日本経済の脆弱さと堅牢さ。市場への参入の価値はあり。

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

最近、大企業の経営危機や経営破綻報道が多く、日本経済は本当に
大丈夫なのだろうか、と感じてしまう部分が少しありますね。

既に再生は終わりつつあるシャープ(といっても本体が台湾企業に
なってしまいましたが)、不正会計から始まり経営危機が長引いて
いる東芝に続き、今度はタカタです。

 

タカタの報道も随分前からで、特に米国における集団訴訟や懲罰的
賠償金の話題が出た頃より、持たないだろうなとは思っていました。

案の定、民事再生法を申請する迄に至り。流石にタカタほどの企業
になるとそう簡単に消滅させるわけにもいかず、問題のある部分を
本体に残し他部門は別の企業で存続させるつもりのようです。

タカタと付き合いの深い中小企業も多数あったでしょうから、今後
国としては連鎖倒産を防ぐべく、調整を急ぐと思われます。

事前に上層部と政府ではやり取りが進んでたのだと推測しますが、
セーフティネット保証も初めて適用され、政府が迅速に対応をして
いるようですので、日本経済としては大きな影響もなさそうです。

 

現に、日経平均株価は何事も無かったかのように上昇をしています。
いわゆる織り込み済み、というやつですね。

エアバッグ問題が一般に発覚してから3年くらいですし、まともな
長期投資家は一切手を引いていたはずです。

 

しかし、報道が確かならば検査結果の隠蔽を上層部が指示したとの
話ですから、とんでもない。問題を認識しながら放置するどころか
騙すような真似をして、人命被害も多数発生させて。

下手をすると、逮捕者が出る可能性すらあります。タカタ上層部は
震えて眠れぬ夜を過ごしているかもしれません。

正直、タカタなんて企業はエアバッグ事件が発覚して初めて知った
程度の僕ですので、当該問題については報道を静かに追うに留めて
おこうと思います。

色々言われていますが、銀座の地価上昇は数字になって表れています。

日本には伸びしろが多々あり

しかし、こういった報道が続く割に堅調な推移を辿る株価を眺めて
いると、かえって日本経済の層の厚さに安心感も抱きます。

世界と比較すると、最近は突出した日本企業こそ減ってきています
が、非常に幅広い分野で世界でも戦っている企業が数多く存在し。

かつての「ジャパンアズナンバーワン」と言わしめた時代からは、
消費者レベルで見ると寂しい気持ちになりますけれども、実際には
日本企業の影響力は極めて大きい。

大企業だけでなく、中小企業レベルでもそういった実力のある企業
が多数存在しているのが、日本の強みだろうと思います。

 

革新性という意味で不満を覚える面も少なくないのは確かで、固さ
が企業の伸びを抑制してしまっているのは間違いなく、改善の余地
は多そうですね。

その辺は、まだまだ伸びしろがあるということで期待しましょう。

 

そして世界と戦う企業ばかりでなく、地域を支える企業や公益法人
が数多く存在し、国内ビジネスが成り立ちやすくなっているのも、
日本経済の頑丈さを表していて。

起業に対する世間的なイメージが悪い日本ならではの、ライバルが
少ない環境で堅実なビジネス展開ができるのは、起業意識の強い者
にとっては大変ありがたい環境です。

あまり他国の事情については詳しくありませんけれど、日本が特別
経済が弱いとか、事業がやりにくいとは全く思いませんし、起業し
成功を重ねている方は大勢います。

不動産投資も含めれば、それこそ決して珍しくありません。貴方の
すぐ近くにそのような方、いらっしゃいませんか?

 

とはいっても、なかなか境遇が起業を許さないような場合も少なく
ないと思われ、いくら成功しやすくとも起業とは万人向きではない
のは確か。

そんな中、幸運にも起業に辿り着ける環境にいるのであれば、最早
迷っている暇は無いと言えるでしょう。

起業が選択肢に上がる時点で普通より有利な立場にいるのを実感し、
報道や悲観的な意見に惑わされずにチャレンジするのを僕はお勧め
しています。

必要なのは根気強さと好奇心。この2点です。

 

起業できずとも形を変えて

残念ながら起業にチャレンジできない境遇の方。

決してこのまま一介の労働者として人生を終えるしかない、などと
悲観する必要はなく。

株式投資という形で市場に参入をすればいいだけの話。

 

そもそも起業して、更に株式投資もしている方は決して少数派では
ないと思われます。むしろ、起業家は積極的に投資活動を展開して
いるのではないでしょうか。

僕もまだ少額ながら、株式投資は続けています。着実に、手間なく
利益が上がる株式投資は、余剰金があるならやらぬは損でしょう。

証券口座さえ作ってしまえば、今やインターネット環境があるなら
どこでも投資活動ができてしまいます。ほぼ全員が知っているはず
の事実で、こんなこと詳しく書く必要もありません。

 

起業は無理、投資は怖い。そう感じる方は素直に目の前の仕事だけ
をこなし、適度にストレスのない人生を送るのが一番です。

そんな退屈な人生は耐えられない。そう感じる方だけ頑張ればいい。

少なくとも、日本の経済環境は報道から感じる印象と違い、かつて
無いほどに良いように思います。ここで踏み込めないならそれまで
の人間だと諦める他ありません。

 

悲観的な情報に惑わされるより、任天堂の株価でも見る方が参考に
なります。

偏った情報に惑わされず、総合的な判断を自分で下せるような人間
になるのがスタート。

当然、答えが僕と違うかもしれませんが、それならば自分を信じて
突き進むべきです。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 楽天銀行の口座凍結。その真相は?
  2. 賃金が上がるとなれば仕事のやる気もアップします。
  3. 結果は悪いけど予想通り?
  4. 雲行きが怪しい? なら傘を持っていけばいい話です。
  5. リゾート開発がバブル崩壊でどうなったかは、日本人だったらご存知のはず。
  6. 上を向いていきましょうか。
  1. この記事へのコメントはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る