いつも応援ありがとうございます。
時々、投資によりまとまったお金が入ってきたからポルシェを買いました
とか、そんな話を聞いたりするのですが。
なんと勿体無いことをするのだろうと、強く思ってしまいます。
いえ、この辺は個人の価値観の差ですので、手に入れたお金の使い道など
自由に決めていいとは思いますが。
どうしても、まとまったお金が入ったからといって普段は買わないような
高級品を購入したり、贅沢な旅行へと行ったりするようなお金の使い方は、
その気持ちが分かりません。
明確な理由もあります。主には以下の三つ。
一つはせっかく頑張って稼いだお金を失う事への恐怖。現金が増えるのは
安心を生みますが、減るのは恐怖を伴います。自分の年収並みかそれ以上
の金額を勢いで使えるほど、僕は度胸がありません。
二つ目、資産に対するの考え方。僕は車も家も、資産としてはカウントを
していません。旅行などから体験価値を得るのはまだ分かりますが、車や
自宅などは日用品だと思っています。使い勝手が良ければいいです。
三つ目、そんなに贅沢がしたいのなら、得たお金を元手に今よりも収入を
増やしておけば、後でいくらでも贅沢できるのに、と思うからです。
とはいえ、今すぐに体験価値を得るのに強い価値観を覚えるならば、投資
で得たお金をあぶく銭と考えてパッと使ってしまうのを否定はしません。
経済を回してくれる素晴らしい行動であると褒め称えます。僕にはとても
真似できないですが、日本にとってはそんな方々こそ必要。
ボーナスも、たくさん貰った方はどんどん使って下さい。ちなみに僕は、
生まれてこのかた一度もボーナスを貰った経験がありません。そこもお金
に対する価値観の違いを生んでいるのでしょうか。
含み益は利益ではない
投資で稼いだお金をパッと使う。悪くはないのですが、注意点があります。
決して含み益を利益だと勘違いしないこと、です。
株式投資などの経験があるならば理解されていると思いますが、投資では
利益が確定して初めて稼ぎとなります。厳密に言えば、その稼ぎから税金
の分を引いて、残ったものが純粋な利益。
買った株は売ってお金に変えるまでは、一円足りとも利益を生み出しては
いません。ここを勘違いすると、実に大変な目に遭います。
買った塩漬け株が高騰したからと気分良くお金を使って、いざ現金が不足
したからと株を売りたくなった時に株価が下がっていない保証はない。
優待目的に株を購入する人は、株の価値があたかも購入時点の価格のまま
変わらないものとの思い込みを持ってしまう方もいらっしゃるようですが、
少しでも真面目に取引をした経験があるならばそうでないのは知っていて。
益が出ていても含み益はあくまで含み益。手元にあって自由に使うお金で
あると勘違いをしてはいけません。
キャッシュフローは『含み益』に過ぎず
株などの場合は、インターネットでの取引が主流となった現在、いつでも
評価額、総資産などを確認できますので、最近はそんな間違いをしたりは
そうそうしないでしょうが。
不動産投資では、要注意。
不動産投資だって同じです。売却が終わるまでは利益は確定していません。
不動産投資の最大のメリットの一つである、毎月の定期収入。手元に現金
の形で確実に利益を回収できるのは、他の投資に無い大きな利点です。
が、このキャッシュフローが『含み益』である事を忘れてはいけない。
毎月得られるキャッシュフローはただの含み益ですが、株などとは違って
収入として手元に残ってしまうので、純利益であると勘違いしやすい。
キャッシュフローには最終的に売却し利益を確定した際の精算に使うお金
も含まれています。残債の返済、ですね。
精算が終わって最終的に残った金額がその収益不動産から得られた純利益
であって。そのお金は自由に使っていいと思いますが。
含み益にすぎないキャッシュフローを収入だと勘違いし贅沢をしてしまう
のがどれほど危険であるか。
株などと比較すれば、想像に難くないのではないでしょうか。
贅沢に使わなければよい、投資益を再投資して複利で利益を得ればよい、
も問題となる可能性があるのも忘れてはいけません。
先ほども書いたように、キャッシュフローは含み益です。含み益を元手に
再投資を行うのは、利益を大きく伸ばすのに有益ではありますが、リスク
もまた高めます。
レバレッジが更に大きく掛かってしまうため、です。
手持ち資金を薄くしすぎてしまうと、その分だけトラブル発生時の対応が
困難になりかねません。
家庭にも負担を押し付けてしまう羽目になりますので、レバレッジ過剰と
ならぬようお気をつけ下さい。
なるべく早期のリスク離脱を目指す
僕が得たお金を使わずコツコツと貯め続けるのは、早いところ想定される
損益分岐点を超えてしまいたいから、です。
最悪の場合の損益分岐点を超えてしまえば、損は絶対にしなくなります。
そうなればお金を多少使うにも勇気は要りません。
まだ何年かは掛かりそうですが、数年程度は年齢からすれば焦るほど貴重
な時間ではなく。
確実な安心、安全を求め、質素に生きていこうと思っています。
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