お金と仕事とプライベートのバランス取りを俯瞰的に考える

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仕事は好きです。好きでやっていることについてはたいして疲れも
感じないもので、半ば趣味のように、実益を兼ねて仕事と向き合い
楽しくやっていますけれども。

自分の裁量の及ばないところがあると、途端に仕事に対する不満が
出てしまうのは、やはり僕は小規模な自分の作った空間で、信念に
沿った医療を提供するのが合っているようです。

 

救急患者を診るのは嫌いではないんです。今まさに困っている人が
そこにいて、待ってでも見て欲しい、と。それを自分の裁量で決定
できるのなら、疲れなんて感じません。

自分で選択した事ですから、誰に文句言う部分もありませんから。

ただそれが、他からの圧力によるものであったりすると、なんとも
残念な気分になります。それこそ愚痴の一つも言いたくなるような。

同じ仕事をするにしても、自分で受け入れたか、押し付けられたか
によって疲労度もやる気も大きく違いますね。早いところ自分だけ
の裁量で仕事ができる環境を作り上げたいものです。

 

それが自分の実益に見合っているなら、なおさらやる気が増します。

多くの病院で当直医にやる気が今一つ感じられないのは、頑張って
仕事をしたとしても何も無かった時と比較してメリットがないから、
というのも一つの理由として存在します。

ですが、自分が事業主体であれば、仕事を一つした分だけ金銭的な
プラスがあるわけで。現行の保険医療制度による診療報酬が苦労と
リスクに見合ったものであるかはともかく、利益にはなります。

僕はお金がすごく欲しいとか資産家になりたいとかはあまり思って
いませんけれども、安定した経営や生活基盤のためにお金があって
困るものではありませんで、お金が得られるのは素直に嬉しいです。

 

僕にとって、仕事をした分だけ利益も上がり、また困っている方の
力になれる診療所経営というのは僕の居るべき場所である、と強く
感じます。

またそれだけでなく、職員へ幸福を分ける架け橋にもなれるのです
から、天職としか思えません。

医療に関しては、長期に渡り安定した経営を送れて、職員が満足の
できる待遇を確保できて、生活には困らない程度の収入を家計へと
回すことができればいいと考えておりますので。

 

ぼちぼち実家診療所の法人化も完了する時期が近付いており、事業
を本格的に継承する時も遠くなくなっている今、理想の現実化へと
向け、具体的なプランニングをしていかないとですね。

現実的な予算編成が最も重要なところですから、税理士さんとよく
相談して事業計画を策定していこうと思います。

それこそ、僕が受け入れたい時に自由に救急患者も受け入れられる
環境を作るべく。

僕だってやる気のなくなる時もあります。

バランスシートの縮小へ

しかしそれはあくまで仕事上の僕について言っているに過ぎません。

実際には家庭内の自分というのもあるわけで。家族は僕の考え方に
賛同してくれてはいるものの、価値観まで完全に一致しているわけ
ではないでしょう。

もっと家にお金を入れて欲しい、と考えていてもおかしくない。

 

けれどもそれを全て医療から求めようとすると、どこかのコストを
引き下げるしかなくなります。

残念ながら保険診療は単価が非常に安いため、コストダウンする事
でしか利益を増やせないためです。かといって、自由診療には僕が
やりたい事なんてほとんどありません。

そうすると、職員の賃金を引き下げなければいけなかったり、労働
時間の面で我慢してもらわなければいけなかったり。

今度は僕の仕事上の理想と遠く離れていってしまう。それでは僕は
何のために仕事をしているのか分からなくなりますし、仕事が嫌に
なってしまう日が来てもおかしくない。

 

なかなか理想的にはいかないものです。

幸い僕には不動産投資があり、そちらを同時に推進していくことで
家族との価値観のすり合わせを別でできる環境を構築できました。
だからこそ、わがままを言って仕事に専念できています。

休みの日に、家事もせずに一日ゲームをしていても、何一つ文句も
言われません。まあ、本心は分かりませんが……。

 

まだ完全な独立には至っていませんので道半ば、といったところで
あるものの、かなり理想に近い環境になっています。

不安要素があるとしたら、今後の収益不動産動向についてでしょう。
大きな融資を組んでいますので、完済できるまでは安心できません。

背負う借金の額は診療所の運営で更に膨れます。キャッシュフロー
は今のところ十分確保できていますけれども、十分な現金留保まで
は当面時間が掛かりそうですし。

つまりはそれまで安定した経営を続けなければいけません。

 

10年単位で考えると、様々な不確定要素、予期不能な事態があって
当然で。それに対抗するために必要な次の一手は、バランスシート
の縮小である、と確信しています。

融資返済を進め、財務の引き締め、スリム化が完成すれば、その時
こそ僕の追い求めた理想が実現したと言えると思われます。

 

目標に向かうために、その時々で何を目的として行動していくべき
であるかはかなり流動的です。

先々の理想や夢ばかりを追い求めるだけでなく、全体のバランスを
取りながら一つひとつ問題解決を図っていくのが、結局は一番近道
と思われます。

目標を見据えつつ、俯瞰的に全体を眺められる自分作りに僕と共に
邁進しましょう。

 

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