投機的投資で収入上乗せを狙う際の注意点

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基本的に投機的なことをあまり好まない僕ではありますが。

あくまで投機に対してレバレッジを掛けるのはお勧めしないとの
スタンスなだけで、キャピタルゲインを狙う事に否定的な訳では
なかったりします。

 

不動産バブル時代は、そんな「レバレッジを掛けた不動産投資」
が原因で発生したもの。

不動産の値上がりを期待して金融機関が甘い審査で大量の融資を
出し続けていたのが原因です。まさに、レバレッジを掛けた投機
でしかなかったんです。

 

株の信用取引で多額の借金を背負ったとの逸話は昭和の時代から
「悪い噂」として広まっていて、株式投資はギャンブルであって
手を出すべきではないとの認識の方が今でも大勢存在します。

これも結局、悪者は株式投資そのものではなく、レバレッジです。
レバレッジを掛けたからこそ借金を背負う羽目になってしまった
だけであり、株式投資そのものは何も悪くない。

レバレッジを掛けていなくても元手は失われますが、それが投資
というものです。無駄遣いで失ったお金と投資で失ったお金の間
に差はありません。

それが投機であったとしても。投機資金があるからこそ、市場は
活発な動きをして流動性が保たれているのですから。

 

レバレッジが1倍以下の「投機」に関しては、自己責任の名の下に
許容されるべきでしょう。個人であれば。

現金投資の範囲内ならば投機的活動をひとつの分散投資先として
事業活動に影響の無い範囲で取り組むのも、勉強にもなりますし
悪くないものです。

僕はこれを勝手に「投機的投資」と呼んでいます。

投機一本槍はお勧めしませんが、節度を持てばチャンスがあります。

乱高下収束後のトレンドに乗る

僕が区分マンションへの投資に対し全額現金であればいいのでは
ないかとの意見を持つのは、こういった考えであるからです。

融資さえ背負わなければキャッシュフローがマイナスになったり
する可能性は極めて低く、維持に困る事はないでしょう。

金融機関に「債務超過である」と判断もされません。支払うべき
ローンがないのですから当たり前ですが。

 

現金で区分マンションを所有した状態はインフレに対するリスク
回避と考えることもできて。

余った現金の活用法としてはどこにも問題がありません。

加えて購入先の地価が上昇する期待が持てるのであれば、極めて
合理的な「投機的投資」と言えると思います。

 

但し、投機的投資が成立するには条件が一つあると考えています。

それは市場全体が乱高下状態に無いこと。

 

実のところ投機においては変動幅(ボラ)が大きいほど、稼ぎも
大きくなりますので、ボラが大きいのは投機としては悪い話では
ないのですけれども。

超短期的な動きはランダムであり、決して予測はできない。底値
で買うチャンスではありますが、高値掴みをさせられる可能性の
方が遥かに高い。

「もうはまだなり」というやつで。もう底値だろうと思っても、
まだそこは底値ではない、という。

 

投機的投資はトレンドに乗って行うべきであり、乱高下していて
トレンドが見えない状態では高い確率でキャピタルロスが出ます。

市場全体が落ち着きを取り戻し、ある程度の方向性が見えてから
順張り方向に投機的投資を行うべきでしょう。

今の国内不動産価格は非常にゆったりとした変動の中にあります
ので下落リスクには注意しなければいけませんが、投機的投資を
行うには悪くないですね。

 

根拠は何でもいいです。チャートを見てでも、政府・日銀の政策
でも、ファンダメンタルズ面からでも。

当てが外れて損をする可能性はありますが、投資である以上損を
するリスクをゼロにはできません。

投機的であっても分の悪い、ハイリスクなギャンブルにならない
ようにしましょう、というお話です。

 

投機的投資でも長期を見る

投機的投資一本で行くのは、僕はあまり好きではありません。

現金投資が原則ですから、投機的投資に絞ってしまうと他に一切
資金を回す余裕がなくなってしまいます。

分散投資の原則から外れてしまい、もし期待に反した動きをして
塩漬けせざるを得なくなった際に身動きが取れなくなってしまう。
もしくは損失を確定するしか道が無くなります。

 

しっかりと躊躇無く損切りできる一人前の投資家ならいいのです
けれども、少なくとも僕はそこまで投資家として完成されてない
ので、適切な損切りのできる自信がない。

あくまでも「失っても良いと感じられる余剰金で大きなプラスを
狙いにいく」つもりで投機的投資を行っていますので。

10年後、20年後にチャンスがありそうなら塩漬けにしてしまおう
との気持ちでおり、損切りはしないつもりでいます。

 

それに他から利益を上げて投機的投資に回せる資本を増やせれば、
現状打破のチャンスなんていくらでもありますし。無限ナンピン
は失敗の可能性が極めて低い投機的投資法です。

まあ、投資というよりはお遊びに近いですね。ある意味で僕こそ
ギャンブルを楽しんでいるのかもしれません。

痛みも無く、勝ち目の高いギャンブルを。

超富裕層といわれる方々は恐らく、投資に対してこんな気持ちで
臨んでいるのではないでしょうか。

 

キャピタルゲインは税制上も恵まれており、余剰金があるならば
現金決済の範疇で狙って悪いものではないと思います。

 

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