たった一度の人生で幸せであるために、40年間でできること。

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僕は、いわゆる「平凡な人生」について極めて懐疑的だったりします。

ここでいう平凡な人生とは、いわゆる日本人のあるべき姿である、と
ステレオタイプのように語られる「高校、大学へ進学、その後就職し、
マイホームを所有、定年まで仕事をして老後へ突入する」というもの。

結婚や出産、子育てなどもその中に入ってくるケースが多いですね。
人によっては仕事が主婦(主夫)業になるかもしれません。

イメージ的には「安定していて家庭的な、小さな幸せのある人生」と
思っていただければ分かりやすいのではないでしょうか。

 

このような人生の中に本当に幸せがあるのか、僕は実に疑問です。

いえ、価値観は人それぞれであり、いわゆる平凡な人生を人生の理想
と掲げている方がいても、それはそれでいいんです。むしろ自分自身
でそれが幸せなのだと理解しているのであれば素晴らしいこと。

本当にその人の価値観を反映しているのであれば。幸せの基準なんて
自分で決めれば良く、人にとやかく言われる筋合いはありません。

ですが、ステレオタイプで言われるほどに「平凡な人生」というもの
が多くの人の幸せであるとは全く思えない。

妥協した上で、幸せであると自分を偽る為に「平凡な人生」を求めて
いる人が多々いるのではないか、と感じます。

本当にそれでいいのか。一度、真剣に考えるべきではないでしょうか。

動物は本能が強く生存競争が激しいので、平凡が一番幸せであると思いますが。

寿命の半分が同じ事の繰り返し

考えてみて下さい。

同じ仕事を40年間、続ける。一つの会社に人生を預けるというのは、
そういうことです。

もちろん昇進していけば仕事のシーンは変化していきます。管理者と
なり、役員となり、上り詰める過程を辿れるならば楽しそうです。

 

それを目標として仕事に邁進できるのならば、順風満帆な人生であり
幸せだろうと思います。

が、出世街道まっしぐらはステレオタイプの概念から外れていますね。
大企業でも中小零細でも公務員であっても、役員まで上り詰められる
のはほんの一握り。

10年も勤めると現実が見えてきて夢から覚める方が増えてくる。己の
限界を知るわけです。

そして、妥協の上にある平凡な人生を幸せと思い込もうとする、と。

 

しかし出世やキャリアアップからの転職を捨て、同じ仕事を30年間も
続ける自分を想像して、ゾッとしませんか?

結婚をしていて子供がいるにしても、子供はいつか自立していきます。
家庭内では、自分は老いていく身でそれを支えるだけ。

よほど今の仕事が好きで飽きないとか家族に献身的である事に充実感
が得られるとかでない限り、30年、40年と言われると非常にきついと
感じるのが普通と思います。

 

何しろ自分が今まで生きてきた期間ほどの年月があります。30年40年
という時間があれば、どれほどの事ができるでしょう。

何だってできるような気がしませんか?

子供の頃に見た夢の中に年齢など関係なくできるものはありませんか。

 

例えば僕であれば、作家になりたいと思った時期がありました。物語
を書くことにとてもやりがいを感じますし、印税で生活ができるのも
夢を感じます(笑)。

それは、これからでもできます。やる気さえあれば。今のところは、
それよりもやりたい事、やらなければいけない事がありますので保留
をしてはいますが、まだ人生40年あるとすれば挑戦はできそうです。

成功するかどうかは分かりませんけれども、やってみなければ始まり
はしませんから、いつか必ずチャレンジします。

 

そう思うのは、同じ仕事を繰り返し、何となく見つけただけの興味も
充実感もさほどではない趣味を続けるだけの「平凡な人生」に、僕に
とっての真の幸せは無いと知っているからです。

幸せは、荒波に揉まれて足掻く中にあるのだ、自分が真にやりたい事
の過程にこそあるのだと、僕は強く確信をしています。

 

「普通」は幸せなのか

平凡な人生が本当の幸せである方は、お金は最低限の生活の糧としか
考えておらず、お金の掛からない趣味こそが至高なのだと思います。

その趣味を人生を掛けてやっているとしたら、既にステレオタイプな
人生ではなく、一見平凡に見えるとしてもそれは素晴らしい人生だと
感じます。

が、そうでない人にとって、平凡な人生は真の幸せではありません

何かしら実現したい理想があるはず。そして多くの場合、お金、収入
が壁となって行動できずにいるのではないでしょうか。

 

こんなブログを書いていると、わざわざ自分の理想を事細かにメール
などで教えて下さる方がいらっしゃいます。

皆、様々な理想を描き、実現したい夢、挑戦したい事を抱えています。
ドライバーとして活動したいとか、スポーツ医としてプロを支えたい
とか。

いずれの方も、自分だけならいいのでしょうが家族を抱えたり、理想
の実現にはサラリーマンの給与ではちょっと難しかったりしていて。
一歩平凡を踏み越え、実現に向けて歩みだそうとしています。

不動産投資はその手段の一つに過ぎませんが、可能性を感じて勇気を
出して僕にメールを下さる。

 

すごく幸せですよね。自分の理想を叶える為に努力を、行動をできる
というのは。

実に充実し、楽しい人生です。成功するかは分かりませんが、幸せで
あると感じるはずです。

 

もちろんそこにはリスクが存在しますので、リスクを背負ってまでも
実現したいものかどうか、下手に今を壊す可能性を作るくらいならば
諦めた方がマシだと思うのか。

最後に決めるのは自分自身。妥協するのもまた人生。

考えるだけならタダですから。「平凡な人生」で一生を終えるのが、
あと何十年も今を続けるのが、自分にとって本当に幸せなのか。

今一度、真剣に考えてみるのをお勧めしたいです。

 

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  1. 何が幸せか。本当に分からないですよね。
    少なくとも、自分の意思に嘘はつかない。そんな人生をおくりたいです。

      • きりのき
      • 2016年 8月30日

      少なくとも、自分の価値観を人に押し付けてはいけないと
      思ってはいます。提案はしますけれども。

      僕は挑戦をしてクリアしていく事と、家族を大切にする事
      を両立させるのに強い幸福を感じます。どちらが欠けても
      駄目で、それを両立させてくれる家族を持てたのは大変な
      幸運だと思います。

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