料
などでほとんど残りません。不動産取得税、登録免許税といった初期費用
も必要です。消費税も。

空室になったら完全に足が出てしまいますし、そもそも5%は新築利回り
であり、古くなれば利回りは更に低下。

金融機関からはマイナス査定され新たな融資の足枷にもなる。資産拡大を
目標としているのならば、買うべきではないでしょう。

 

ただし全額現金で払えるほどの資金力があるとか、賃貸住宅住まいで自宅
として購入するならば、目標によっては買っても良さそうです。

資産圧縮効果による相続税などの税金対策になりますし、金利払いがない
ならばマイナスインカムとなる可能性も低い。住宅ローンで借りられれば
金利負担は極限まで小さくできます。

数年住んで貸し出すこともできるし、インフレが進み地価が上昇すれば、
キャピタルゲインが得られるかもしれない。期待薄ですが……。

 

ともかく、資産の拡大を狙ったものではなく、資産の保全や圧縮、または
保険的資産の保有を目標としてストレスのない生活を送りたいとの目的に
購入するのならば構わないと考えます。

いわゆる安全資産の取得でありますから、リスクは徹底的に排除しておく
のが一貫した態度というものです。

 

目標によって取るべき選択は変わる

不動産投資をしたいと考えをお持ちの方が、誰しも資産の拡大、収入増大
を目標に置いている訳ではありません。

僕は普段、自分の目標に向かうためにはとの立場で記事を書いています。
そのためこのような新築区分マンションの購入などについて否定的な記事
を書くことが多いです。

過去記事を漁ると、3回くらいは書いているかもしれません。

 

が、目標次第では正解が全く違ってくる場合があります。この件などは、
良い例なのではないでしょうか。

僕が目標とする場所へ繋がる道からは外れてしまっているけれども、別の
目標地点へは繋がっているかもしれない。

ですから、新築区分マンション、ブランドマンションの購入を全否定する
ことはしません。

 

資産拡大をすることばかりが幸せではありませんからね。この間も話題に
上げましたが、幸福度を高めることこそが普遍的な人間の生きる目標です。

自分の人生の目標をはっきりと決めることができないのであれば、自分が
幸福に感じることは何だろうと自問しましょう。出た答えに更にどうして
そう思うかを問いましょう。それを繰り返しましょう。

たまには休日を思案する日に使い、自己を見つめ直してみて下さい。案外
簡単に答えが出るかもしれません。

 

自分に本当に必要な目標設定を

僕は相当に尖がった性格をしていますので、目標もかなり尖っています。

資産拡大が目標ですが、目標地点を数字で表せばいわゆる超富裕層に分類
される程度のレベルまで目指していますし、その目標に邪魔となるものは
可能性を完全に排除しています。

 

自分の住まいなんて賃貸で十分です。住宅ローンなど与信枠の無駄としか
考えられず。今住んでいるところなんて、入居時に汚れていたクロスさえ
張り替えてないです。

鉄道駅が徒歩圏内になくて、世間から陸の孤島などと言われてしまう地域
ですが、通勤に時間が掛かろうと不便だろうとコスト面で最善ですから、
不満は感じません。

だからこそ、少しばかりリスクがあろうとこれまでのような選択肢を選ぶ
ことができました。家族の理解と協力もあって、ですけどね。

 

目標の設定はかくも大切なものです。

目の前の物件を買っていいかどうかを悩むより先に、人生について十分に
悩んでおいて下さい。

 

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