ビジネスの原点は「他者から信用を得る事」と「他者を信用する事」

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

昔は、会社というものをあまり意識していませんでした。

食べ物であれば安全で美味しいものであれば、どこの会社が作って
いるものでも気にせず購入していましたし、本を購入するにあたり
出版社を確認するようなことはしませんでした。

ウェブサイトを見て回る際に、運営元がどこかなんて気にもせず、
むしろ企業情報なんて誰が見るのだろうかと思っていたほどでした。

 

そんな僕でしたが、今は本当に行動が大きく変わりまして。

食べ物を買う際には産地がどこかをチェックするのは勿論、どこの
企業が作っているものであるのか、そこはどのような企業なのか、
経営者はどのような人物なのか、まで見るようになり。

昔持っていた純粋な心を失ってしまったのだろうなと残念な気持ち
もありますが、世の中というものが見えてきたのだと思います。

子供もいますし、いつまでも自分が子供ではいられない、と。

色々とこの場では書けないような気持ちも色々と抱えていますが、
結局のところ行きつくのは「信用ほど生きていくうえで重要なもの
はない」という話。

子供の頃に読んだ絵本で散々出会った「信用の大切さ」を訴える話
は、今になって強い共感を覚えるとは思いませんでした。

時にその信用の大切さを訴える人や企業が信用に欠ける場合もあり、
現実を知るのが大人になってからで良かったですけれどね。

背中を預けられるほど人を信用できますか? 人から信用してもらえそうですか?

信用重視志向

ただ、よくよく考えると僕は昔から自分の信用をなるべく高めよう
として行動を選択していたような気もします。

それは非常に不純な想いからで、信用があれば親や教師の注意から
逃れて自由に行動ができるとの考えからでしたが(笑)。

 

時間に遅れた記憶はほとんどありません。中学・高校時代は電車を
3つ乗り継いで1時間以上かかる、学年で最も遠くからの通学でした
けれども、学校に着く時間は最も早い部類でした。

授業は(なるべく)眠らずにしっかりと板書し、話も理解するよう
心掛けて聞いていました。

服装は一時着こなしが若干荒れ掛けましたが、ファッションなどに
興味が無かったお陰で大して問題になりませんでした。

 

実際、大した事はしていません。積極的に委員会活動をしたりとか、
ボランティアに参加したりとか、クラスのまとめ役をしたりとか、
一切していません。

決まったらやりますが、決められた仕事以外を手伝おうとしたりは
していません。普通にやるべきをこなしていただけ。

しかしそれが一番、こちらを監視する人間の信用を積み上げるのに
重要であるとは理解していてやっていたように思います。

なんとも、いやらしい子供でしたね、我ながら。あまり他の人には
興味がなかったけれども、他人の目は気になっていたのでしょう。

 

幸いにもそれは自分の性格として身につき、大学時代も、社会人と
なってからも「やるべき仕事をやる」が習慣づけられており、周囲
とはトラブルも少なく、自らの能力も高められていますし。

義務を果たすのを全く苦に感じない身になりましたし、受ける評価
もそこそこ悪くない程度に信用のある人間にはなれているようです。

ただ、なんでそこまで自分の信用には気を遣っていたのに、他者の
信用には頓着しなかったのかはよく分かりませんね。

 

30歳を過ぎてから、ようやく僕も一貫性のある考え方ができるよう
になってきて。それがより強い信用に繋がるのも理解できて。

近頃は、個人でも企業でもまず「信用できるかどうか」を強く意識
し、見抜き、お金を出すに値するか、付き合うに値するかを見定め、
決断を下す傾向が強くなりました。

このような考え方は、事業主としてやっていかなければいけない僕
にはとても重要と思われて。

事業に深く関わる前に自分を変えられて本当に良かったと思います。

 

「一貫性」と義務の実行

実際にどのような人や企業が信用できるかどうかは、個人差が結構
大きいと感じます。

個々で思想信条は異なりますし、人間同士の相性もあります。僕が
信用できる人だと思っていても、あの人は信用ならないと言われる
ケースだってあるでしょうし、実際ありました。

それはちょっとした事がきっかけになります。たった一つ言い回し
が合わなかっただけで信用を失うなんて少なくありません。

 

ここ最近の世論で信用を形成するのに特に重要なのは「一貫性」の
ように思います。

先月の都知事選でも、発する言葉の一貫性は投票行動に大きな影響
を与えたと感じますし、最近はまた少し怪しくなってきましたが、
自民党はここ数年、言葉の一貫性にかなり気を付けているようです。

 

言葉だけでなく、実際の行動、普段のちょっとした事にも一貫性を
持たせておかなければ信用は獲得できません。

普段から人と話をしたり、大勢へ向けて公園したり文章を書いたり
する機会が増えてきて、僕は以前よりずっと一貫性に気を遣うよう
になりました。

自分を戒める事で、表面的なものでなく真に信用を得られる人間に
なれるように。

普通に考えれば当たり前の話なのですが、意外とこれが難しいのは
誰しも実感しているのではないでしょうか。

 

やるべきをやり、一貫性を持って生きる。

不動産投資でも信用を得るのはビジネスの成否を左右します。思想
はどうあれ、これだけは気を付けて行動しては如何でしょうか。

数年もすればきっと大きな信用を得られ、それは利益となって還元
されてくるでしょうから。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 鉄道が廃線になったりすれば暴落はしそうですが。
  2. 激甚災害の恐怖、身をもって体験させて頂きました。
  3. 動物社会にだって格差はあります。しかも命に関わるレベルでの。
  4. 旅行中に仕事、こんな片手間を期待していませんか?
  5. 行かなければ見えない風景があります。
  1. この記事へのコメントはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る