不動産投資に対して感じる価値とは。

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

今回、「価値とは何ぞや」ということについて
お伝えしようと思っていたのですが。

1/3くらい書いたんですが、なんとも分かりにくく
なってしまいまして。

一旦、お蔵入りすることにしました。

 

本を読んでいるのではありませんからね、小難しい話は
ブログの記事として向かないのかもしれません。

読んでいて疲れるような記事は僕も書きたくありませんし、
そんなことを書いていても誰にも読んでもらえなくなる
だけだと思われますので。

気分を変えて、気楽読める文章を書こうと思います。(笑)

 

価値や価値観を探る難しさ

価値とか価値観という言葉は、不思議なものです。

これほど人によって「噛み合わない」言葉はない。
というのも、何に価値を感じるかというのは、
人によってあまりにも異なるからです。

 

誰でも「こいつとはどうも合わないな」と感じたり、
価値観のズレによる揉め事が起こったりしたことはあるでしょう。

僕は本当にたくさんありますし、普段医師の仕事を
していてもそこが一番悩んでしまうところです。

 

整形外科では一部の骨折や感染症を除き、どこかが痛いけれども
命に関わることはない、という方が受診されることがほとんどです。

治療にはどんなものでも副作用が起こる可能性はありますし、
副作用がないものを選択すれば効果もいまひとつだったりします。

 

例えば膝が痛くて受診された方がいたとして。

痛いと一概に言っても、悩みの程度はピンきりです。
たとえ歩けない、と訴えても多くの方は歩いて来られますから、
さてどの程度この方は悩んでいるのかなと推測しないといけない。

いわゆる、過剰診療か過小診療かの問題ですね。

 

伝わってくる言葉から、病状をどこまで心配しているのか、どれほどの
精密検査まで希望するのか、どの程度の治療まで欲しているのか、
どこまでやると一番この患者さんのためになるのか。

それを推察するのが一苦労。

なぜなら日本の医療費負担は安いとはいえ検査や治療をすればするほど
お金はかかりますし、場合によっては検査や注射など苦痛を伴います。

 

診察すれば、ここまでやる必要はないだろうとかこれはやった方がいい
といった医師としての意見は抱えていますが、それにどこまで目の前の
患者さんが価値を感じるか。

自分の価値観でそのことを伝えても、相手の価値観がずれていると
大いなる不満が出ることがある。

自分は精密検査して欲しいのに検査を提案してくれなかった。
手術はしたくないのに手術の話ばかりされた。
薬が欲しいのに出してくれなかった。

非常に悩ましいんです。あ、経営面は除いての話ですよ。

 

そういった価値観のずれは、一度話しただけでは修正をすることが
できないことはままあります。

だから、医師には「経過観察」という選択肢が存在していて。

時間で症状が消えてしまうことも考慮してのことですが、
症状が自然と良くなったり、より悪くなったり、変わらず長引いたり
といった変化から患者さんの価値観が変わるのを待つ、と。

 

中にはこの経過観察という選択肢が気に入らなくて怒り出したり、
すぐに他の病院へ行ってしまったりする方もいるんですが。

まあ、それはもはやお互いに「どうしても合わなかった」と
思うしかないと思いますね。人間色々です。

例えばレストランではサービスにどれほど価値を感じてもらえるかが勝負です。

自分の価値観、認識していますか?

不動産投資を始めるにあたって非常に重要なのが、価値観を
どうすり合わせていくか、です。

収益物件を購入する時も、管理会社にお願いする時も、
入居付けをする時も、不動産を売却する時も。

ビジネスとは価値と価値の交換ですから、お互いの価値観が
一致して初めてビジネスが成立する。

 

何を言いたいか、分かりますでしょうか。

不動産投資を始めるにあたって、自分の価値観というものを
明確にしておかなければいけないということです。

 

何が欲しいのか、何に価値を感じるのか。
それが分かっていないまま仲介業者を訪れるから、
失敗をしてしまう。

価値観がぼけっとしていると、結局「金額」にしか
目がいかなくなる。

 

お金というものは資本主義社会においての価値の多寡を表す
パラメータ、共通概念です。

価値観がはっきりしない人というのは、分かりやすい物差しである
お金をぼんやりと眺めて価値があるかどうかを短絡的に判断します。

不動産投資をしたいと思うような人であればお金が欲しいと
思っていない人はいないでしょうから、これだけお金が手に
入りますよと言われたら乗ってしまいますよね。

 

また、お金そのものに強い価値観を持っている方の場合。

「お金を失う可能性」を過大評価してしまい、失敗を恐れ、
不動産投資をしたいと思っても話を聞けば聞くほど怖くなり、
結局一歩を踏み出すことなく引き下がってしまう。

心当たり、ありませんか?

 

自分が何に価値を見出すのか、何を求めているのかが明確に
ならなければ、不動産投資で成功するかどうかは完全に
運任せになってしまうと思って下さい。

運任せの勝負をしたいのなら、FXや株の方がいいですよ。
すぐにお金になりますし、税金も安いことですし。

 

もし不動産投資についてまじめに考えたいならば、まずは
自らの価値観について、深く深く考えてみて下さい。

その答えをもってして、不動産投資をした方がいいのか、
やめた方がいいのか。どのような投資法が向いているのか。

きっと正しい答えに辿りつくことでしょう。

 

まだ僕が未熟な証拠

不動産投資を始めるにあたり、いかにこの価値観という概念を
はっきりとさせておくことが大事か、多少なりともお伝えを
できましたでしょうか。

この価値観について語ろうと思ったら、見事に失敗したので
しばらく封印しておきます。(笑)

もしお蔵入りの話に興味があるようなら、ご連絡下さい。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 仕事のしんどさは本当に今の時代だからですか?
  2. ギャンブルと投資は同じものであり、全く違うものでもあります。
  3. オリンピックだけでなく、この夏は多くの暑さを感じます。
  4. 道標があれば、少しは確かな道へと進めるはず。
  5. 画像はナイアガラの滝ではありません。
  6. 自分で食い扶持を得ようとするところは多分に野性的。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る