アーリーリタイアよりもやり甲斐のある仕事の獲得が先

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ここでは収入の3つの柱を構築しよう、との話に重点を置いていて、
それぞれが「給与収入」「投資収入」「事業収入」である、と定義
しています。

何故その3つに分類したかと言えば、それぞれが背反しにくい為。

 

いわゆるサラリーマンとしての給与を得るには資本を必要とせず、
時間と労力を割けば安定的な収入源となります。

不動産投資や株式投資等で投資益を上げるには資本を市場へ投じる
事にはなりますが、やり方次第で時間と労力の浪費は最低限に抑制
できます。

 

一番問題となり、達成が難しいのが事業収入を獲得する事。第3の
事業を見つけようと言葉にするのは簡単でも、実現は難しいです。

が、実際に空いた時間でできる仕事はいくらでもありますし、資本
の投下なしに始められるビジネスは少なくありません。何も実店舗
を構えて商売しなさいなんて誰も言っていませんし。

実際に収入へと結びつかなくても、サラリーマンとして空いた時間
を将来の展望を熟考するのに使えたならら、それで良いと思います。
お金を稼ぐだけが人生ではありません。

不動産投資を安定させる為には、3つ目の収入源を確保できるのが
望ましくはありますが。

どちらかというと、第3の事業をスタートさせるよりも重要な問題
が存在をしています。

それは、サラリーマンとしての自分、の部分。

果たして今の『本業』がやりがいがある仕事なのか、待遇に満足を
しているのか。転職を考える必要が無いのか。

 

サラリーマンとしての仕事はあまりにも環境が多様過ぎて一般的な
概念を形成させられません。自分自身に幾度となく問いかけるべき
でしょう。

今の仕事を一生続けられるのか否か、を。

一生を掛けて続けたい仕事を探しましょう。

理由なきリタイアは推奨せず

不動産投資の話題で頻出ワードとなっている「アーリーリタイア」
はこれを象徴しているような話です。

その言葉を口に出す人は、どのような綺麗ごとを述べていても結局
雇われ仕事が嫌で辞めたい、もしくは辞めただけ。

 

全く悪いことではありません。私生活だけで一生涯充実した日々を
過ごせるなら素晴らしい話。そんなにやりたい何かがあるとしたら
何とも羨ましい。

是非とも、リタイア後は本当にしたかった事に集中し、その業界で
偉業を成し遂げて欲しいですね。

ちなみにそのレベルまでいけば、僕からするとそれはリタイアでは
なく独立起業です。きっと不動産などに頼らずとも生活に困らない
収入を確保できるでしょう。

 

しかし中には、特に成し遂げたい何かもなく、ただ単に疲れたから
という理由だけで、不動産投資によるアーリーリタイアを目指して
いる方も少なくなさそうな雰囲気を感じます。

仕事に対する価値観は人それぞれ。サラリーマンの仕事にやりがい
なんてあるはずがない、との意見も多いでしょう。

だから、お金があったら仕事なんてしない、と。不動産投資で生活
に困らない程度の家賃収入を得たら細々と自由に暮らそう、と夢を
見ている。

 

なんとも勿体ない。

 

投資も事業も、夢があります。成功すればサラリーマンでは実現が
できないほどの収入を得られますし、自分で好きなように進められ、
誰にも口を挟まれない自由もあります。

人生においては「自由」も重要な要素ですので、投資家や起業家と
して成功し、面倒な仕事は人に任せて自由を謳歌する、との思考に
何の異常な点もありません。

が、実のところそれは世間が非常に狭くなり、人生の幅の広がりが
損なわれてしまう危険を伴います。

 

組織は確かに私たちの労働力や時間の拘束をするに見合った給与を
支払ってはくれていないかもしれません。特にデフレが長引く日本
においては、強くそう感じて仕方がない。

けれども、一個人としてだけでは見に行けない世界を見せてくれ、
経験をさせてくれます。組織に所属していなければ見られない部分
だらけです、世間というのは。

人との繋がりという意味でも、個人でひきこもるより組織に属して
いる方が広がりを見せるでしょう。個人の繋がりなど、組織に関係
なくいくらでも広げられますから。

 

どこかに所属したい、との欲求も、組織に属していれば解決です。

想像以上にサラリーマンでいるのにはメリットがあると僕は思って
います。

何も考えなく、ただ逃げる為にアーリーリタイアしてしまうのは、
とても勿体ない思考でしょう。

 

どうせなら新しいステージへ

せっかく不動産投資で家賃収入を得る事に成功したならば。仕事を
辞めるのではなくより積極的にやりがいを見出してみてはいかかで
しょうか。

これまでは振り返る余裕も無く必死にこなしていくのが精いっぱい
だったかもしれませんが、不動産投資で成功を上げた今となっては
随分と余裕ができているはずです。

金銭的にも、能力的にも。自分の、今の仕事に対する意識や姿勢を
見直すいい機会。

 

もしも、どうあってもやりがいを感じなかったり、本当はやりたい
仕事が他にある、という場合は、転職をするのも良いでしょう。

転職は融資に悪影響を与える可能性が否定できず、あまりお勧めは
したくありませんが、全体でプラスとなるならば早い段階での転職
も検討の余地があります。

やりがいのある仕事は人生を充実させてくれますし、逆にやりがい
のない仕事は人生の損失でしかない。生きている間で仕事のできる
期間は40年程度しかないのですから、仕事は選んで当然です。

 

サラリーマンとしての仕事内容や待遇に不満を抱える場合、事業を
興すのと同時に、「サラリーマンとしての変化」を求めてみるのも
大事と思います。

せっかく新たな自分へと進化をしようというのですから、前へ突き
進むばかりでなく足元も確認し、より盤石な体制を作りましょう。

 

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  6. こんな仕事を30年現役で本当にできますか?
  1. 深いですよね。
    確かにただ楽したいからアーリーリタイアしたいという方の方が僕は多いと思います。
    でも、南の島でリラックスって言っても、1ヶ月ももたずあきちゃうんでしょうね。

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