継続は力なり。では継続力をつけるためには?

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「継続は力なり」という諺があります。

この言葉は一般的に、何事においても継続することは大変な努力が
必要であり、地道な努力を続けていけばやがて積み重ねが力となる、
との意味合いで使われていると思います。

要するに、辛くても頑張って続けていけばその努力は自分の実力と
なって還元される、物事が上手になる、だから頑張れ、と。

 

非常にシンプルですが、よく現実を表している諺だと思います。

絵なんかすごく差が出ますよね。好きで書き続けている人と、描く
習慣がないために下手な絵しか描けない人と。僕は後者です。

漫画なんかを読んでいると、すごく差が分かります。デビュー当初、
連載当初の絵と、人気が出て何年か続いた後の絵、ときに別人では
ないかと思うほどの進歩を遂げる方もいて。

まさに継続は力なり

 

僕も今の勤め先へきて、一日中外来診療をする生活となって3年半
経過しますが、診療の経験が蓄積されて様々な能力が伸びた実感も
ありますし、患者数も増え続けています。

今では、これほど患者さんが来てくれるなら、とっとと開業をした
方がいいのではないかと思える程。

 

実のところ整形外科医は、勤務医でいる限りはそう多く外来診療を
継続していく環境に無く。多いところでもせいぜい週に2,3回半日
の外来業務がある程度。また、異動もよくあります。

現在の僕のように、毎日朝から晩まで同じ病院で外来診療へ関わる
仕事を何年もしているのは、若い医師には決して多くおりません。

そういった意味で、将来的な診療所経営を余儀なくされている僕は
非常に貴重な経験を積ませて頂いており、お陰で外来診療における
スキルを多く磨けています。

その結果が、今の患者数増に繋がっているだけです。

継続したからこそ肉体が鍛えられたわけですが。

継続する力なくては継続できず

ただ前述の漫画家や僕の事例の場合、長く続けていられるのも仕事
としてやらざるを得ない環境に居るから、また仕事が好きだから、
というのがあります。

大体の場合はそうですね。仕事だから仕方なく続けていて、その内
に実力がついていったり、身体ができあがったり。

好きで夢中になって続けていたらいつの間にか何年も経過していて、
自然と実力が向上していったり。

 

『続ける』には多くの場合苦痛も伴いますので、強制的に続けざる
を得ないもの、且つ強い関心のあるもの以外はなかなか真剣に一つ
の物事と向き合い続けるのは困難で。

実力を高めるためには「継続する力」を持たなければいけないと、
お金を稼ぐために元手を稼ぐみたいな話になってしまいます。

 

ビジネスなんてまさにそう。

お店を開いても、まだ開店直後は素人で。売り上げは上がらないし
評判も思うようには広まらない。

長く店を続けていく事で経験を積み、様々な気づきを得て、工夫を
していけば質は向上し、評判も徐々に根付いていくもの。

 

ですが、お店を続けていくには潰れない程度には稼ぎが必要ですし、
生活を限りなく質素にして設備投資等へと回すお金を作らなければ
いけません。

その苦痛に耐えかねて途中で事業を諦めてしまう人は少なくない。
お金を稼ぐ手段は他にも色々とありますから。

お店を継続するにも、継続するだけの実力が必須です。

 

ダイエットでもそう。

こつこつ続けていくにしても、少しは結果が出ないと続けられない
もので。

全く効果が出ないのに、延々と半年、1年と同じ運動習慣や食生活
を継続できるはずがありません。

どこかで「なぜ結果が出ないのか」と悩んだ末、面倒になり止めて
しまうパターンが失敗例のほとんどではないでしょうか。

ダイエットの成功には、短期間で多少なりとも成功させる実力が、
当初から求められます。

 

継続は力なり、と言いますが、継続できる人は最初からある程度の
実力を持っているか、しっかりした伸び代があるかのどちらかでは
ないだろうか、との疑問を僕は抱えています。

 

結果を実感できる環境作りを

「継続力」を身につけるにはどうすればよいのか。

ここで根性論を持ち出すのは簡単ですが、それでは根性を、精神力
を身につけるにはどうしたらいいのかと、議論が堂々巡りになって
しまいます。

 

やはり前述した例のように、最初から短期間でもモチベーションを
上げられるようなフィードバックが得られる仕組みを作っておく事
が重要なのではないか、と思います。

ダイエットであれば短い期間でも多少は効果が得られそうな方法を
選んで徹底的にやるとか、体重以外にも効果の実感しやすい指標を
用意しておくとか。

ビジネスでも継続させられるように、最初のうちからある程度利益
を上げられるようしっかりと計画性を持ってスタートすれば、何も
考えずに思いつきで始めるより続く確率は上がるはずです。

 

不動産投資でも、収益不動産を所有しているのが嫌にならないよう、
得た利益を一目で分かるように家賃を別口座に入れて手をつけない
で貯めておけば、モチベーションアップに繋がります。

僕はそれもあって、不動産投資で得た収入は一切手つかずのままで
口座に放り込んでいます。贅沢をしたところで即物的な幸福感など
すぐに立ち消えてしまいますから。

数字で常に安心を再確認できるというのは、継続のためにはすぐに
効果が現れるもの。

 

短期的な継続の繰り返しが長期的な継続に繋がります。早い内から
結果が多少なりとも目に見えるような環境作りが、長い目で見れば
最も成功に近いように思えます。

「継続」に苦手意識をお持ちであれば、一度試してみて下さい。

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