短期トレードの予測は不可能。長期投資のヘッジ程度で収めるべき。

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米FRBが政策金利の利上げを発表しました。予定通りの順調ペース
での利上げに、市場は「失望」をしているようで。

この辺りが投機など個人がするものではない、と僕が強く思う理由
になっています。

短期的な動きは全くのランダムです。

 

本来であれば政策金利が上昇すれば、その通貨の価値は上がるはず
です。何しろ当該通貨を銀行に預けているだけで貰える金利も上昇
するのですから、欲しがる人は多くなる。

金融の引き締めで通貨が高くなるのは、欲しがる人が変わらずとも
流通する通貨が少なくなれば相対的に需要が高まるからですね。

金融緩和の場合はこの真逆で、欲しがる人が変わらずに通貨供給量
が増えると通貨は安くなります。日銀の大規模金融緩和で円安方向
に動いたのはこれが理由です。

ですので、今回のFRBの利上げ決定で、本来であればドル高になる
のが理屈上正しいように思えますが、結果は真逆。

決定と共にドルは急落、日本から見ると円高ドル安へと進みました。
115円近くから113円前半までの急変動です。今や112円台。

FXをされていた方の中には、大きく稼いだ方もいれば大損した方も
いるのではないでしょうか。

 

長期的には、利上げ決定は円安ドル高方向へと進む要因であるのは
間違いないですが、短期的な動きには理屈が通じません。

ニュースでは後付けで理由をつけたされますが、それが真実なのか
誰も知りません。報道原稿を書いた人の想像でしかない。

 

NHKでも緩徐な利上げペースが維持される事に対して投資家の間に
安心感が広がったため、などという理屈が着けたされていました。

しかし別のニュースでは利上げペースが緩徐なまま維持される決定
に対して失望が広がり、となっていました。

後付け理由などただの「作文」に過ぎません。しかし、この作文で
市場に対する印象が植え付けられてしまいがちで。正解が不明な中
固定観念が形成されてしまうという危険な状況。

そこで自分の中の理屈に合わない結果となったら、もう大混乱です。
逆にたまたま結果が一致したら、理屈が合っていたとの思い込みが
発生し、強い興奮を覚えてしまう。

強烈に射幸心を煽る環境が報道を含めて出来上がってしまっている
のが、投機的市場なんです。

 

投機はパチンコなどのギャンブルやソーシャルゲームのガチャ等と
同種のもの。稼げたのが嬉しいのではなく、それによって発生する
脳内物質で強烈に興奮しているだけの状態。

傍から見たら異常です。それらで普通に楽しく遊んでいる方々から
見ても。

機関投資家が一定のルールの元でリスクヘッジをしながら投機市場
へと参入するのはいいのですが、個人レベルでは資金面も作業量も
賄えません。

もしやるとしたら本当に捨てても良いお金の範囲で。真面目に資産
形成をしたいなら長期投資で利益を確保できるベースをまず構築し、
それから少しずつ手を広げていくのを強くお勧めします。

アメリカも色々と大変そうです。

市場は人間の理解を超えて複雑

株や為替、先物取引の短期的な投機がランダムな動きになる理由は
そんな人間心理の問題以外にも理由があります。

一言でいうと、市場が複雑に絡み合い過ぎている為。

為替の変動は株価へも影響します。国内外から注目される市場では
株の変動要因がゼロだったとしても為替の変動によって株価が連動
するのは避けられません。

例えば円高ドル安になると、ドル換算で見ると日本の株価は上昇を
したように見えます。するとドル換算では「割高」に感じますから
日本株は売られ、円換算の株価は下落します。

為替の変動により企業の価値が変わった訳ではありませんから割高
に感じるなら売られるのは仕方がありません。

 

この動きは機関投資家のリスクヘッジが主な理由でしょう。

機関投資家は決められたポートフォリオから逸脱できませんので、
割高になった分は自動的に売らなければいけません。利益を上げる
よりも損失を抑える方を優先するための仕組みです。

個人投資家に大きく儲けたり損したり人が多いのは、この仕組みが
作れないからですね。

 

他にも政治的な決定一つ、国際関係一つ、大企業の動向一つで方向
が歪められやすいのが投機市場。

日本を含めた先進国では企業の多様性により、大企業と言えど一社
で市場が動くような時代ではありませんが、発展途上国では国より
強い影響力を誇る企業があったりもして。

個別株やマイナー通貨、資源になればなるほど急変動要因が増えて
いきます。

 

最早それは人間の脳で計算できるようなものではありません。

人工知能が発達すればいつしか解析が可能になるかもしれませんが、
そうなったら今度は人工知能を利用した投機がぶつかりあって市場
の変動要因が更に複雑化するだけです。

 

そんなストレスが溜まるばかりか、予測困難な急変動を予測しよう
などという投機市場に、個人投機家として素人が参入するのは悪手
でしかなく。

健全な精神と肉体を維持して有意義な人生を歩むなら、投機でなく
まともな投資を心掛け、長期的に利益を確保して、尚且つお金より
大事な人生の目標を見つけるのが一番の近道です。

くれぐれも、個人投機家=ただの博徒にならぬようご注意下さい。

 

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