お金についても暮らしについても新しい概念を受け入れる時が来た?

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昨今は価値観が多様化し、独特の生活様式をする方々が増えている
ように思います。

自宅に籠ってインターネットで動画配信をしながら大金を稼ぎつつ、
そのお金を大したことに使うでもなく日々カップラーメンを啜って
生きる人がいるなんて、10年前では誰も想像しなかったでしょう。

結婚なんて面倒なだけ、コスパが悪い。年収300万円でも独身なら
そこそこいい暮らしができて、生涯不自由しない。こんな考え方も
今や市民権を得ていますね。

 

いわゆる個人主義的な思想が強まってきたのだと思いますけれども、
良い事か悪い事かはともかく欧米の思想がミックスされてきている
のだろうと感じます。

そう考えると恐らく日本は今、文化が変遷する狭間を迷走している
真っ最中なのではないかと考えます。

よく「良い時代だった」と形容される高度成長期時代、バブル時代
などは、どちらかというと価値観は刷り込まれるものでした。

何かがブームになると皆がこぞってそこを目指し、人と同じような
生活をするのを良き人生として崇拝する。

モノもサービスも「無かった」時代でしたので、それでよかったの
だろうと思います。

 

それと比較し、現代日本はモノとサービスに溢れ、生きていくのに
最低限必要なもの「以上」の生活レベルが求められるようになって。
それらが手に入らないと貧困であるとのレッテルが貼られてしまう。

最近は自ら貧困のレッテルを貼られにいく方がメディアで目立って
いるため色々と違和感を覚える部分もありますが、それはともかく
として。

この事実は、価値観が多様化している現代日本においてあべこべな
状況にあると僕は感じています。人と違う事こそが理想とされる中
で、人と同じでなければ不幸だ、不幸になるとの意識が強い。

 

モノやサービスが溢れているからこそ、自分の目で必要なモノだけ
を判断し、手に取ればいいのではないでしょうか。

それだけ自由に選択できるだけの環境は整っているはずです。地方
といってもインフラは最低限整備されているし、そもそも住まいに
制限を掛けるような法はありません。

マイホームを購入する事こそが幸せの代名詞と、未だに多くの方が
信じています。これほど住宅が余る時代だと声を高くして叫ばれて
いるというのに。

 

所謂「古い価値観」と「新しい価値観」が混在し、突然の環境変化
に適応できず混乱、『せん妄』を引き起こしている。大腿骨を骨折
して突然の入院、手術を余儀なくされた高齢者のように。

自らの手で環境を変えられない以上は、現代も生き残る生物たちが
環境に適応するように進化してきたように、私たちも新しい価値観
に適応していかなければいけない。

でなければ、結局自分が不幸になるだけのように思いませんか?

モノでも新しいものを受け入れられない人はもったいないと思いますよね?

常識を疑い、新たな価値観を許容する

新たな価値観を吸収するためには、従来の価値観を捨て去る必要が
あります。

といっても、新たな人間に生まれ変われなんて無茶な話ではなく。
ほんの部分的なもので良いと思います。

何しろ古い価値観であっても、良いものは良いのですから。過去の
歴史的作曲家が作り上げた音楽が、数百年の時を経ても私たちの心
に響くように。

 

ほんの少し、常識を疑ってみればいい。

例えば、地方では自家用車がなければ生活できない、との概念は、
実際に住んでいる人だけでなく地方に住んだ経験のない人々までに
刷り込まれています。

実際に自家用車がなければ住むに厳しい地方もありますが、そうで
ない地方だって存在しますし、同じ地方でも住む場所によっては差
があるでしょう。

僕も周囲から自動車が無いとだめでしょう、と言われている地域で
仕事をしていますが、電車とバスの乗り継ぎでも快適な生活環境が
確保できています。

どうしても足が無いところでも、たかだか徒歩30分。運動替わりと
思って週一回は歩いています。お陰で体力もついて一石二鳥。

最近は260円をケチって40分近く歩くようにしていたり。

 

仕事に関しても同じです。今は「大学を卒業して、就職をする」と
いうのが多くの方々の歩む道です。

けれども、そもそも本当に大学へ進学する必要があるのかとか優秀
な大学を卒業したのにサラリーマンにしかなれないのか、といった
『常識』を疑ってもいいかもしれません。

若い方々のほんの一部は過去の価値観に囚われていない為か、それ
をうまく具現化していますね。勿論誤った道へと落とされてしまう
人もいますが、それはサラリーマンでも同じでしょう。

会社が倒産して路頭に迷うなど、そこまで珍しい話ではない。

 

自分の子供には「個性を伸ばして自由に生きて欲しい」と願う方は
少なくないと思います。

それはまさに、新しい価値観の人生を歩んで欲しいとの願望です。
様々な習い事や多くの経験をさせて、少しでも人とは違った教育を
受けさせたいと考えてはいませんでしょうか?

新しい価値観そのもののように思えます。

 

ですが、自分のできないことを子供にやらせようとしてもなかなか
難しい。子供は親を見て育ちます。親の持つ価値観に大きな影響を
受けるのは間違いありません。

まずは、自分自身です。自らが古い価値観を捨て去り新しい時代に
生きなければ、他人に影響力は与えられない。

 

そのためにも、最も身近な価値観の一つである「お金」について、
新しい概念を受け入れてみてはどうでしょうか。

お金は労働の対価である、人から与えられるものである、との考え
方を捨て去り。お金は自らの手で獲得するものである、また価値に
自然とついてくるものである、との思考を強められれば。

必要以上のお金を得ても仕方ない、満たされた時代であるからこそ
本当に自分にとって大切なものだけを選べば労せずして幸福を追求
できるのだという真実に気が付けば。

これからの時代、お金で多少の苦労をすることはあっても、貧困で
苦しめられる事はあまり無くなるように思います。

 

時代が変わると共に、適応は常にし続けなければいけません。まだ
若いと自負があるのであれば、それ相応の努力もあって然るべきだ
と僕は考えています。

 

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