コメ消費量低下、コメ農家の苦悩から見る住宅賃貸業の足元の危険

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日本におけるコメの消費量が減り続けています。

 

昔は輸送技術も冷凍技術も今ほどは発達しておらず、低価格で栄養
を摂取できるコメの存在が本当にありがたかったのだと思います。

日本の気候でも大量に取れて、長期保存もできれば小分けも可能で。
炭水化物ですからカロリーを摂取するには非常に都合が良い。

消費量が少なくなっても日本の食生活の中心にコメがあるのはまだ
変わりません。苦労して改良も加え、美味しいコメを生産し続ける
コメ農家の方々には感謝をすべきでしょうね。

また、それを保護する国にも。

 

ただ、残念ながら時代の流れに乗り切れていません。それがコメの
消費量低下を招いているのは間違いなく。

技術の発達により海外からでも安く豊富な食料が美味しさを保った
ままに耐えられるようになりました。また、西洋文化が日本に深く
根付き、日本人の食文化も変わってきました。

そして、昨今の学説の変化も。炭水化物の過剰摂取により糖尿病を
発症するのは明らかな話ですし、様々な物が食べられる現代でより
優れた栄養バランスに変化していくのは当然の流れ。

炭水化物の摂取量を減らし、たんぱく質を増やす、との考え方など
新しいものではなく、ダイエットと筋力強化を同時に達成しようと
思えば自然と辿り着く答えで。

何年も前から実践している身としては、やっと時代が追いついたか
という程度の話。極論に走って健康を失っている方々も散見します
けれども。

この世間の流れがコメ農家やコメを扱う業界には見えていない様子
であるのが残念でならない。

 

炭水化物代表であるコメ業界こそ、炭水化物を削減する流れを主導
して、より健康的で美味しい食生活を目指す存在であるはずなのに、
その気配はありません。

品種改良は元より、変なことをしなくても玄米などをより美味しく、
食べやすくする方法を提案したり、ベネフィットを世間に提示する
広告戦略だけでも全く違うものになるでしょうに。

実は僕が知らないだけで、努力をされているかもしれませんけれど、
一般人の僕が知らないようではまだまだ広報不足であり、コメ消費
の低迷は止む無しであり。

補助金政策の末路ともいえるこの状況をどう打開していくかは今後
の日本農業界の試金石となるはずです。

美しい水田の連なりは日本の古き良き風景ですが、それを守るにはコメ農家の努力が欠かせません。

コスト度外視で商品開発する長寿企業

コメのような、日本に古来から根付いており、口にしたことのない
日本人はいないのではないかという程のメジャーな文化であっても、
継続した創意なしには衰退をしてしまう。

時代の流れというのは恐ろしいもので、古き文化などすぐに埋もれ、
忘れられてしまいます。失われた文化の中心にいた人の大半は苦労
をしたまま新しい文化に潰されていってしまった事でしょう。

一度安定したからといって、そこに胡坐をかいて適切な工夫をせず
利益を求め続けようとするのは凋落に向かう道であるのでしょう。

 

食文化の場合は味を変えない方が良い場合は多い。何十年と変化を
しない味には郷愁も感じますし、魅力を感じますよね。

ですが、昔ながらの味を守り続けつつも多くのお店、特に大企業に
なればなるほど新しい商品開発を続けている。

特に、どこも期間限定の商品を定期的に発売します。それは広報を
目立たせる根拠になりますし、昔ながらの味の魅力を再認識させる
効果があるように感じます。

 

一番売れるのは定番商品ですし、商品の開発には高額な費用が必要
ですので、大して売れない期間限定商品を発売するのは数字的な面
でマイナスのはずですが。

長期に渡り存続し、利益を出し続けなければならないビジネスでは
数字で表せない価値があるのだと推測します。

 

昔から、マクドナルドなど期間限定商品は値段が高い割に美味しい
とは思えず、頼むたびにがっかりしていました。今考えるとそれは
戦略にまんまとハマってしまっていたのかもしれません。

もちろん、時に定番商品よりも人気になってしまう本物も存在して
定番入りを果たすケースがあります。それは常に「良い商品を作る」
意気込みを以って商品開発に臨んでいるからと思います。

その気持ちも、企業を長生きさせる秘訣なのでしょう。

 

賃貸住宅もコメ農家と同じ轍を踏みかねず

賃貸不動産でも同じような流れは見て取れます。

昔ながらの大家。住宅の供給量が圧倒的に足りていない時代の賃貸
住宅市場は貸し手の圧倒的有利でした。何も工夫もせずに借り手は
いくらでも現れましたし、礼金という文化ができるほどで。

今でもその時代の気分が抜けきらず、また元々所有しておりリスク
が全く無い、困ってないのも手伝ってか、工夫など何もせずにいる
昔ながらの大家は結構存在します。

 

困るのは相続人です。相続税を取られた身で空き物件だらけの古く
おんぼろなアパートを承継してしまって、維持費や修繕費、納税に
苦労をさせられている人は少なくない。

そうこうしている間に衰退が始まるでしょう。大家業から不労所得
を得て日々を過ごせるのは、何もしなければ一代限りのようです。

 

リスクを抱えているのであれば、一代すら保たない可能性もある。

不動産投資は良い物件を買うのが全てで、後は何も勉強する必要は
ないし、何も考えなくてもいい。全てプロに任せればいいんだ。

そんな考えをお持ちの方が未だにいらっしゃるようなのですけれど、
やっていることは「おまかせ不動産投資」と似たようなものでも、
心意気は全く違い。

その心意気が、常日頃の創意工夫やサービスを生み、評判を維持し、
長く利益を上げ続けられる存在へと昇華させてくれる。

僕はそう信じて、ビジネスと向き合っています。

 

コメ農家のような厳しい現実に直面する前に、今一度長くビジネス
を続けていくためにはどうするべきか、考えておいて下さい。

 

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