不動産売買の契約書を何度も読み返すべき理由

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

契約書を見直すというのは、本当に大事ですね。

2棟目に購入した物件、しばらくの間は空室保証を
していただく契約となっています。

その金額がおかしなことになっていました。

 

元々、取引の時の契約書に間違いが複数あり、
多くの訂正をしてもらったという経緯がありました。

それで、という訳ではなかったんですが、
たまたまiPadに保存してあった資料を確認していたら、
何か違和感があって。

書類を見直したところ、整合性が合わない部分を
発見することができました。

 

具体的には決済時の明細と事前の説明資料の数字の相違。
修正を繰り返していた最中の単純ミスかと思われます。

思い出してみると、1棟目の時も購入当初に数字関係で
ミスがあって指摘・修正してもらいました。

速やかに対応してくださるので、
全く不満な気持ちはありません。

繰り返し確認をすることほど重要なことはありません。

契約内容の確認は契約前だけではない

むしろ、もしこういうことに気が付かずに見逃しを
していたのだとしたら、経営者として甘過ぎる。

問い合わせても契約書の内容と違うことを
説明されたり態度が曖昧であればば怒るべきですが、
自分も気付かずに長らく放置してしまったなら
自身にも責任があると思うべきです。

 

契約を結ぶというのはお互いが合意するということ。

合意内容と実際が合致しているかどうかを
確かめるのは、契約者の責任です。

誰かと何かの契約を締結した時点で
どちらが優位などありません。
お互いがお互いの契約者。

違いはサービスを提供する側かお金を払う側かの違いだけ。

 

サービスを提供する側も、相手がちゃんと契約金を
合意内容の通りに支払ったかどうか、確認します。

お店で買い物をして支払った額が実は足りなかったり
お釣りを多く貰っていても、お互いがそれに
気が付かなければそのままですよね。

故意でなければ、お金を受け取った側の確認不足。
あとあとになって発覚してどちらかから指摘があれば、
その時に清算をすればいいだけのことです。

 

レストランで注文したものと違うものが出てきても、
ビジネスの場でも不動産投資でも同じこと。

注文と異なる料理が出てきた時に、
普通なら言えば正してくれますし、
言わなければ気付かずにそのまま。

間違いに直面した時、自分がどう対応するか。
人間性、経営者としての資質が試される瞬間です。

 

契約を結ぶことは自分で責任を持つということ

レストランでは場合によっては指摘するのも面倒だし
また調理の時間を待つのが嫌だからそのまま食べたり、
どうしても食べたいから作り直して貰ったり。

多種多様な選択肢があります。

 

しかし不動産の契約は、とても大きな金額が動くもの。

お金を稼ぐためにやっていることであり、
人生に大きく影響するリスクを背負っています。

契約内容通りに事が進んでいるかを自分の目で
チェックするのはあまりにも当たり前の話。

 

でも、どうもそれが苦手な人がいるようです。

 

気持ちは分からないでもないですが。

不動産投資は書類が非常に多いです。
契約書、重要事項説明書、火災保険、登記の書類、
融資の契約書、生命保険、etc……

しかも近年は色々なサービスがあり、契約内容が
やたらと複雑になってしまうこともあります。

 

加えて専門用語の数々。

専門用語の意味不明さで言えば医学なんて
可愛いものと思ってしまうくらい。

法律関係の複雑さが、理解をさらに難しくします。

 

しかし、この書類の山と戦わなければ、
決して経営者にはなれません。

 

過剰のように感じるサービスは、
この難しさを利用している部分があります。

分からなくてもいいから、任せておいてください、と。

考えさせないように誘導することで、
自分たちに有利な状況を作り出そうとしている。
これは、「売る」ために、ある程度致し方ないこと。

 

うまいこと誘導されてしまうと、
書類のチェックも甘くなってしまう。

騙された、と後悔するパターンの多くは、
実は自分のチェックミス、油断からくるものと
心掛けておいたほうがいいですね。

 

検算をすることは良い点数を取るための基本

おまかせで投資をしていても、経営者には違いない。

間違いの責任が誰にあるにしろ、その結果は全て
経営者である自分に降りかかります。

やはり、何度でも見直しをするべき。

 

試験を受けている時、時間が余っているからと
早くに退室してしまっていませんでしたか?

もう一度計算し直して、計算ミスを発見したことは
ありませんでしたか?

 

たった一つの確認ミスが大きな損失に
繋がることもあるのが不動産投資。

一仕事終わってホッと息をつけ、身体が休まったら
もう一度現状の確認をする癖を付けましょう。

 

蛇足ですが、契約書の通りに進んでいないことが
あったからといって、決して一方的に相手を責めるのは
止めておくのが無難です。

まずは確認から。自分の勘違いかもしれませんし、
単純ミスで相手の揚げ足を取っても関係が悪化するだけ。

ビジネスは大人と大人の付き合いです。
器が狭い大人とは、次の関係を持ちたくないと思われて
チャンスを逃す羽目になりかねない。

 

心に余裕を持って、契約内容と実際の照合を一緒に行い、
何が正しいのか、何が間違っているのかを確かめて下さい。

それがお互いにとって最良の結果をもたらし、
新たなビジネスチャンスを生むことに繋がりますから。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 飛び立つ前に近辺の観察を。
  2. 賃貸住宅に無料Wi-Fiは必要?
  3. 世界遺産登録された富士山を活かすには交通網の発展が不可欠です。
  4. 並列処理能力を高めることが大切です。
  5. どの道を進むべきかの見直しは早い方が良いですね。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る