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東京の、特に豊洲などの都心部の新興住宅街のタワーマンションに
人気が集まっているようですね。
東日本大震災を福島県で被災し、エレベーターの停止に悩まされた
経験のある僕としては、メインの住居としては積極的に購入したい
とはちょっと思えないのですが。
セカンドハウスとして利便性の良いところに、いつでも使える自分
だけの空間を持つというのなら、魅力を感じないでもありません。
他にも優越感が欲しいとか、値上がりを期待したいとか、税金対策
にとか、様々な理由で東京都心の物件に注目が集まっているのだと
思います。
有り余るお金があるならば、都心で利便性の良い場所にマンション
を購入したいと考える人は少なくないでしょう。
僕も本当に余ったお金が数千万円あるならば、都心部の綺麗な一室
を購入しているかもしれません。
今は職場から随分離れた位置に居を構えておりまして、日々通勤に
片道1時間30分近くの時間を掛けて早3年半以上。
当直及び外勤日があるため通勤するのは週4回程度のため、何となく
我慢ができてるものの。
体調が悪い日などは特に、この通勤時間が1/3になったらどれ程快適
な生活になるのだろうか、とは思わざるを得ず。
お金に折り合いがつくならば、職場近くにセカンドハウスを購入して
自宅と併用する生活も悪くないなと妄想したりしてしまいます。
いわゆる別荘的な考え方ですね。従来の別荘とは考え方が完全に逆転
していますけれども。
便利ではあるけれども自然が少なく狭くて息苦しい東京には住みたく
ないという気持ちと、都心部の便利で何でも手に入る生活への憧れの
二つが葛藤する僕にとっては正解なのかもしれません。
お金が余ったと感じる線引き
問題は、どこまでいけば「お金が余った状態」になるか、です。
果たしていくら貯蓄があれば少しは使っていいと思えるのか、老後や
急病時の心配をしなくてよいのか。
自分にとってどの程度が「お金が余るライン」であるのかをはっきり
させておかなければ、セカンドハウスを購入するような、思い切った
お金の使い方はできません。
これはとても重要な考え方であると考えています。また、ライン引き
がはっきりしており、そのラインを死守した上で自由に躊躇なくお金
を使える人こそ、真の勝ち組であるとも。
現代日本において、実にこれが難しくなっています。特に若いうちは。
雇用の不安定化、社会保障費の増大、国家財政の逼迫、などの要素が
将来の生活の不安を肥大化させ、お金を使えなくしている。
若いうちは給料も少ない割には出費が多く、貯蓄ができないのは当然
のはずなのですが、社会的な不安が強く圧し掛かっているために少し
でも貯蓄をしなければ、と切迫させられていて。
結果、あったら便利だろうと思うけれども無くても生活できるものに
対する出費が大幅に減っている。
贅沢に対する意識が引き締められているんです。
かくいう僕も、将来的な不安要素がある為、まだまだ安心してお金を
使える状態にありません。
先日も料理趣味を拡大するためにホーロー鍋を購入しましたが、相当
に悩みました。
通販サイトの期限間近なポイントで価格の半分を支払える状態だった
からこそ購入に踏切れましたが、もしポイントが無かったら見送って
いたかもしれません。
たかが2万円弱であるのに、です。実際に支払ったのは9千円弱ですが、
それでも高い買い物だったかなぁ、などと思ってしまう。
趣味なども含め、本当やりたい事があるのにお金をケチってしまい、
貯蓄に走ってしまうのは、人生にとって取り戻せない大きな損失で。
それもこれも、お金が余るラインの見積もりを厳しくし過ぎる弊害で
あるといえます。
数字を増やすゲームに価値はあるのか
不動産投資をスタートする為に資金を集めている真っ最中であるなら
致し方ありませんし、何の問題もありません。
できるだけ厳しくラインを見積もって、無駄な出費を出さない環境に
自分を追いやっておいた方が効率よく確実にお金を貯められますので、
一日でも早いスタートに役立つでしょう。
しかしいざ不動産投資家として自分に自信が持てるようになってくる
と、手元のお金が再投資資金にしか見えなくなってきます。
不動産なんて、投資に見合った収入が得られない物件を買いたいとは
思えなくなってしまう。
住宅ローンを組んでタワーマンションを買うなど、社会に踊らされた
愚かな者がすることだとズレた傲慢さが染み付いてしまう。
それは単なる守銭奴であって、忌み嫌われるべき存在へ自らを貶めて
いるに過ぎません。
守銭奴のお金は最後まで使われず、次世代に引き継がれるのですが。
次世代にお金を残し過ぎたって碌な事にならない。お金は使って何ぼ
の「ただの数字」です。
僕が近々突入するであろう、お金が余っているのか足りていないのか
よく分からないゾーン。
そこでお金に対してどのような価値観を持つかで、この先の人生どう
楽しめるかが決まります。
心に余裕は持っておきたいところですので、想定よりも多少は多めに
貯蓄しておこうとは思っていますが。
無駄に将来に恐れを持ちすぎて、人生の価値を落とす羽目にならない
よう、気を使おうと考えています。
子供たちが独立する頃までには、田舎の自宅と都心の別荘を構えて、
妻と毎週往復するような生活ができる程度には、お金を自由に使える
価値観を備えたいものです。
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