いつも応援ありがとうございます。
誰しも、人それぞれ忙しい日々を送っている事と思います。
仕事に対する姿勢は個人差が大きいもので、お金があるなら仕事など
するはずがない、という方から、一生困らない程の財産を手にしても
仕事は続けたいという方までいらっしゃいます。
が、多くの人の共通点は自分なりに「忙しい」との思いを抱えている
ことでしょう。
楽な仕事で給料を貰えて人生充実しています、と普段から思っている
方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
僕も忙しい、と強く感じます。といっても、世間で思われているほど
医師として多忙な毎日を送っている、とまでは忙しいと思いませんが。
休みが取りにくい(休日にもしょっちゅう仕事が入る)、朝が早い、
頭を使いながら肉体労働(現場仕事)をしている、明確な休み時間が
無い、終業時間が決まっていない、などの要素が多忙感の正体で。
実際そこまで一分一秒の時間が惜しいといった忙しさはありません。
忙しいながらも、よくよく一日を振り返ると活用できる時間が意外と
多くあります。
そんな合間合間を利用して、色々と細かい仕事を片付けたりしている
のですけれども。
人間不思議なもので、時間に余裕があって今は忙しくなくても、普段
から仕事の忙しさを感じていると「空いた時間を利用して別の仕事を
する」ことができなかったりします。
僕もそんなタイミングは毎日のようにありますけれど、これは大きな
損失です。
確かに誰しも忙しさを感じている、しかし必ずしも本当に他には何も
手をつけられないほど忙しいわけではないはず。
忙しさを理由に、問題を先送りして今の楽を得ようとしているだけに
過ぎません。
今回は、いかにしてそんな「怠惰の虫」を退治するかを考えていこう
と思います。
いつでもできるなら今すぐやる
僕も飼ってます、怠惰の虫。
怠惰を貪りたいとの感情は人間が元から持っている機能なんでしょう。
何のために存在しているのかは分かりませんが、もしかしたら過労を
抑えるシステムなのかもしれません。
過労死してしまう人は、怠惰システムが壊れてしまっている、と。
怠惰の虫が動き始めると、電話一本掛けることすら億劫になります。
たかが数分で終わる話なのに、後でいいや、明日にしよう、となって
ついついサボろうとしてしまう。
疲れているのは確かですが、数分の電話ができないほどに疲れている
なら入院が必要なレベル。
創作活動や丁寧さの求められる仕事なら、疲労の蓄積で不十分な内容
になるのを避けるために持ち越すのは理解できますが、ちょっとした
電話一本、メール一通ならいつでもできるはず。
この「いつでもできる」が実は曲者なのではないかと思っています。
いつでもできると感じる仕事ほど後回しにしたくなるんです。
期限が定められている仕事の中で、優先順位を決めて後でいいものを
先送りするのはいいでしょう。期限内に全ての仕事が終わればいいの
ですから。
では、「いつでもできる仕事」はいつまでにやればいいのでしょうか。
いつまでも先送りにしても、なんら影響は無いのでしょうか?
実はそういう仕事ほど、後に回せば回すほど損失が大きくなっていく
ものだったりします。
簡単な話で言えば、アルバイトをしたいと思いつつバイト探しが面倒
だからと先送りすれば、本来その期間で稼げたはずのお金を実質的に
失っているのと同じですよね。
加えて怠惰を貪った時間だけお金を消費するチャンスが増えてしまい、
損失は更に増加するかもしれない。
いつでもできる仕事は、実はすぐにでもやっておかなければいけない
ものである可能性について、よく覚えておかなければいけません。
管理会社や税理士などへの連絡、融資元や保険会社への相談などなど。
常日頃から連絡を取り合っている間柄であると、ついついまた今度で
いいやと思ってしまう。
副業のスタートや資格の勉強など仕事が発生したり新たな知識の習得
をする作業などは、とにかく腰が持ち上がりませんが。
後回しにするメリットなんてほとんどありません。自分が被る損失に
ついて、今一度考え直して下さい。
意識を高めるしかない
どのようにしてこの怠惰の虫に打ち勝つかというと。
僕も完全な解決法を持ち合わせてはいません。
強いて言うならば、期限の無い仕事が発生したら常に最優先で対応を
する習慣をつけることでしょうか。
怠惰を誘発するのは甘えがあるからで。その甘えは翌日まで待っても
変化がありません。明日もまた先延ばしをしてしまうリスクがある。
であれば、とっとと片付けてしまえばいい。
メールであれば寝る前か朝仕事へ行く前に、もしくは仕事の昼休み中
に書いて送信してしまう。
電話であれば可能ならばその日に、時間的に都合が悪ければ翌日には
必ず電話を入れる。
探し物や資料作りなどは、嫌だなと思った瞬間に思い直して、すぐに
スタートをする。面倒な仕事でも、やり始めてしまえば意外と作業は
進められるものです。
やり始めて駄目だったら、ある程度のところでお終いにしてもいいと
思います。手をつけ始めれば、忘れる前にやろうと思えます。
繰り返し意識をして自分を高める以外には、今のところ有効な対策は
立てられていません。
逆に言えば、できる人とできない人で大きく差がつくところである、
とも考えられます。
普通にやるだけでリードできる。そう考えれば、少しやる気が高まる
のではないでしょうか?
怠惰を貪るのは実に快感ですが、そこは自分に厳しく。
損失を抑え、利益を得る事を最優先に気を引き締めて下さい。
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