不動産投資と電気代の値上げの関係とその対策

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徐々に寒くなってきて、気になるのが電気代。

 

東日本大震災での原発事故以降、原発への目が厳しくなり、

化石燃料の輸入量増加によるコスト上昇が問題になっています。

 

 

電気代の値上げによる国民生活への影響が出る中、

対策としては節電をするしかない、という状況です。

 

 

この電気代値上げ、不動産投資にもあながち無関係ではありません。

 

廊下やエントランスは誰のものか

 

集合住宅には、必ず「専有部」と「共用部」があります。

 

専有部は貸し出す部屋の中、共有部は廊下や出入り口など、

皆が利用する場所のことです。

 

 

基本的には、専有部は契約が有効な間は借主のものですから、

電気代含めた公共利用料は借主持ちです。

 

しかし、誰が借りているでもない共用部については、

当然のことながら持ち主(この場合は貴方ですね)である

大家が、公共利用料を支払うことになります。

 

 

ガスはあまり使うことはないでしょうが、電気代、水道代は

どうしてもかかってきます。

 

非常灯は年中付けておく義務がありますし、

エントランスに電灯をつけないわけにもいきません。

 

掃除には電気も水道も必要です。

 

エレベーターも、電気がなければ動きません。

 

 

特にエレベーターがある大きな物件では、

月に2万円程度は電気代がかかると思っていた方がいいです。

月2万円なら、年間24万円です。無視はちょっとしにくい額ですね。

 

電気代を抑えるには

 

対策といっても、あまり有効な対策は無いのですが、

すぐ思いつくのは二つ。

 

 

一つは電灯にLEDを採用してみる、というのは考慮しても

いいと思います。値段が高いのが難点ですが、触れ込み通りに

寿命も長いなら、交換の手間も不要となり、悪くはない選択肢でしょう。

 

 

もう一つは、ご存知、太陽光発電を採用すること、です。

 

今は過剰なほど買取価格が高額であること、

太陽光発電パネルが過当競争でだいぶ値下がりしていること、

自治体によっては補助金制度があることなど、

現時点では利点が多いです。

 

 

大手企業が次々と太陽光発電事業に参入しているのが、

その何よりの証拠です。

 

DVDレンタル業が中心のはずのDMMも、参入しているほど。

DMMはFXや証券の事業もしていたり、

確実に金になることには飛びついてきますから、

良い指標ですね。

 

 

余裕があるなら積極的に導入を

検討してもいいかもしれません。

 

デメリットにも注目を

 

ただし、デメリットも直視しておきましょう。

 

 

メンテナンスコストがかかったり、発電装置が想定より

早く樹明がきてしまったり、というのはよく言われます。

 

 

そして、意外な罠が、屋根の問題です。

収益不動産の持ち主にとっては、これが一番問題です。

 

 

まず、パネル自体が屋根に負担となること。

ソーラーパネルは結構な重量がありますから、

それをたくさん置くのは、屋根にとって負担になります。

 

 

もう一つ、一度設置してしまうと、

いざ屋上の防水工事などしようと思った際に、

ソーラーパネルが邪魔になることがあります。

 

退けるには専門の業者を呼ばなくてはならず、

余分にコストが発生し、工事期間も伸びてしまいます。

 

大事なのは計画的な評価

 

メリットは数字で出せるので良いですが、

デメリットは表面上数字に表れないことがあります。

 

 

単純にメリットだけ見て飛びつくような真似をせず、

ここでもきっちりと事業計画を改めて立て、

あとで後悔しないように決断しましょう。

 

 

不動産購入時に、そこまで含めて先に検討をしておくと

いいかもしれませんね。

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