所得税の還付金が振り込まれた

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税理士さんが税務署に確定申告署を提出して一ヶ月弱。
還付金が振込されました。

還付金を受け取るのは初めてではないので感動とかはありませんが。(笑)
でも、やっぱり嬉しいものです。

 

人事異動により派遣先が変わって、給与所得が2011年より随分と
増えていたので給与収入だけであれば追加で納税をする立場でしたが、
収益不動産を購入して事業を始めたことで還付を受けることができました。

さらに言うと、予定納税もなくなりましたし、住民税も少なくなります。
今年の税負担としては数百万円単位で助かっているんじゃないでしょうか。

実にありがたいですね。
こんな仕事をたったの年15万円強でやってもらえるんですから、
税理士様々です。

 

さて、この不動産投資による税の還付。
ワンルームマンション業者なんかは、
不動産投資の一番の目玉のように宣伝をします。

税金の還付、生命保険代わり、将来の年金代わり、というのは
ワンルームマンション業者の定番の宣伝文句ですね。

払った税金が戻ってくると手元にまとまったお金が入るので嬉しくはなりますが、
果たして素直に喜んで財布の紐を緩めていいものでしょうか。

還付金を受け取るとたまには贅沢をしたくなるけれど。

不動産投資が税金対策になる理由

サラリーマンにとって、不動産投資は節税効果が確かにあります。

サラリーマンが日常的に納めている税金は主に、
所得税、住民税、消費税。その他、酒税、ガソリン税、環境税などなど、
生活スタイルにより様々な税金を直接的、間接的に納めていますよね。

不動産投資では所得税、住民税の納税額に影響を与えます。

 

サラリーマンは、サラリーマンの経費と呼ばれることのある
給与者所得控除という税控除を給与所得額に応じて受けています。

今年から一応、サラリーマンでもきちんと申告すれば、
スーツなど仕事で必要として私的なお金を使った場合、
必要経費として計上できるようですね。

個人事業主となれば、加えて事業主としての経費計上が可能となり、
給与所得と事業所得の合算で課税所得が決まります。

事業が赤字であれば課税所得は少なくなり、
その分所得税、住民税の納税額が減ることになり、
節税効果が得られる、という理屈です。

 

事業が赤字で事業をやる意味がないように思えますが、事務所費用として
家賃や光熱費などの按分して計上することで生活コストは下がりますし、
特に不動産投資の場合は減価償却による表面上の赤字が発生するため、
実際は現金は増えているのに納税額が減る、という現象が起こるんです。

赤字続きの企業がなかなか倒産しないのも、設備投資による
減価償却でバランスシート上赤字になっているだけだったりしますよね。

収入は増えているの納税額が減るので、手持ちの現金は大幅に増え、
豊かになったように錯覚してしまいますね。

 

納税額は本当に少なくなっているのか?

でも、気をつけて下さい。
こんないい状態、長くは続きません。

 

まず、不動産投資で最も納税額が少なくなる、
つまり経費が大きくなるのは購入直後です。

購入時の初期費用、及び不動産取得税が経費を押し上げます。
支払いが多かった分だけ経費が多くかかっていますから、
払い過ぎた税金が戻ってくるのは当たり前。

 

購入後1、2年は経費が大きい分だけ納税額を抑えられますが、
そのボーナス期間を過ぎると経営が順調であるほど納税額も多くなります。

一度確定申告後に追加納付となると、前述しましたが
翌年にはその金額に応じた予定納税の通知がきます。
住民税も跳ね上がりますし、固定資産税はいつも通り。

所得が増えると所得税の累進課税制度の影響で
給与収入にかかる税額も増えます。
実質、給与収入が下がったのと同じ。

収益不動産購入直後の所得税の還付はある意味、
収入の先取りのようなものです。

 

しかも、消費税などの支払いは増えているんですから、
むしろ税金、沢山納めていると思いますよ?

 

年収1000万円? 「お金持ち」じゃないですよ

年収1000万円~1500万円辺りは、所得に対して重税感が一番強いです。
納税額が違急激に増えるので、可処分所得は思ったほど多くなりません。
年収にすると目立つ金額なのですごくリッチな気持ちになり、
うっかりお金を使ってしまいそうですが、危険です。

2000万円を超えてくると、だいぶ楽になってきますが、
それでも大きな融資を抱えているなら油断できない。

 

本当に豊かさを感じられるのは年収3000万円以降でしょうね。
月収300万円以上は収入が増えても幸福度は上がらないそうですから、
「お金に不自由しない生活」はその辺りが目標になりそうです。

健康さえ害さなければ贅沢なんていつでもできます。
近い未来の夢の現実化のため、現実を直視し冷静に分析し、
ここは少しだけ我慢して更なる収入の底上げを図りましょう。

 

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