1棟目購入に踏み切れないならば、もっと先の事を考えてみる

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不動産投資の次にどうするか。

不動産投資をこれから始めようとお考えの方は、目の前におかれている
課題すらこれからなのにその先の話なんて考えられるはずない、と思う
かもしれませんが。

もし不動産投資をスタートするならば、その次をどうしたいかしっかり
自問自答しておかなければ、将来不動産投資をしたことで苦しむ羽目に
なります、と予言しておきます。

 

これは全ての人に当てはまります。

お金の面でも体力精神面でも、日々の生活が苦しいサラリーマンの立場
からすると、アパート経営で不労所得と聞くと最強じゃないか、自分は
お金を稼ぐのにこれほど苦労しているのに、と思うかもしれません。

しかし親から多額の現金と共に収益不動産を相続したのならばともかく、
サラリーマンが融資を組んで、となるとそんなお気楽な商売ではなく。

どれ程優良な物件を購入できたとしても最初の一棟を取得して悠々自適
な生活をとはいかず、不動産投資を始めた結果発生した諸問題を、今後
どう扱うかに目を向けなければならなくなります。

であれば。

この情報社会、不動産投資をしてその後どのような課題ができるかなど
いくらでも知れるのですから。

どうせなら事前に対策を講じておくのが得策ではないでしょうか。

行き当たりばったりの旅行も楽しいものですが、ビジネスをする時まで
無計画、では困ります。思いつきでラーメン屋を始めるラーメンマニア
と全く変わりません。

誰も不動産投資をする行為そのものが目的ではないでしょう。

遠くを見たほうが歩き出しやすい。

1棟目を取得した後は

というのも、やはり不動産投資には融資がつきものであるから、です。

融資は買いたい時は受けれるだけ受けたい、と思うもの。ですけれども、
購入が終わってしまえばなんとも邪魔な存在です。

融資の返済圧力は返し終わるまで毎月掛かり続けます。その圧力たるや
恐ろしいもので、余裕のある返済ができていても何とも言えない焦燥感
を感じてしまう。

融資を受けて収益不動産を購入するのであれば、購入後、受けた融資と
どのように付き合っていくかを考えておかなければいけません。

 

じっくりと25年、30年と予定通りの付き合いを続けていくのか。

途中で売却して、売却と同時に残債を払うようにするのか。

それとも一刻も早く返済を終えるため、繰上げ返済をしていくのか。

 

例えば僕であれば3つ目、一刻も早く融資返済を終えたいと考えます。
その場合、給与収入と家賃収入だけではスピード感に欠け、心許ない。

ですから、第3の事業に取り組み、投資先も増やし、少しでも早く融資
を繰り上げ返済できる体制へ持っていけるように努力をしています。

融資の終了した収益不動産ほど強力な資産はありませんから。

 

売却を前提に行動をするのであれば、1棟だけ所有しているのでは少々
物足りません。

1棟所有で1棟売却してしまえば、持続的収入源を完全に断たれることに
なるためです。

できるだけ安定収入を維持し続けるために、売却前に次の1棟の取得へ
動きたくなります。

 

もしそんな疲れそうな、複雑な、面倒な事をしたくない、自分は当初の
計画通りに返済を進めるんだ、というのなら、最初から長期的に安全な
プランを立てて収益不動産の購入に踏み切らなければいけません。

融資の金額が多くなればなるほど返済額も増えますので、多少のブレに
弱くなってしまいます。

長期安定とは最大のブレでも返済に困らない、との意味です。融資組み
を間違えては得られるものではありません。

 

このように受けた融資をどうするかの一点について考えるだけで、次の
一手のためにはどのような物件を選ぶべきかが変わってくるもの。

深く考えすぎずともいいとは思いますが、どのような2歩目であっても
1棟目がその重い足枷とならないような物件選びをしておくのは、実に
重要な話。

こう考えると、一棟目の不動産投資の次を事前によく考えておくの事は
実に重要であると思いませんか?

 

一歩目の前にもう少し先を見ておく

これは、一歩目が踏み出せない理由にもなります。

最近は不動産価格の上昇、中国経済の減速、株価の停滞もあって慎重に
情報収集をされている方が増えていらっしゃるようです。

慎重になる事自体は正しいのですが、物件選びに慎重になるあまりに、
先の展開に目がいかなくなってしまわないようにも注意を払わなければ
いけません。

 

それは先々で何を成し得たいか、がとても重要で。

加えて残されている時間はどれくらいであるか、いつまでに実現したい
のかと、時間的な部分も検討しておかなければいけない。

じっくりと最高の一棟が見つかるまで待つのが必ずしも正解であるとは
限らないのは、これが理由です。

見つからなければ諦めるのももちろん選択肢ですけれども、個人的には
せっかく不動産投資をしようと決断できたのであれば、勿体無いかなと
思ってしまいますけどね。

 

いかに先のことまで考えるか。

不動産投資においても、人生設計においても僕は重要視すべきであると
思っています。

悩みを抱えるのであれば、一度その時間を使って考えてみて下さい。

 

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