相次ぐ事故や事件に伴い、安全性への注目がより集まる時代となる可能性

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ウクライナの民間航空機撃墜事件の驚きが冷めるまもなく、今度は台湾旅客機の墜落事故
が発生してしまいました。

昨年7月のアシアナ航空214便着陸失敗事故、3月のマレーシア航空機370便行方不明事件など、
ここ1年とちょっとの間にあまりにも航空機の事故・事件が続いています。

ウクライナの戦闘機が2機、親ロシア派武装集団に撃墜されたり、イスラエル-パレスチナの
紛争は激化する一方であったりと、物々しいどころか戦争の火種がそこらじゅうで起こって
しまっています。ベトナム-中国の間でもありましたね。

 

本気で世界に大きな戦争の波が来てしまうのではないかとの思いが拭えません。

実際に戦争に巻き込まれるかどうかはともかく(広い意味では巻き込まれないなんてことは
ありえませんが)、私たちがやるべきことはどのようにして自分や家族の身を守ればいいのか
ということ。

正確には「それしかできません」。

 

今からでも備えておけることはあるはずです。まずは現状把握、これから何が起こり得るのか
を想定しておくことからです。

平和な時代のままでいてほしいものですが。

安全性への意識が高まっている

とはいえ、武力攻撃に対して民間人が何をできるわけでもありませんし、テロ対策をしよう
とかそんなことには僕も興味ありません。

やれることはあるみたいですが、あまりにもブログの趣旨と離れてしまいますので。
あくまで不動産投資において何ができるかを考えます。

経済的な余裕を作っておくことでいざという時の行動に迷いがなくなりますので、今から
必死に稼いでおくことです。

 

こういった不穏なニュースの報道が高まると、それは世間一般にも影響が広がります。
それは「安全性」に対する意識の高まりです。

不動産で最も関連があるものは「防犯」。日本国内でも誘拐や殺人などの事件が連日報道を
賑わしており、日本人の安全に対する意識は高まり続けています。

 

安全性が問われているのは防犯面だけではありません。

最近、中国の工場で賞味期限の切れた肉やカビの生えた肉を加工し、出荷していたなんて
事件が大きく取り上げられました。

日本でもマクドナルドやファミリーマートの一部商品で使われていたとのことで、大きな
話題となりましたね。

その他、一部の国からの輸入品を中心に数多くの問題が露わになっており、一般庶民から
食の安全についての厳しい目が向けられています。

 

こういった事件や報道は、賃貸不動産を選ぶ際の基準に影響をします。

例えば以前、岡山県倉敷市の小5女児誘拐事件が大きなニュースとなりました。この事件は
既に犯人は逮捕され、女児も無事保護されはしましたが、子供を抱えた家庭はしばらくの間
この地域に転居したいとは考えないでしょう。

 

スポット的な事件であればある程度時間が経てば事件も風化しますから、影響は長く続く
ことはありません。

ですがこのような事件・報道が重なり安全への意識が高まれば高まるほど、不動産の立地、
オートロックなどの防犯設備、階数といった住居の安全性に関わることが重要視される
こととなります。

特に女性や子供のいる世帯では今後のキーポイントとなりそうです。

 

安全に付加価値を

これはネガティブな話ではなく、むしろビジネスチャンスになる可能性の高い話。

元々住居に期待されているのは快適性もそうですが、より安全性に重点をおいて
然るべき。しかし奇妙なことにここ最近は快適性が重視されています。

これは景気の変動による歪みであると思っています。

 

食の安全を例にすると、外食産業では「安さ」と「味」ばかりが追求されます。
安さと美味しさは麻薬のようなもので、一度味わうと忘れられません。

値段が上がれば、味が落ちれば客は離れてしまう。どちらも継続利用者ならば変化に
すぐ気がついてしまうからです。

景気が悪くなると価格を安くせざるを得ない。日本のようなデフレ不況だと余計に
その傾向が強くなります。

その時に捨てられるのが安全性。安全性は改悪がバレにくく、いくらでも誤魔化す
ことができてしまう。本来は最も重視されるべきもののはずであるにも関わらず。

信用を失うタイミングはいつもこれが露見した時ですね。建築業界も手抜き工事に
注目されては法改正がされる、を繰り返しています。

 

その安全性に極めて注目が集まっています。これは安全性を前面に出し、付加価値
として利用するチャンスです。

難しいことや多大なコストが掛かることをする必要はありません。ちょっとした
工夫一つで安全性を高め、またアピールすることはできるはず。建物内のことだけ
ではなく、地域の安全情報を調べるだけでも有意義でしょう。

ちょっと考えるだけで、いくらでも実現可能なアイデアは出てきます。管理会社と
相談の上、高い価値を生み出していきましょう。

 

女性向け・家族向けでは安全性に重視を

新たに収益不動産の取得を目指す時も、利回りばかり見ていないで入居者の安全性
をしっかりと確認すべきと思いますね。

本来、住居とは安全であることが第一ですから。安全性を削った物件は今後、
大きく評価を落とす可能性がありますし、空室リスクが高まる可能性も高いと
考えています。

景気が持ち上がってくれば、確実に注目される部分ですから。少子化もまたそれを
加速しています。

 

実際、安全性への注目の高まりは僕も実感しています。たった一つだけ空室となって
いる部屋があるのですが、そこは「ファミリータイプ・1階」の部屋。

他よりかなり安く設定しているにも関わらず、最後まで残ってしまいました。
これはまさに安さよりも安全性が求められている好例と思います。

 

特に女性向け、家族向けの物件を探しているなら着目して下さい。

 

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