いつも応援ありがとうございます。
医療法人が予定通りに動き出して、これまで描いてきた青写真を
今度は現実のものとすべく、診療所の改修にて具体的な話を
進めています。
いわゆる大規模修繕工事というものになりますね。とはいっても
屋上の防水加工と簡易的な防水工事についてはまだ昨年実施した
ばかりであり、メインは中身の方になります。
有床診療所ではあるものの、病棟は休棟として久しく中は大荒れ、
このままではとてもではありませんが使えません。
今は外来のみ稼働しており、そちらもお世辞にも綺麗であるとは
言えませんが、幸いなことに僕がある程度評判を確保できている
ため、外来診療はそのままの体制でも随分上向いてきました。
細々とやっていくだけならこのままの体制でも何とでもなります
けれども、個人的な予測ではそれは難しいと考え、改めて病床を
開け、事業拡大、地域貢献をしていこうと思った次第。
というのも、診療所にはまだ多額の残債があり、融資返済が現状
のままで不可能ではないのですが、見えるシナリオで最も現実に
なりそうなのが「従業員の枯渇」。
今のままでは新たな従業員の確保ができる見通しがありません。
近隣の診療所も、看護師をはじめとした従業員の確保には難渋を
している様子。
伝手がないわけではありませんが、確実である保証もない。
加えて、無床診療所に対する減益圧力。医療費の増大に無床診は
あまり大きくは関わっていないのですが、バランスを取る調整弁
として利用をされています。
即ち、無床診療所の収入を下げよう、と。健康保険の保険点数を
引き下げ、医療費抑制が図られています。
そこに、高齢者医療の自己負担増が見込まれます。正しいか否か
はともかくとして、現実に高齢者の自己負担を2割にするという
話は既に出ています。
数年前に70歳以上を1割負担から2割負担にしましたね。それを
更に拡大して適用しようとの目論見と思います。そうなれば、
確実に患者数は減少する。
それをするには色々と社会的に問題があるような気がしますが、
個人的には避けられないのではなかろうかと思っていて。
何十年と仕事をしていくのであれば、大きな債務を抱えたままに
無床診としてやっていくのは苦しいだろうと考えました。
タイミング良く、有床診療所を優遇するような体制へと少しずつ
変わってきています。
僕が決断した病棟の再開を後押してくれるような状況に感謝です。
事業性融資に何を想うか
しかし、入院病棟を再開するにあたっては先ほども書いたように
大規模修繕工事をしなくてはなりません。
金額的にはいかほどでしょうか。まだこれから試算していく段階
であり、未知の世界です。
前任のメインバンク融資担当さんは、5000万円くらいを見積り、
融資できる準備はできています、と仰っていました。
それはつまり、5000万円融資が増える、と。現在返済をしている
ものと合わせると、また相当な金額になってしまいます。
最近、借金が増える話ばかりで頭が痛くなりますね。
現時点で、僕個人が抱えている融資残高は4億円弱です。3年前に
借り換えを実行してから随分と返済が進み、最近エレベーターの
リニューアル費用を少し借りましたので、その程度。
別名義の融資にはなりますが、更に返さなければいけないものが
増えるというのは多少プレッシャーです。
しっかりと仕事をすれば、苦も無く返せる金額かな、とは思って
いるのですけれども。
実際、5000万円くらいの返済など動き出してしまいさえすれば
あっという間。
この3年間で、収益不動産の方も5000万円近く返済しています。
余剰金もあり、それを診療所に回しているのが現状。
生活費は別口で確保できる体制ですので、何も恐れるところなど
ありません。
表面上は不安を感じていても、自分なら十分可能であるとの自信
が融資の壁を越える力となっています。
あまり根拠は無いのですけれども、正しい事をしているとの確信
と、人のために、将来のためにする努力を厭わない性格が根源に
あります。
自分に対する痛みには鈍感であるのが、とても役立っていますね。
大きな融資を受けるのは勇気の必要な行動です。カードローンで
扱う程度の金額だと気楽に借りられてしまいますが、5000万円だ
1億円だとなるとそうはいきません。
不動産投資をする際に受ける融資とは、まさにそのレベルの融資。
よほどしっかりと自分を持たなければできません。
僕は既に何度も経験していますので、必要な融資を受けることに
あまり悩むことなく実印を押せますが、初めての時はそれなりに
勇気が要りました。
しかし、その時勇気を振り絞って動いた結果が今。逆にあそこで
日和っていたら、どうなっていたか。
よく、努力はしても報われるかは分からないが、努力しなければ
決して報われることはない、と言います。
それと同じ話。
勇気を振り絞って行動した結果が理想的に終わるとは限りません。
しかし、不動産投資は融資を受けなければ始まらない。
背負ってしまえば数千万円程度の借金など案外簡単に攻略できる
もの。
ただ融資を受ければいい、というものではありませんが、いつか
出すはずの本気を今出せば、何も不安に思う事などありません。
住宅ローンを抱えて人生の幅を狭めるよりも、事業性融資を受け
将来の可能性を広げましょう。それこそが、日本経済も拡大する
原動力となるものです。
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