トルコ軍によるロシア機撃墜事件。今こそ、考えを書いて思考力を鍛える時。

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ついに起こってはいけない事件が発生してしまいました。もちろん、
トルコ軍によるロシア軍機の撃墜事件の事です。

どちらも言い分が真っ向から対立しており、しかしどうであれ人命
に被害が出たロシアも被害を出してしまったトルコも決して引ける
状態にありません。

引いた時点で負けが確定してしまうからです。負けた側はトップの
政治生命が終わるだけでなく、国の存在そのものが揺らぎかねない。

 

シリアで起こっているのは建前上はIS、テロリストとの戦いである
となっていますが、実際は西側対東側の代理戦争の雰囲気が強く。

反政府勢力を支援するアメリカ他と、アサド政権を支持するロシア
がISを挟んで争っている、そんな状況下にありました。

今回問題となっているトルコも、立ち位置は当初から微妙でしたね。
元々イスラム国家ですし、ISを支援しているのではないかとの噂が
出たこともありましたし。

しかし、今回のロシア機撃墜事件でトルコがNATO加盟国である点。
既にトルコの要請でNATO緊急理事会が即座に開かれました。内部で
どのような話があったかは分かりませんが……。

ロシアとNATOはウクライナの件でずっと紛争状態にあるようなもの
ですし、少なくともロシアにトルコを売り渡すような真似はしない
と思われます。

 

ロシアといえども流石にNATOを直接相手にはしたくないのか、被害
を受けたにしてはまだ上層部の反応は慎重のようですが。

国民に弱腰と判断され、突き上げられたらどうなるか。プーチン氏
の90%近くに上る高い支持率は、逆に考えれば一気に全てが反転する
可能性があるということ。

歴史の転換点ともなり得る事態は今後どのように展開していくのか。
私たちの身の危険にも繋がるかもしれない事態。その動向からは、
目を離せません。

40年以上現役のF-16戦闘機

一触即発

どちらが悪いかについては、早速お互いが真っ向からぶつかる展開
となっています。

ロシア側は領空侵犯をしておらず、撃墜されたのは裏切り行為だと
言い、トルコ及びNATO、そしてアメリカは領空侵犯をしたロシアが
悪いと言う。

 

ウクライナで起きたマレーシア航空機撃墜事件。あの時と全く同じ
ですね。あちらが悪いの応酬で、責任がうやむやになっていく、と。

ですが第3国の民間人に被害が出たあの時と異なり、今度はロシアの、
それも軍人に被害が出ています。

しかも誤認による事故ではなく、明確な意思を持っての撃墜。直接
人命被害を出したのはトルコではないとはいえども、撃墜した時点
で殺す気であったのは揺るぎようも無い事実。

 

果たしてロシア国民はどのような世論を形成しているのか、ロシア
政府はどのような行動に出るのか。

個人的には、未来の歴史の教科書には2015年は第三次世界大戦中で
あると記載がされるのではないかと思っているのですが、果たして
私たちが本当にそれを実感する羽目になるのか。

シリアを中心とした戦火は、世界のどこまでに拡大するのか。

 

一番気になるのは、日本はどのような影響を被るのか。

もはや起こっている事があまりにもリアルでシビアなため、映画や
小説の中にでもいるかのように感じてしまいますが、これは現実。

世界がどのような状況にあろうとも、私たちは自分の生活を守る事
こそが大切で。

その為に情報収集を欠かさず、冷静な判断をして、どのような事態
となろうとも自分を、家族を、人生を守れるように先を読んで準備
を怠らないのが今後大切になるだろう。

そんな思いを抱えながら推移を見守っています。

 

書く事により思考力を鍛える

世の中では、未だにテレビや新聞が最も信頼できる情報源である等
と多くの方が感じているようですが。

かつてまだ新聞が主要メディアだった第二次世界大戦前、日本政府
に会戦を煽ったのがかの朝日新聞であった事実を忘れてはならず。

メディアが公平中立である、中道であるなどという幻想は、完全に
捨て去るべきであると思っています。

 

信じられるのは自分しかありません。

何かに対して意見を述べるとすれば、ありとあらゆる側面から観察
して絶対的な中立であるなんて不可能なのですから。

どこが中立であるかの基準すらなく、答えは個人に委ねられている。
全ての情報を疑ってかかり、自分なりの解答を持つのが正解です。

 

政治に限らず、投資であろうと、日常業務であろうとそれに違いは
ありません。

私たちは個人投資家であろうとしているのですから、これくらいの
事はできて当たり前。

自分なりの意見を持てないような人間が投資で成功をしようなんて
無理な話だとは思いませんか?

 

以前も書きましたが、こういった力を鍛えるのに政治の話は本当に
ちょうどいい。今のように情勢が不安で感じる事、考えさせられる
事が多い時ほど経験値が得られます。

もし本気で力をつけたいと思われるようでしたら、是非とも文字に
書き出し、アウトプットして下さい。別にネットに書くのではなく
ノートに記すだけでもいいと思います。

人に読まれるものであると思った方が、より深く考えられますので
好ましいですが。

 

ただ頭の中で思考を巡らすだけでは中途半端です。力をつけるため
にはアウトプットが絶対に必要。

僕もこうして、書くことでより深く、書いていない部分まで考えを
広げ、深めています。

やればやるほど力はつく。小説家は、最初から人を感動させられる
話を書けたのではなく、書き続けたからこそできるようになった。

 

あなたにできないはずがありません。本当に本気であれば、今すぐ
始めてみて下さい。

それができなかったら、自分自身の本気度を疑った方がいいのかも
しれません。

 

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