こだわりと予算とニーズの狭間で上手に妥協する

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昨年、Nintendo Switchが発売されてから、コンシューマーゲーム
市場が活気を取り戻しつつあります。

色々な要素があるのだろうと思います。かつてのファミコン全盛期
に子供時代を過ごした世代が親となり、子供に買い与えているのも
大きく影響しているはずです。僕もまさにそうですから。

ドラゴンクエストを始めとした、時代を風靡し今も人気の衰えない
コンテンツが時を同じくして発売されたのも、ゲーム市場の拡大を
後押ししました。

一人のゲームファンとして、とても嬉しく思います。残念なのは、
十分にゲームを遊びつくすほどの時間が今取れていない事ですね。
といっても、傍から見たらそこそこやっていると思いますけど。

 

そんな市場を、楽しそうに(?)見ている人々が多くいます。

単純なゲームファンではなく、会社のファンであったり、アンチで
あったりする方々。どちらの方が優れている、売れている、と議論
(もしくは言葉による殴り合い)をしている方々です。

どちらの方が売れているとか覇権を取るとか、国内では、世界では、
と性能や売り上げなどについてウェブ上で語られています。

視点によってどちらが優れているか、売れているかは変わるもので、
外様から見るとどちらもある意味で正しい事を言っていると感じる
のは、政治と似たものがあります。

自分の信じているものが絶対と信じて疑わず、相手を叩きのめそう
とする姿勢になっていってしまうのもまた政治っぽいところ。

 

そうした姿を見ていて思うのは、経営者とはニーズを拾い上げる事
こそが最大の仕事なのだ、という点です。

ニーズを掴み、それを現実のものとして目の前に広げる事が、市場
の根源たる人心を掴み、引き寄せるのだ、と。

いくら素晴らしいと思えるものを作ろうとも、そこが間違っている
と売り上げは低迷してしまい、事業の継続が困難になる。経営者は
経営持続性を保ってこその経営者ですから、それでは意味がない。

自己満足で終わってよいのであれば、ビジネスとは言えません。

 

彼らの様子を冷静に眺め、改めて、自分の目指すべき方向が明確に
なっていきます。

カップヌードルはこだわりとニーズの塊ですよね。

こだわり、予算、ニーズ

自分が面白いと思わなかったもの、面白そうと思えないモノを批判
する方々が少なくないんです。声高に、つまらない、何で売れるか
分からない、と。

逆に自分が良いと思うモノがあまり売れず、何で売れないのか理解
できない、世間は分かっていない、と。

それは単に、己の世界と軸がずれている場所に足を踏み入れただけ
であり、感性の違う人間が多くいるだけであって、どちらが優れて
いるとか劣っているとかの話でないのはすぐに分かります。

そして、それこそが「良いモノを作れば売れる」のが間違いである
理由になっている。

 

こだわったものを作るのは悪くありません。こだわりにはニーズを
発掘する力があります。世の中には予算というものがありますので、
予算の範疇でいくらでもこだわって欲しい。

ですが、その「こだわり」が掘り起こせる需要以上の予算を掛けて
しまったら、ビジネスとしては破綻しています。

経営側はそれが分かっていますから、ニーズを組み上げ予想される
範囲の予算を組み、ビジネスを展開します。世間で「売れていない」
と思われていても満足をしている可能性がある。

ファンが感じにくい点で妥協して、その妥協をファンに飲み込ませ
成り立っています。だからファン以外には受けなかったりもする。

外から見える数が絶対の正義ではないんです。事業が続いていると
いう事は、その辺りをうまくやっているのでしょう。熱烈なファン
がいるところを見れば、成功していると分かります。

 

自分の実現したいこだわりとそこから得られる売り上げを予測して、
実現に必要な予算と突き合わせて現実的であるかどうかを判断する。

一見、当たり前と思うような話ですが、経営を外から見ているから
当たり前だと思えるだけで、実際に自分がリスクを背負って経営を
しようと思うとすっぽりと抜け落ちかねない部分です。

だからこそ、前述のような「素晴らしいものなのに何で売れないの
だろうか」と思い悩む消費者が生まれていますし、多くの起業人が
盛衰していっています。

 

経営を一歩でも二歩でも離れたところから観察し、ニーズと予算が
見合ったものであるかをもう一度確認して下さい。

 

上手に妥協する

不動産投資でも、危うい場合があります。修繕にお金を掛け過ぎて
しまい、利益を逸するどころか過剰に融資を受けて返済が多くなり、
キャッシュフローが回らなくなる、など。

収益不動産を購入すると、綺麗な部屋でないと、最新の設備が導入
されていないと、防犯が完璧でないと入居が入らないのではないか、
と不安に襲われます。

ですが、それを全て実現しようと思ったらあっさりと予算オーバー
になるでしょう。それを求めた方々をターゲットにして、見合った
価格で提供するなら別ですが、それだと需要が不足する恐れがあり。

結果として、中途半端な割にお金が掛かり過ぎた物件が出来上がり、
微妙な投資になっていってしまう。

 

ニーズと自分の提供すべきこだわりと予算がすり合わされていない
ために起こる事態。こんな状況にはならないよう、注意が必要です。

妥協を覚えましょう。顧客も妥協をするものです。もし完璧な物件
が史上に存在していたとしてもほんの一部で、すぐに売り切れます。
不動産はそう簡単に供給を増やせません。

すぐにまた、顧客も妥協せざるを得ない状況になっていきます。

 

なら、一部でも光るものを持っていた方が有利。価格面でも、設備
でも、サービスでも。不動産投資で必要なのは完璧で誰もが求める
物件を作ることではなく、こと。

そのニーズとは実は多様で、また妥協で成り立っているという点を
忘れないようにすること。

こだわりつつ妥協して、予算を抑えましょう。継続的に事業を行う
には、市場から妥協を引き出すのが重要であるのを忘れないように
した方が良さそうです。

 

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