投資を集中するべきか、分散するべきか。絶妙なバランスの取り方とは。

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スケールメリットを得るための投資リソースの集中。

一つの因子による取り返しのつかない損失を起こす
リスクを減らすための分散投資。

これらの理由に関してはご理解頂けていることと思います。

 

まだ理解が不十分だと思う方は以下を先にお読み下さい。

いち早く自分に給与を出せるようになるための条件(楽待)

ドミナント戦略と分散投資。1棟RCマンションを主軸としてリスクを下げる。

 

投資であっても事業であってもどちらも非常に大切なことで、
集中と分散をバランスよく分配していくのが、トップとして
最も大切な仕事です。

例えてみれば、軍師のようなもの。

みんな大好きな諸葛亮孔明が量で劣る蜀の軍師として魏や呉の
大群を退け続けることができたのも、彼が集中と分散のバランスを
取るのが極めて上手であったから、と言えます。

奇抜な罠も、絶妙な兵の集中・分散のバランス感覚がなければ
成功し続けることはできなかったでしょう。

 

投資の場合、集中させるものも分散させるものもお金です。
お金をどこに投資するのかが焦点。

不動産投資では不動産にお金を集中させますが、その中でも
またどのような不動産に、どこの不動産に、どの程度ずつ
集中させ、また分散させるのかを考えなければいけない。

また、あくまでここは不動産投資についての話をする場なので
突っ込んだ話はしませんが、株式や国債、為替、先物といった
金融商品への分散も、選択肢から完全に外すべきではないでしょう。

集中投資した結果ゴミの山ではリスクが高すぎます。

デメリットのないリスクヘッジは積極的に

不動産へお金を投資する場合、融資を受けて収益不動産を
購入するなら基本的には「過度に集中投資をしている」状態で
あるという認識をして下さい。

本来無いはずのお金を前借りして不動産へ注ぎ込んでいるのですから、
これ以上ない集中投資と言えます。

バランスとしては非常に偏っている。

 

つまり融資を受けて不動産投資をスタートするなら、
最初の1棟目を購入する前からバランスをどこで取るか
検討しておかなければいけない、ということです。

2棟目の収益不動産なり、その他低リスクで
収益を上げることができる投資先なり。

 

バランスの取り方や時期は人それぞれで、自分に合った方法を
考えておく必要があります。

例えば僕はレバレッジの掛け方についてはかなり無理を
している状態にあると十分自覚していますが、分散による
リスクヘッジは複数の方向性で考えています。

 

一つは不動産の分散。

1棟目は土地の強さを期待した、都市部の物件を選択しましたので、
2棟目はまるで違った地方へと投資をしています。
相続税路線価ベースでm2単価は5倍ほどの差。

投資地方が異なることで災害にも強くなりますし、
地価の変動によるリスクもお互いがカバーし合います。

戸数の増加によるスケールメリットも得られますし、
個人的には投資地方の分散をすることは、一定以上の
スケールを保てるなら有効であると感じます。

 

二つ目、第3の収入たる事業の展開。

これは今まで散々繰り返してお伝えしてきたことですから、
今更言うまでもないでしょう。

ネットビジネスもいいでしょうし、実店舗を構えての
ビジネスもいいと思います。不動産投資と異なり、
少額の投資で高い利益率を期待できるのが魅力ですね。

もちろんその分自分の時間を使いますから、現在の本業である
サラリーマンの邪魔にならない程度にしなければいけません。
会社の内規で困難なこともあるでしょう。

 

三つ目、資格を活用した新規事業の立ち上げ。

医師という資格が僕にとっては強みであり、それを用いた
事業を行うことで現在以上の収入を得られる「可能性」がある。

これに関してはあくまで可能性ですから過信はできません。
しかし、ある程度地盤があるので、事業の成功率は比較的
高いだろうと考えています。

また、最終的には不動産以外にこちらの事業を大きく
拡大していくのも面白いかな、と思っています。

生まれ故郷へ貢献できる事業をしたいという想いは
あまり地元への執着が無い僕にもあるようです。

 

明確なものでもこの3つ、分散によるリスクヘッジを
実行、ないしは検討しています。

その他、資金に余裕ができれば国債など別の金融商品へ
投資をしてみるのもいいかもしれません。

分散する先の選択肢は多いほうがいいですから。
その時の時流により有利なものを選択しようと思います。

 

手元にはどんな手札がありますか?

現金購入であれば、不動産投資は全くといっていいほど
リスクがありませんから、わざわざ分散をどうなどと
悩む必要はありません。

むしろ、できる限り資金効率の良い経営をすることに
力を入れるべきで。まるで考え方を変えなければいけません。

 

不動産投資の場合、分散投資を考えるよりも投資の効率化を
図ることの方がよほど時間的な手間が掛かります。

不動産投資に関してはおまかせ投資を是としている
僕としては、選択するのが難しかったりする。

 

また、僕の場合は自分の労働リソースを不動産の効率アップに
注ぐよりも他の事に時間を使ったほうが低リスクでリターンも
高くなるであろうということもあり。

現在のように、不動産への偏った集中投資をしています。

 

集中と分散は、リスクの方向性が異なるもの。

もしも今どちらを優先すべきか迷っているようでしたら、
まずは自分はどこへどの程度投資しているのかの整理と
自分には何の資源が残されているのかを検討してみて下さい。

 

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2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

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