共用部でのトラブル。突如タバコの吸い殻が捨てられるように。

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収益不動産の方ではないのですが、自分の住んでいるマンションで
面倒な事がありました。

僕は5階建て分譲マンションの2階に住んでいます。分譲といっても
賃貸して借りていて、家主は親族です。今はメインの住居が静岡に
移動していますので、完全に法人社宅というか事務所というか。

まあ、要するに何があってもあと腐れは起こらない住まい。そんな
住宅だからこそ適当に流せる話題なのですけれども。

 

何の問題かというとタバコです。

最近、住んでいるマンションから出たすぐの廊下の屋根に、大量の
煙草の灰が捨ててあった、と言われました。何か知らないか、と。

少なくとも我が家が犯人のはずがありません。どうして上の階へと
煙草の灰を捨てに行くのか。そもそもタバコを吸う人がいません。

もちろん疑われているわけではなく、目撃情報を収集されているの
だと思います。近隣の住民が不快な思いをさせられ、苦情が管理人
に入ったのでしょう。

とはいえ常に空を気にしている余裕などありません。犯人は捨てる
際に下は確認するでしょうし。人に降りかからないように、でなく
目撃されないように。

共用部でのお話なのでマンション住人全員にとって他人事ではない
のですけれども、賃貸住人である僕が直接被害に遭ったわけでない
事件に首を突っ込むのも面倒ですからこちらも流し気味。

 

すっかり忘れていたころに、事件が起きました。

突然チャイムが鳴り、何だろうと妻が行くと。煙草の吸殻を入れた
ペットボトルを落としてしまった、と4階の住人が訪ねてきた、と。

ペットボトルに吸殻を詰めるなんて非常識な人間だ、と思いつつも
そんなものが近くにあるのは極めて不快ですので念のためチェック
をすることに。

僕がベランダ側を見たところ、妻は反対側(ドア側)のベランダに
落としたと言っている、と伝えてきましたので、さっと見る程度に
留めました。

 

が、その一瞬で目端に映ったモノが。明らかに新しい感じのタバコ
の吸殻が1,2本落ちているのが記憶に残りました。

結局、反対側は部屋の中からは触れないようになってしまっている
のでそれ以上協力はできないから管理人を呼んで外から何とかして、
と妻が通知。

部屋に戻ってきた妻と話していて、4階の住民は比較的最近転居して
きた(当該部屋の住人の孫、と?)人間で、その頃から例の屋根裏
にタバコの灰が落ち始めたようだ、とは管理人からの談。

 

あのー、犯人分かっちゃったんですけど。

管理人も薄々、どころかほぼ確実に犯人だろうと思っていたものの。
恐らく証拠が無かったのでしょうね。

今回の事件で確実な証拠を確保しましたし、これで事件が解決して
くれるといいなと思いつつ。ダメ押しをするため、妻へベランダに
新しめのタバコの吸い殻が落ちてる旨を教えました。

もう妻は立腹して、すぐ戻って管理人さんへそれを伝えに。すると
ベランダに落ちているタバコの吸殻を持ってきてほしいと言われ、
証拠品をビニールに入れて提出しました。

 

之にて我が家のできることは終了です。あとは管理人、及び理事会
にお任せしましょう。

個人的にはベランダで吸うのも勘弁してほしいです。

対策は困難か

しかし、実際このような事件に対して何ができるかというと、どう
対策をしていくのでしょうか。

もし話し合いの通じない相手だったら?

マンションといえど、購入して住んでいる以上は退去させる方法は
ほとんどないでしょう。賃貸であれば契約内容次第で大家が退去を
求められますけれども、分譲では退去を求める権利者がいません。

 

今回の件に関して、僕は住居には今後戻る機会が極めて限定される
関係もあって、追求はしない方針です。

ですがそれは個人的に被害を受けないだけであって、建物としては
今後も問題が大きくなる可能性もある。

特に真下の住人など直接大きく被害を被っている可能性もあります。
放置できない問題でしょう。

 

けれども、当面はできる事としたら根気よく止めるように説得する
以外には困難です。

共有部分に関するものですので、物件の売買価格に影響をする程の
被害が出たら訴訟可能かもしれません。が、それ以外では理事会が
いくら規約で決めても守らず居座る人に対しては無力。

司法ですら民事では賠償命令が出ても無視を決め込まれ泣き寝入り
する人が多く存在します。

最終手段は不快な思いをするくらいなら自分が出ていく、との選択
ですが、分譲マンションからの引っ越しは容易ではありません。

 

マンション内の住民問題は、恐らく想像以上に発生しているだろう
推察します。

タバコ以外にも同マンションでは猫による糞害事件が発生していて。
その時は問題の家庭が猫を連れて引っ越していきましたが、もしも
転居をしないで居座っていたらどうなっていたことか。

たった5年程度の間に複数の問題が起こるマンション。賃貸所有者
としても他人事に思えないこれらの事件。一つひとつは小さいもの
であるかもしれませんが、損失金額は場合によって跳ね上がります。

 

マンションと関わる以上、一生離れられない問題かもしれませんが、
ちょっと日本は住居関連の権利についての法律が未熟すぎますので。

その辺りの権利と義務について、もう一度国会で議論をして欲しい
ところです。

特に外国人が増えるであろう今後、今のままではとんでもない事態
になっていくかもしれません。

 

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