台風被害と火災保険

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ここのところの台風続きで、ついに所有物件に被害が及びました。

幸いなことに入居者さんの健康被害は無かったようでよかったです
が、早めに修繕をしないといけませんね。物件廊下の庇(ひさし)
の一部が破損したようだ、と。

現在は管理会社が先手を打って修繕の手配を回してくれています。
こちらの仕事としては火災保険に連絡を、といったところですが、
今回は保険会社にもまず問い合わせてみてくれるとのことで。

 

以前何度か火災保険を利用したのはもう1棟の建物の方だったので、
管理会社も保険会社も別でして、その際は僕が保険会社に連絡して
管理会社と繋ぐ、という形でした。

どうせ管理会社と話をして貰わなければならないのですから、直接
問い合わせをして下さるのは大変ありがたい話。

もちろん、契約者が直接連絡を入れるのもまた当たり前の話のため
本来の対応としては僕が先に連絡を入れた方がいいのでしょうが。

まあでも、住所や建物を偽る事はできず、保険会社もそれは十分に
理解しているでしょうから大丈夫でしょう。ある意味、人を対象と
した保険よりも安心して仕事をしているかもしれません。

 

それにしても、保険会社は大忙しでしょうね。地元静岡では大規模
停電が発生し、幸い我が家は停電しませんでしたが完全復旧に数日
必要とするほどの被害でしたし。

停電はしなかったものの、診療所の電話がNTT側が台風被害を受け
使えなくなってしまったりして。

インフラにも大きな影響を与えた台風が一般市民の住宅などに被害
を出さないはずもなく。全国的な災害多発でしっちゃかめっちゃか
になってしまっているのではないかと他人事ながら心配です。

 

もっとも、経営的には普段大きな利益を上げているとのイメージが
あり、こんな時くらいはしっかりと仕事をしてもらおうと思う次第。

火災保険は利用しなければ損な保険契約です。高い保険料の支払い
をしているのですから、利用できる時は積極的に利用しましょう。

今年は台風の当たり年。

免責ともいえる手数料

とはいっても、小さな被害の時には火災保険は役に立ちません

一度火災保険を利用するたびに手数料が掛かるためです。要するに
手数料分は免責、となっていると解釈してもいいかもしれません。

何か腑に落ちないようにも感じますが、致し方ないでしょう。もし
そうでもなければ申請件数が大変な数に上り、その分人員を必要と
して、保険料も上昇します。

現在のシステムを今くらいの価格で維持するには、手数料の存在は
仕方ないのだろう、と。

 

手数料は3万円程度が相場なのでしょうか。保険会社によって違う
かもしれません。

つまり被害金額が手数料以下の場合は、火災保険を適用する意味が
無く、通常取り扱って貰えません。

 

そして、3万円を超えていたとしてもごく僅かな場合、手間と時間
が掛かってあまり得したと思えないでしょう。

自宅の場合は、多少でも保険が降りれば少し嬉しいと思えますが、
収益不動産の場合はというと。

保険会社に色々と事前に確認を取らなければ、後から問題になって
金額面で揉めたり適用されなかったり、などとなりかねず、修繕に
余計な日数を必要とするようになります。

至急で直さなければ経営に影響を与える類のものもあって、少しの
手出しなら火災保険を頼らずに自分で直してしまった方が良い場合
もあるでしょう。

 

もし急ぎの案件でも火災保険を適用したい場合、しっかりと連絡を
した上で写真を残すなどの対応が必要かもしれません。

連絡もせずに写真を取っておいたから、では認められない可能性が
あると思われます。

そうした例外的な行動を取るなら、他人に任せずにまずは自分から
動くのをお勧めします。自分の考えている内容を確実に実行できる
のは、己しかいないのですから。

 

被害があったらすぐ連絡

火災保険で意外と困るのは、どこに連絡をしたらいいか、が分かり
にくいところ。

滅多に使わずにしまってあるものですから、連絡をしようとすると
大量の書類を漁るところからスタートです。

その書面も、全然関係のない保険の事も書いてあって、電話をして
みたら話が通じず、別部署に回されるとか。

 

後は社内で取り扱いがいつの間にか変わっていたり、時には買収に
よって損保会社が変わっていたり。利用者に優しい業界であるとは
言えません。

僕も、今回連絡を入れる損保会社は別の損保会社に買収されていて、
たまたま以前ニュースで読んだのを覚えていたのでよかったものの、
そうでなかったら混乱をしているところでした。

加えて、火災保険証券を以前は担保提供していました。借り換えの
際に担保から外れていて手元にあったのですぐ対応できましたが、
もし銀行の金庫の中であったら更に大混乱でしたね。

多くのやり取りの中、保険証券をどうしたかなんて遠い記憶は消失
していておかしくありません。

 

火災保険は非常にありがたく、高いお金を払った分だけ利用をして
おかなければもったいないです。

が、意外と面倒な点があったりしますので、降りる金額と面倒加減
を天秤に掛け、ストレスにならない程度に利用をするのがよい、と
いうのが僕の実感です。

 

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