サラリーマンが不動産投資をするとこんな納税スケジュールになります。

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僕はサラリーマンといっても一般的なサラリーマンとは違った給与体系です。

主たる勤め先である常勤の病院のほか、1週間に1度決められた曜日に非常勤
として勤めたり、月に1度だけ当直に行くだけだったりする病院もあります。

急遽代理として行く、臨時の依頼で行くなど、1度行ったら関係はおしまい、
なんてところもあるほどです。

最近はようやく落ち着きましたが、それでも2か所勤務先があります。

 

ですから、確定申告をしたり、税務署から納税通知書が送られてきて納税を
するなんてことは慣れっこでした。

しかし一般的なサラリーマンの多くは会社が年末調整をしてくれますし、
住民税も特別徴収をしてもらえますから、納税スケジュールがどのような
ものかを知らない方もいらっしゃると思います。

 

不動産投資を始めるとほぼ確実に確定申告をすることになりますし、給与外の
収入ができますから住民税の特別徴収もしてもらえなくなる。

また、その他にも不動産取得税事業税など、納める税が増えます。

これらの納税スケジュールを把握しておくことで、計画的な資金管理を行う
ことができます。というか必須です。

税金を滞納したり、納税が遅れたりするとそれだけで信用を棄損することに
なります。金融機関は融資の際に納税証明書の提出を求めることがあり、
未納があればすぐにばれてしまう訳です。

 

納税は国民の義務。義務を果たさない方に日本で豊かに過ごす権利は
与えてもらえません。しっかりと納税スケジュールを把握し計画的な
経営を心掛けましょう。

せっかく不動産投資で高まるお金に関するストレスなんて記事を書きましたので、
これから不動産投資を始めようという方にそれを実感して頂こうと思います。

納税は計画的に。

1年間の納税スケジュール

せっかくですので、年度のスタートである4月からシミュレーションしていきます。

 

まず、4月になると早速来るものがあります。固定資産税及び都市計画税です。
自宅を所有されている方には馴染みがあるかもしれません。

固定資産税は地方税で、地方自治体の税務署から納税通知書が送られてきます。

遅くて2週間前には来るでしょう。4分納まで可能で、自治体にもよると思いますが
僕の物件はどちらも4月末、7月末、12月末、2月末が納付期限です。
尚、月末が土日などの場合、翌月最初の平日になります。

お金に余裕があるならまとめて納めてしまってもいいのですが、せっかくなら
分納した方が資金繰りは楽になりますね。

 

次に、6月中旬には住民税の納税通知が送られてきます。これも4分納できます。

これも地方税ですから自治体により納税期限は異なるかもしれませんが、僕が
住む横浜市は6月末、8月末、10月末、1月末が納期です。

1年分を半年で納めることになりますから、12分割で納めている特別徴収よりも
納税が大変です。

 

住民税を納めたと思っていると、次に所得税の予定納税が来ます。
3分納ですが納めるのは2回で、7月末、11月末が納付期限です。

残りの1/3は確定申告した結果、必要あればその時に納税をします。
これについては後述。

 

さて、その後来るものは実はまだ僕は納めたことがないのですが、事業税が来ます。
2分納可能で8月と11月に納めることとなるようです。

僕が納めたことが無い理由は、ここ2年間続けて大きな収益不動産を購入している為、
1年目は赤字、2年目である昨年は不動産収支はぴったりゼロでしたので、事業税の
課税標準額は0円だったんですね。

来年は(何もなければ)黒字になりますので、来年は納税をすることになります。

 

まだ終わりではありません。先ほど書きましたが、確定申告の提出期限までに
納めなければいけない税金があります。

申告年の所得税です。

予定納税をして、尚も納税額が不足する場合は確定申告の提出期限までに納税を
済ませなければいけません。

ちなみに納税方法に口座振替を選択すると、4月の下旬頃に振替がされます。
若干納期が遅くなりますし、予定納税もそのまま自動的に振替されるので、
所得税の納税には口座振替を利用することをおすすめします。

 

更にここに、納める義務のある方は消費税を納税したり、不動産取得税を納税したり
しなければいけません。

法人を所有されている方は、ここに更に法人税だとか源泉徴収だとかが加わります。
あまりにも税が多過ぎて訳分からなくなってきませんか?

 

納税をしなければ現金は手元に残りません

まとめると、

4月:確定申告所得税(口座振替)、固定資産税(1期)
6月:住民税(1期)
7月:固定資産税(2期)、所得予定納税(1期)
8月:住民税(2期)、事業税(1期)
10月:住民税(3期)
11月:所得予定納税(2期)、事業税(2期)
12月:固定資産税(3期)
1月:住民税(4期)
2月:固定資産税(4期)

 

見るだけで恐ろしいですね。納税が無い月は3月、5月、9月のみ。
このスケジュールでうまく回るように資金管理をしなければなりません。

言い換えると、この程度のお金のスケジューリングができないならば
不動産投資なんてやってはいけないということでもある。

いかに不動産投資において計画性が大切かが、この話だけでも理解が
できたのではないでしょうか。

 

逆に言えば、これらの管理が確実にできるようになれば、お金は自然と
貯まっていきます。納税のために手元にお金を残す癖がつきますから。

日本でビジネスをする権利を与えてもらっている以上、納税は義務です。
しっかり納めて、キレイなお金をたくさん貯め込みましょう。

 

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