日本の不動産投資の将来性。悲観か楽観か。

この記事は4分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

自己資金の不足、低属性などといった
1ヶ月2ヶ月では解消が難しい壁に直面し、
不動産投資が始められないという方にとって。

焦りを感じずにはいられない大きな悩みが
存在するようですね。

 

それは、不動産投資を開始する準備が整った頃、
果たして不動産投資は今と同じように稼げ、
夢を実現する力があるのだろうか、ということ。

 

心配になる理由はよく分かります。

このような心配ができるということは、
日本の現状についてある程度の確かな認識と
現状の把握ができている証拠。

であれば、今回の記事を読んでいただければ
そう悲観的になる必要はないことも、
すぐに理解できるかと思います。

 

では、始めていきましょう。

日本の将来もまだまだこの景色のように、無限大だと思いませんか?

人口減少が始まった日本

現在の日本が人口減少社会であり、超高齢化社会へと
進みつつあるのはまごうことなき事実であり、
現代日本が直面した最大の問題です。

今後20年の間にこの問題を何とか解決することが
できなければ、日本という国そのものが衰退の一途を
辿ることは疑う余地がありません。

 

正直言って将来の子供達の時代が心配ですが、
日本人の統制力、ポテンシャルの高さは世界に
誇れるものと思っています。

侵略に対する備えを怠らなければきっと平和は
保たれると信じておきましょう。

 

人口減少社会となれば当然、現在でも余り気味の
住宅は、古いものや状態が悪いもの、そして立地が
悪いものから順に使用されなくなるでしょう。

現時点でも買い手市場、借り手市場の不動産業界。
その傾向はより強まっていくだろうことは
容易に想像がつくところです。

 

買い手市場になればなるほど、不動産そのものの
金銭的価値は低くなります。

人口が減少すればするほどその傾向は強まり、
住宅としての価値は失われていくのは確実です。

東京ですら今から87年後の2100年には半減の713万人へ
減少すると、東京都が試算しています。

 

日本の人口減少と共に、日本の不動産市場も
衰退の一途を辿ることになるのでしょうか。

 

より多角的な視点で日本の現況を考える

日本全体として捉えてしまうと確かにやや悲観的な
未来ばかりが予測されてしまいますね。

それは僕も否定できません。

 

しかしこの予測は、ちょっと物事を薄く広く捕らえ過ぎて
フィルターが少な過ぎる考え方であると僕は思います。

フィルターの話についてはこちらをご参照下さい。

 

日本の不動産市場の動向

まず不動産市場の動向という点で考えると、
確かに投資不適格となる地域はここ10年から20年で
はっきりしてくるでしょう。

 

日本は狭いといっても国土面積を世界基準で見ると
主要201ヶ国中62位と、実はドイツよりも広い。

地方は多様性に富んでおり、地域同士で人の誘致合戦が
遥か昔から続いています。人口爆発が起こる中においても
廃村となった地方も少なくない。

人口の増減に関わらず、若者が集まらなくなった地方が
衰退するのはいつの時代も変わりません。

 

日本の国土のうち、森林面積は66%と非常に高く、
人が住むに適した場所は意外と狭い。

少なくとも、残された1/3の中でどこが若者が集まるのか、
人が今後住むのかを予測しながら投資地方を絞れば、
長期的に考えてもそこまで悲観する必要はないでしょう。

 

人が住まなくなった場所についても、例えば太陽光発電の
敷設に使うなど利用法はいくらでも考えられます。

ここ50年のうちに日本の土地があり余ってしまう、
なんて事態はちょっと考えにくいのではないかと
僕は思います。

 

であれば、とりあえずは50年先まで検討すればいいですよね?
50年のうち、最初の20年で蓄財することができればいい。

準備に5年掛かったとしても、15年も残されている。
十分過ぎる年月です。

これを聞いただけでも、少し焦りが収まりませんか?

 

最も愚かなことは過去にしがみつくこと

気をつけなければいけないのは、今と全く同じ
ビジネスモデルが通じるかといえば、それは
難しいだろう、ということ。

不動産投資は住宅という決して消えない需要を
根源としてますから、今後も完全に廃れることは
考えにくい。

 

しかし、不動産投資方法については時代とともに
変遷をし続けています。

去年までの正解の投資法と、来年正解の投資法は
また異なるでしょう。

僅かな差異かもしれませんが、
違うものであることは確かです。

 

5年後に不動産投資を始めるとしたら、恐らくは
今のノウハウ、2013年の常識は通用しません。

またバブル時代のようなキャピタルゲイン中心の
投資が復活しているかもしれないし、今よりも
さらに高利回りを狙う風潮となっているかもしれない。

それは、その時になってみないと分かりません。

 

時代に合わせて自分を敏感に変化させる能力は、
ビジネスマンにとっては必須。

ぼけっとして自分を進化させることなく、
同じように稼ぎ続けられるなどと勘違いをしていては、
バブル崩壊に巻き込まれて倒産した事業者たちと
同じ道を歩むことになるでしょう。

 

2013年後半からは今後に備えて王道を行き、
基礎体力をつけて下さいと僕がいうのは、
このようにならないために、です。

もしかしたら心配されているように、不動産投資は
稼げなくなるかもしれない。

だったら、別のことで稼げばいいんじゃないですか?
その時にはまた別の稼ぎどころが必ずあります。
資本主義が終わらない限り。

そのための、体力作りです。

 

やることやっていれば、悲観的になる必要なんて
どこにもないんですよ。

 

50年後の世界を想像できますか?

50年前の日本を思い出してみましょう。

僕は目で見たことがありませんが、
2013年と1963年では大きく違います。

では、2063年はどうなっているのか。
ちょっと想像がつきませんよね。

 

科学技術は今より格段に進んでいるでしょう。

最近、日本国内で量子の完全なテレポーテーションに
成功したというニュースがありました。

50年後の今は、何もかも違いすぎて手元にある物差しでは
計り知れないことばかりなはず。

 

悪い方向で考えれば、戦争が起きているかもしれない。
日本は今の時点でも中国と一触即発です。

射撃用レーダーが海保の船に向けられたことは、
記憶に新しいことでしょう。

場合によっては、世界地図が塗り替えられている可能性も。

 

もしかしたら資本主義が終焉を迎え、新たな別の枠組みが
世界を支配しているかもしれない。

 

心配することを探してしまえば、いくらでも心配はできる。
しかし本当に心配する必要があるんでしょうか?

先のことを不安になりすぎることに、どこまでの意味が
あるのでしょうか?

 

それは50年後でも5年後でも同じです。
大事なのは今できること、やるべきことをやる。

王道を辿れば、努力が無駄になることは決してありません。

 

不動産投資で稼ぐ前にやるべきことを思い出すこと

不動産投資が稼げなくなるかもしれないから今のうちに
稼いでおきたいという気持ちは理解できます。

でもそれは、円高が最高潮のタイミングでレバレッジを
最大限掛けて買っておきたい、と思うのと同じこと。

 

不動産投資が5年後、10年後どうなっているか、
今のように低リスクミドルリターンの投資であるかは
確実な答えは僕には出せません。

僕は、経済アナリストではありませんから。

 

僕がアドバイスできるとすれば、こう。

 

例えば今が不動産投資をする絶好のチャンスだとします。

その機会に資本がなく、市場に参入できないのは、
ステージが低く準備ができていなかったからです。

それは、自覚さえできれば将来の自分のステージを
上げるきっかけとなりませんか?

 

神様はいます。一人ひとりの内に住んでいるんです。

ただし日本人が拝むような、拝めば極楽浄土へ連れていって
くれるような存在ではなく。

正しい者には優しく、誤る者には厳しい。
正義のヒーローのような神様です。

 

次に来るであろうチャンスをものにできるよう、
今からステージを上げるべく努力を惜しまず、
準備を始めましょう。

そうすれば、必ず結果はついてきます。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 変わりたいならやるしかない。
  2. 画像はうちの子ではありません。
  3. 専門の仕事に全力で取り組む姿勢こそ信用を生みます。
  4. 僕も「来年こそ」と思っていたことは失敗し続けているように思います。
  5. 施設だって立派な企業の資産、内部留保の一部です。
  6. 起業が流行らなくなったのは金融機関の態度に大きな理由があるでしょう。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る