新規事業を短期で終わらせることになる3つの理由

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新規事業を開始するというのは、少なくとも日本においてはそれなりに
ハードルが高いです。

起業をするための知識を手に入れる場所がどこにもありませんし、資金
を事業経験のない人間に出してくれるような投資家もほとんどいません。

アイデアがあったとしても、それをしっかりとビジネスという形にする
方法やそのお金を揃えることが難しい。

日本の残念な部分のひとつです。最近はソーシャルレンディングなんて
ものが少しずつ表に出てきてはいますが、まだまだ不十分。

 

ですがそれ以上に大変なのは、創めたビジネスを続けること。

これは本当に難しい。

 

新規の事業が5年続く確率は10%程度。これが高いと見るか低いと見るか
といえば、やっぱり低いですよね。

何しろ自分がリスクを背負いながらも努力して、5年後その事業は90%の
確率で終わってしまっているのですから。

自宅の近くに飲食店ができても、結構な確率で数年で消えてしまいます
よね。飲食店は3年続く店が20%程度です。

 

起業をしよう、との気持ちが萎えるのもよくわかります。

バブル期の脱サラブームで路頭に迷わずに今も事業を継続されている方
はいったいどれほどいるのでしょうか?

 

幸いなことに不動産投資、いえ不動産賃貸業は、比較的長く続けやすい
部類の事業です。

僕だってもうすぐ3年。あと2年、返済に困ることがなければ5年です。
その時点で上位10%に入ったことになります。

 

もっとも不動産賃貸業の場合、長く続けば必ず稼ぎが出るものでもない
のが問題点ではありますが。

ですが、長く続けている間に利益率を高める努力をすれば、少なくとも
損をすることはあまりないでしょうし、最終的には十分なキャッシュを
手元に残すことができるでしょう。

短期間で利益を残そうとするよりは、ずっと現実的です。

ビジネスが短命に終わる3つの理由

事業が短命に終わる3つの理由

新しく事業を始めても、なぜこんなにも多くの企業が廃業してしまうか。
僕はこれまで3年間、不動産業およびネット関連事業に携わってきて。

主に3つの大きな理由があると感じました。

 

一つ目、無理な資金繰り。

一番やってはいけないパターン。ある程度事業が上手くいっていると、
メイン事業のためのキャッシュを薄くしてしまう方がいます。

不動産投資でいえば、得られたキャッシュフローを貯めておかず、経費
だからといって無駄に大金を使ってしまうようなもの。

 

大企業が内部留保に回してばかりで賃金に還元しないと、あちこちから
聞こえてきますが、企業側にとってみればこれは当たり前の話。

この先何が起こるか分かりません。いきなり社の存続が窮地に追い込ま
れるかもしれない。キャッシュはできるだけ厚く持っておくことが今時
の起業の常識です。

 

個人で起業したばかりだとまだ金銭感覚が身についておらず、うっかり
手持ち資金を少なくしすぎてしまいがち。

怖いことを経験して初めてキャッシュを厚く持つことの大切さを知り、
起業家として成長していくわけですが、残念なことにここで経営破綻を
させてしまう方は少なくないようです。

 

二つ目、苦しさからくるやる気の低下。

起業して初期は、資金繰りが苦しくなります。手持ち資金が潤沢にない、
利益を上げたとしてもまずはキャッシュを厚くする必要があるために、
会社の口座に貯めることしかできない。

自分自身へ賃金を支払う余裕は、あまりありません。

 

実際、十分な資金が貯まるまでは数年間は普通にかかりますが、4年も
5年もそんな苦しい状況が続けば誰だって苦しい生活から抜け出したく
なります。

頑張って起業したというのに一般サラリーマンや公務員並かそれ以下の
収入しか得られないのでは意味が無い。

しかも、サラリーマンや公務員よりも税金や保険料などの支出も多く、
更に厳しい生活を強いられる。

 

事業を通して本当に叶えたい夢を強く抱えていない限り、苦しい生活に
耐え切れず投げ出してしまっても致し方ないでしょう。

 

三つ目、飽きからくるやる気の低下。

たとえ大好きなことであってもそれだけを5年も10年もやり続けるのは
至難の業。

大好物であったとしても毎日毎食食べていたら飽きるのと同じように、
大好きなことが大嫌いなことに変わってしまってもおかしくない。

 

趣味を仕事にしたといっても、それをビジネスとして成立させる過程で
やりたくない行程が必ずあるはず。

しかしそれをやらなければいけないというのがモチベーションを大幅に
低下させ、続けるのが嫌になってしまう。

気合が入っている最初の1,2年は前面に出ない問題ですが、3年目以降に
なるとなかなか辛くなってくるでしょうね。

僕も同じネットゲームは3年目以降となると続けるのは難しかったです。
スケールの小さい話ですが。

 

楽しみながら経営できるように

前述の一つ目と二つ目は、お金の管理に気をつけることと、収入の柱を
他に持つことで回避できます。

問題は三つ目。飽きてしまうのは人間である以上どうしようもない。

 

僕はそれを回避する意味でも収益不動産の運用において「おまかせ投資」
を選択しました。

セルフリフォームだとか自主管理だとか、4年も5年もやっていたら飽き
がくるでしょうし、やりたくなくなってしまうでしょうから。

おまかせ投資は本当に自分のやることは少なく、その数少ないやること
は税務などの「やらないと大変なことになる」部分ですので、やる気が
あろうとなかろうと関係ありません。

誰でも長く続けることができるであろう事業形態のひとつです。

 

飽きっぽくて心配、なんて方はぜひとも、僕の真似をしてみて下さい。

ただし、お金に対する執着を見せなければ、金銭面で苦しむ羽目となる
かもしれませんのでご注意を。

 

ですが、せっかく不動産投資を、そして事業を始めるのですから。

できるだけ長く、楽しんで経営できるように。できる限り飽きの来ない
よう、やりたくないことはやらないでよいよう、システム作りを進める
こともビジネス成功のためには大切だと思います。

 

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