税務署に狙われる素人大家。その対策方法は?

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多くの個人不動産投資家さんのブログやコラムなんかを読んでいると、
ここ数ヶ月で税務署から「お尋ね」を受けたり税務調査に入られたり、
なんてことがものすごく多いようですね。

確定申告の時期であることもこういった記事が多くなる理由の
一つであるとは思いますが、それ以上に目をそらすことのできない
現実がそこにあるようです。

即ち、国税庁の「素人大家狙い撃ち」です。

 

不動産投資ブームで国税も一苦労?

ここ数年で不動産投資に参入するようになったサラリーマンは、
それ以前と比べても随分増えているのでしょう。

インターネットのお陰で誰でも手軽に不動産投資の情報に触れることが
できる時代ですし、ちょっとお金を出せばセミナーに参加したり教材を
購入したりしてより濃厚なノウハウを簡単に取得できます。

もしネットがなかったら、セミナーの開催日を知ることすら一般人には
難しかったことと思います。

 

ただ、僕も含めてそういった素人大家は、いわゆる「にわか仕込み」
でしかありません。

知った気になって実は法律も知らずに、先輩不動産投資家のやることを
真似てうまくできているつもりでいます。

しかし、その肝心の先輩不動産投資家も実は素人だったりして、
やっていることがだんだんと歪んでいきます。

 

それが顕著に出るのが確定申告書なんでしょう。

本やネットで仕入れた情報や、「これはこうすれば落とせるよ」、
「これはこの勘定科目に入れておけばいいよ」とアドバイスを受け
四苦八苦して作った確定申告書。

どうやら税務のプロから見ると相当に「悲惨なもの」に見えるようです。

参考リンク:楽待コラム

人気ブロガーさんだけあってとても僕には真似のできない面白おかしい文章を
書かれていますが、多くの方にとって他人事ではないかもしれません。

素人なんてプロに踊らされる存在なんです…。

逸脱しない、バランスを取る、ある制度は利用する

税務調査を受ける側にとっては、「こんな個人の弱小大家なんて狙っても
大して税金も取れないし、かえって税金の無駄遣いだよ。どうせならもっと
あくどいことをしている大企業を狙ってよ!」と思うかもしれません。

気持ちは分かります。しかし、国の方から見ると私たち個人の大家は
戦う能力の無い従順な羊です。金額も、一人ひとりは大きな金額には
ならないかもしれませんが、人数が増えれば馬鹿にならない。

しかもいい加減なことをやっている一部の人間を見逃してしまうと
不公平感が大きくなるし、真似をする人間もどんどん増えていきます。

放置すると将来的に余計に手間がかかる。であれば今のうちに「病巣」を
切り取っておこう、と考えるのが当然ではないでしょうか。

 

適当な確定申告をする人はいつまで経ってもいなくならないとは思いますが、
大半の人々は言えばちゃんと直してくれる、分かってくれる人であるとの
思いもあるのだと思います。

善良な市民が迷ってしまっているのならば、国家の立場から見て正しい方向に
誘導するのも、公僕たる彼らの責務なのでしょう。

よほど悪意を感じなければ「脱税」ではなく「申告漏れ」という形で
修正申告をさせ、更正するチャンスをくれるのですから。

 

とはいっても、痛くない腹だろうと痛い腹だろうとあまり探られたくはない。
時間も労力も失いますし、時には難癖をつけられて不当な結果に終わることも
あります。税務調査員の質も一定ではありません。

できるだけ税務調査をされにくい、目立たない確定申告書を作る必要があります。

これはプロから聞いた話等から推測した個人的な意見ですが、できるだけ目立たない
確定申告書を作るポイントは、「逸脱しないこと」「バランスを取ること」
「利用できるメリットはしっかり享受すること」にある気がします

 

例えば他の同様の不動産投資家と比べて経費の計上が多かったりすれば、
当然ですが目立ちます。

また経費のうち、交通費だとか交際費だとか、ある一つの勘定科目が突出して
大きかったりすればなんとなく目に付きます。

そんな数字を見れば、「何故?」と誰でも疑問に思うもの。
調査に入ってくれと言っているようなものです。

 

また、規模は十分に大きく青色申告特別控除を受けずに白色申告のままで
何年も申告をしているとしたら、それもまた目立ちます。

何故税金が安くなるのにこの制度を利用しないのだろうか。何か都合の悪い
ことでもあるのだろうか、と。

 

あと、投資規模が急拡大した時なんかも調査が入りやすいようです。

これは単純に、目についてしまったからとりあえず、程度な気持ちの
気がしますね。

 

目立たないようにするには、無理な節税を試みずに平均的な申告を行い、
正直にしっかりと納税することが大切なのではないでしょうか。

 

やはり頼りになるのは専門家

といっても素人大家がそんなバランスを取れるはずがありません。
どの程度の割合が平均的なのかなんて、知る術が無いのですから
当然といえば当然のこと。

僕は税務に関しては当初から自分で全てをやろうなんてことは放棄しており、
税理士さんに帳簿付け含めてお願いしています。

税理士さんでもピンきりで、得意分野とあまり詳しくない分野がありますから
自分で探そうとせず、誰かに不動産投資に強い税理士さんを紹介して貰うのが
いいかもしれません。

 

しかし、中には自分でやりたくないけれども投資規模が小さいために
どうしても自分でやらざるを得ない、なんて方もいらっしゃると思います。

自分でやる時は、前述の3つのポイントを守ってみて下さい。
明確な根拠は示せませんが、大きな咎めを受けることはないのでは
ないかな、と思われます。

 

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  6. 一足飛びを狙いすぎて転ばないようにしましょう。
    • たろう
    • 2014年 3月11日

    こんにちはです。

    をを!
    どうもこれはミーですね。
    ありがとうございます。
    ひたすら目立たないことがひけつなんでしょうね。
    もう手遅れなんで、むしろがしがしトライアゲインしています。

      • きりのき
      • 2014年 3月11日

      たろう さん
      わざわざありがとうございます。勝手に引用してしまいましてすみません。
      いつも楽しくブログやコラムを拝読させて頂いております。
      大変かと思いますが、また顛末を楽しみにしております。
      (たろうさんには楽しくないかもしれませんが……(笑))
      今後とも宜しくお願い申し上げます。

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