労働問題はもはや政治に任せていても解決しない段階にあり

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働き方改革の旗を掲げ、国会で議論がなされているようですが。

労働者の大半が感じていらっしゃるとであろうこと。論点にズレが
激しくあるという点でしょう。

国会は労働者を保護するのが仕事ではありませんので、労働者側の
視点に立っていない、というのは当然の話。そこは驚くところでは
ありません。

が、現状ある問題の抽出そのものが間違っている部分に関して強い
疑問を感じます。国会議員だけでなく、官僚の感覚にとても大きな
問題があるように感じます。

 

一番の問題は、現在の法律が守られていない状況であるのとそれが
全国で常態化してしまっている部分です。

サービス残業なんて典型例です。残業代の支払いは法律にも明確に
記載されているはずなのに、守られていない。そんな状態では法を
新しくしたところで守られないのだから意味はない。

まずは労働界隈の法令順守を徹底するところから始めるべきだろう
というのがごく普通の意見ではないでしょうか。

 

もちろん、問題は経営者側や政治ばかりに存在するのではなくて。
労働者側にだって問題は多々あります

強い不満があっても現状を改善しようと努力をしないのは労働者の
怠慢です。最近鉄道関連のストライキ予告が報道されましたけれど、
日本ではいったい何年ストライキが起こっていないでしょうか。

労働者間のいがみ合いもおかしな話で。非正規労働者に対する差別
は実際に存在します。非正規とか派遣といった単語にネガティブな
イメージがついてしまっているのは社会問題と思います。

 

掘り起こせば掘り起こすほど、問題点ばかりの労働問題。国会での
議論が建設的なものであればいいのですが、それも微妙です。

少なくとも、労働基準法が厳守されていない現状では今の法で問題
があるかどうかすら判断できません。

真の労働改革とは、経営者側、労働者側、そしてそれを管理、監視
する側である労働基準局の価値観を変化させる事にあるのは明白で。
国会の議論は、ただの利権の綱引きでしかない。

労働環境に不満を持つ人間は法改正を待つのでなく、自分を変えて
しまう方がよほど幸せではないかと考えます。

何故こんなに残業が発生するのでしょう。

デフレが労働問題の根本

労働問題がここまで大きくなってしまった原因が、長引くデフレに
あったのも確かな話です。

物価の上昇については不満を覚えている方々も数多くいるようです
けれども、物価が上昇しなければ労働者の取分も増えない点に目を
向けた方がいいかもしれません。

 

物価が下がればそれだけ労働単価は下落します。労働者一人当たり
が稼げる金額が減っても会社としては利益を維持、確保しなければ
いけませんから、労働者に回せるお金が減ります。

すると消費に回るお金が減り、モノやサービスが売れなくなって、
会社は生きるため利益を犠牲にしてでも価格を下げざるを得なくて、
物価が下がり、労働単価が更に下落していく。

デフレスパイラルと言われるものですね。これは労働問題に大きな
影を落としています。

 

デフレになることで借金の重みが増し、円の流動性が低下しますし、
財政面でも緊縮派が勢いを増します。政府が緊縮政策を取れば市場
の円は減り、デフレを更に進行させる原因となります。

インフレが良い事ばかりとはいいませんが、デフレ、及び物価上昇
が停滞するというのはあまりに経済への悪影響が大きい。

物価の下落は現金資産があるうちありがたい点もありますけれど、
現金資産を貯める余裕が無くなってしまったらマイナスばかり。

 

既に社会保障費に手を付けなければいけないほどに厳しい局面です。
早いところデフレが是正され、緩やかなインフレとならなければ、
現役労働者は将来に渡り経済的に困窮する羽目になるでしょう。

手っ取り早いのは財務省がプライマリーバランスの黒字化との目標
を捨て、公務員の仕事効率の改善を図って人員削減、労働力の民間
への誘導を行い、政府が財政出動を大幅に増やす事ですが。

そんなものは全く期待できません。ので、僕は労働者を止め、労働
問題と関わりの無い立場にいようと思います。

 

自分だけは解決を目指したい

労働問題から離れるというのは、経営者として労働問題を自分の手
が届く範囲だけは完全に解決をする、ということでもあります。

あくまで目標に過ぎず、そううまくいくかは分かりませんけれども、
やろうとしなければ成功しません。

僕は明確な意思を持って行動をしてきた結果、満足いく現状を掴み
ここまでやってきました。今回も同じように、悩む前にひたむきな
努力をするところから始めようと思います。

いえ、既に始めています。こうした事は自分を思い込ませるところ
がスタート地点ですからね。環境作りが二番目、これも経済面など
含めて進行中です。

後はいかに自分の中で労働者に対する公平な態度を維持できるか、
それでいてビジネスとして成功させるか、に懸かっています。

雇用した人間一人が紛れを起こすだけで破たんしかねない諸刃の剣
でもあり、雇用する際には慎重に人を観察しなければいけませんし、
忠誠を誓ってもらえるよう接しなければいけません。

人を見る眼には自信があります。これまで培ってきた経験を活かし、
今回も綺麗に成功させたいですね。

 

なかなかスタートを切り切れずやきもきする部分もありますけれど、
一日一日その日は近づいていて。

今は期待に胸を膨らませ、意識を研ぎ澄ませて行こうと思います。

 

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