TPPが大筋合意。日本に、ビジネスに、不動産投資に与える影響は。

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TPPが大筋合意されたとのことで。

これが果たして日本にとって国益となるか、それとも海外からの輸出攻勢
に蹂躙される運命となるかは、まだ分かりません。

 

TPPの基本的理念は、国家間にあるビジネスの障壁を取り払い、より自由
で安定した活発な経済活動を推進しよう、というものであると、何となく
理解をしております。

その中で、各国が自国の国益を守ろう、あわよくば自分に有利なルールを
ねじ込もうと、外交闘争が繰り広げられていた訳ですが。

大半の国で「我が国は譲歩し過ぎだ」と報道されているところをみると、
意外とバランス良くまとまったのかもしれません。

 

大事なのはこれからです。

まず一つ、大筋合意したTPPの内容を見て政府がどのような対策を打って
出るか。

例えばカナダは早速、農業保護のために約4000億円の農家支援策を発表
しました。これが多いのか少ないのか、十分なのか不足しているのか、は
不明です。が、カナダのTPPに対する姿勢は見て取れますね。

日本政府も各省庁で動き始めたと報道されています。さてどのような政策
が出てくるのか、今から楽しみですね。

 

もう一つ、TPPをチャンスとして輸出を、また外国進出を促進できる企業
がどれほど現れるか。

トヨタ自動車を始めとした、国際的な企業は言われずともやるでしょうが、
気になるのは日本企業の多くを占める中小企業。

TPPは結局、国外ビジネスを発展させなければ防戦一方にしかなりません。
日本国内の内需の急激な増加は期待できない以上、国外へ向かわなければ
ジリ貧でしかない。

例えば農業分野で、どれほどの輸出ができるか、また日本産に付加価値を
乗せられるか。一部では成功例がある農産物の輸出をもっとやらなければ、
日本の農業の未来は暗い気がします。

 

あと一つは、低価格で侵攻してくるであろう外国製品を前に、国内企業が
どのような対抗措置をしてくるか、ですね。

内需の動向についてはこの先の日本の景気に大きく左右されますし、安全
に対する価値観がどう変化していくかも影響します。

TPPが国内物価にどの程度の影響を及ぼすかも不透明な現状、まだ何とも
言えないのが本当のところ、です。

気になるのは、TPPの所為で日本の文化が壊されてしまわないか、ですが。
これについても、実際に運用され、誰が何を言いだすか不透明である以上、
注意深く観察していく、以上の事は言えなさそうです。

TPPにより日本も農産物輸出が増えるといいですね。

不動産賃貸への影響は不透明

このTPP、不動産投資にはあまり影響がないようにも感じますが。

一応油断せず、状況を注視しておいた方がいいようにも思います。

 

何しろ今どき、輸入品と全く競争のないものなんてごく僅か。ほぼ全ての
商品で国際的な競争があります。

住宅で使われている電化製品。種類も多様ながら、部品一つひとつに焦点
を当てればTPPの影響を受ける可能性のあるものは何十倍にもなります。

信頼していたはずの製品がいつの間にか利益優先の安いパーツに交換され、
品質が低下してしまうかもしれません。

 

それだけでなく、TPPの影響で国内産業に変化が出たら、物件の周辺企業
が倒産したり移転したり、人口が減少したり、急に外国人が増えたりと、
賃貸需要に大きな変動が起こるかもしれない。

良い影響を受けるケースもあれば、悪い影響が強いケースもあるでしょう。

環境の変化に応じて経営戦略を合わせていかなければいけないのは経営上
止むを得ないものですが、関係ないと思って無関心でいれば対策を講じる
タイミングさえ失います。

 

TPP一つでそれほど世界が大きく変化をするとは考えにくいと思いますが、
油断しているときに限って思った以上に強いうねりが発生するもの。

これほど多くの国を巻き込んで、散々各国の代表が意見をぶつけ合って、
ようやく大筋合意に漕ぎ着けた国際協定です。

私たちに訪れる変化を、しっかりと見届けたいと僕は思います。

 

個人的に思う事

TPPについては、中国を経済的にけん制する道具とか、中国包囲網だとか、
政治的な思惑を語られる部分も多いのですが。

個人的に気になるのは、TPPによって中国産の食品の多くから離れられる
ではないか、という部分。

 

中国産食品の食の安全性に不安があるのは誰しもご承知でしょう。我が家
も自宅で使う分にはほとんど国産品を購入するよう心掛けています。

ですが外食だけはどうしようもない。中国産などを避けようにも避け難い、
そもそも全てのお店が全ての食材の産地を表示してはいません。

そこまでこだわっていたら、外食自体不可能で。ですから、外食時だけは
なるべく避けつつも見ないようにしていたのですが。

TPPにより、より安全性も品質も高い食品が中国産食品と同等以下の価格で
外食産業で使われるようになったら、とても喜ばしいな、と。

 

少なくとも僕は、中国の環境問題を知ってしまった以上、安全面で中国産
の食品は可能な限り避けたいと思っていますので、その点ではTPPは朗報、
と言えるのかもしれません。

外食産業にとってもチャンスが来たのではないでしょうか。

 

国内産業は、良くなるものもあれば厳しくなるものもあると思いますし、
事業者間で格差も生まれてくるでしょう。

少なくとも、今まで通りのスタイルで漫然と経営をし続けると、窮地へと
追い込まれるところは少なくないように思います。

個人で小規模にやっていたところもグループ化し、規模拡大による効率化、
ノウハウの共有など、多くの業界で再編が起こるかもしれません。

金融機関や病院のグループ化のように。

 

まだ動き出してもいませんので少し尚早かとも思いましたが、注目すべき
テーマかと思いましたので、雑感でした。

新たな興味深い情報が入ってきたら、また話題に取り上げたいと思います。

 

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