不動産投資をスタートするなら明確な人生の目標の考察から

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不動産投資を始めるにあたって最も重要だと僕が思うのは、その動機であり、
目標です。

よくある誘い文句に、税金対策に、老後の安心のために、サラリーマンからの
リタイア目指し、などがありますが、どれもこれも漠然とした不安をそのまま
単語にして並べたに過ぎず、動機としてはあまりに弱い。

背負わなければいけない借金の金額に比較して、動機が軽すぎたり、具体性の
なさすぎる目標を立てたりするのは人生におけるリスクを高めるだけ。

宝くじでも買う方がずっとマシなレベルです。

 

多分、気持ちとしては本当に宝くじを購入するのと同じなんでしょうね。成功
したらこんな生活をするんだ、との部分ばかりを考えてしまう。

いえ、そこだけを考えるよう誘導されている、が正解かもしれません。

以前も書きましたが、過程をすっ飛ばしてはいけない。山登りをしている最中
に頂上に到着した後のことばかり想像していたら足を滑らせて大怪我をしても
仕方がありません。

しかし、もっと重要なのは目標がしっかり定まっているか、です。山登りする
のにどこの山のどの辺りへ行くかを明確にせず出発する人がいるでしょうか?

目標が決まる前に出発をしたら進むべき道もわからず遭難するに決まっている。

 

地図を見る時、自分のいる位置と目標地点をまず確認しますよね。

初めて不動産投資をするというのは船長として初めて港から船を出すのと同じ。
目標地点を明確にせずに出港するなんてあり得ない話です。

繰り返しますが、何を目標として不動産投資をするのか、不動産投資をしたい
動機は何なのか。

そこをできる限り明確にしなければ、海の藻屑となるのは天命でしかない事実
から目を背けてはなりません。

ゴールを見据えなければシュートはできません。

人生で成し得たい目標?

そして、打ち立てた目標をどれ程人生において重要視しているかをよく考えて
行動すべきかどうかを判断して下さい。

不動産投資でも何でもそうですが、何かを始める時は何かを失う時です。

 

不動産投資を始める事により何を失うか。

 

まずは、時間。どのような投資をしようとも、少なからず自由時間を消費して
行動する事になります。

突然休みの日に物件のチェックへと赴かなければならなくなるかもしれません。
トラブルの発生は24時間365日、可能性がゼロにはなりません。

 

次に、精神力。経営状態は常に気にしておかなければいけませんし、不動産が
増えればそれだけ神経をすり減らす機会が増えます。

心のキャパシティは人それぞれ、大きさが異なるもの。キャパシティを超える
ような事態ともなれば、健康や私生活に支障が出てもおかしくありません。

 

サラリーマンとしての信用も消費します。多額の融資を受ければ、その分だけ
他で融資を受けられる額は減っていく。

住宅が欲しいと思っても、住宅ローンが組めなくなってしまい購入できない、
なんて事に後から気がついても遅い。再び信用を蓄積するまでは待つ以外に、
方法はありません。

 

短期的にはお金も失います。収益不動産を購入するだけで税金もその他手数料
などを払わなければいけませんし、急に修繕を必要とする事態が発生するのは
日常茶飯事で。

もし現在問題に直面をしていなくとも、最低限の現金は保有しておかなければ
なりません。投資規模が大きければ大きいほど、その金額も上昇します。

 

家族に黙って不動産投資をされる方は結構いらっしゃいますが、そんなことを
すれば人としての信用を失ってしまう可能性すらあります。

信用とは、回復するのに大変な時間と苦労を必要とするもの。一時の迷いから
一生の傷を抱え込むのはあまりに辛い。

 

自分の目標がこれ程色々なものを失ってでも、人生を掛けてでも達成したいと
感じているのかどうか。

そこだけははっきりさせておくようお勧めします。

 

目標なしでは人生が勿体無い

本当に実現したい目標を心に刻み、それを原動力とする人間の推進力は非常に
強力です。

他人に対して、ものすごい行動力がある、自分もああなりたいものだと感じた
経験はありませんでしょうか?

あれほど強い行動力を持っているからこそ、成功しているのだろう、と羨んだ
経験はしていませんか?

 

その人物は確かに才能に溢れているのかもしれませんが、決して特別な人間と
いうわけではありません。

至って普通な人間で、ただちょっとだけ目標を決めるのが上手で、それを達成
する過程を楽しめる人物だっただけです。

あなたとさほど大きく変わらない人間であるのは間違いない。

 

最近、医師を対象としたとあるアンケート結果を見ました。僕は回答をしては
いません。

それは、2016年の目標についてのアンケートでした。2016年の仕事の目標は?

結果は、4割以上の方が「特になし」。4割もの医師が、1年間これといった目標
を持たずに仕事をしていくのだという事実にがっかりです。

選択肢の中には、医師以外の仕事をするとか、数々の内容があったのに。

 

あまりにも人生を損している。目標のない人生の何が楽しいのでしょうか。僕が
理解できないだけで本人が楽しいなら、それはそれで否定しないのですけれども、
少なくともそういう方は不動産投資というリスクを背負おうとはしないはず。

不動産投資をしたいと思ったのは、成し遂げたい何かがあるからではないですか?

自分の潜在的な目標を明確化するのも、己を知るうち。2016年の早いうちに必ず
達成をして下さい。

 

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2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

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