イギリスのEU離脱問題で金融市場は混乱中【1】

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イギリスのEU離脱国民投票で市場は随分と荒れ模様です。

おおよそ7年に一度のペースで、何かしらの経済危機、金融危機が
発生し、相場は乱高下します。何故だか分かりませんが、7年周期
です。

いえ、正確なところは分かりませんが、個人的にはそんな気がして
いますので、そろそろ何か起こるだろうと感じてはいたのですが、
まさかイギリス発とは思いませんでした。

 

イギリスの国民投票の当日、日本も結果の影響を強く受けました。
日本がトップクラスの影響を受けているといっても過言ではなく。

遥か遠くの国々の問題でこれ程までに大きな市場変動が起こるのは
日本市場の歪みの大きさを表しています。

 

しかしそれは決して日本経済が駄目だと結論付けられるようなもの
ではありませんでした。

むしろ今こそ、長年の課題を克服するチャンスではないか、とすら
感じます。そこを乗り越えれば、日本経済は浮揚する可能性が高い
とも。

久しぶりに、世界経済と日本のおかれた現状について、簡単な考察
を交えながら確認してみようと思います。

 

例によって素人の情報収集とそこから得た結論ですので、真面目に
読みすぎないようお願い申し上げます。

イギリスの今後の動向はいかに。

円高株安

イギリスの離脱うんぬんの詳細に関してはこの際無視します。国内
のマスコミが報道する内容にはかなり偏りを感じますし、その内容
は今回の話に関係はありません。

現状の混乱が今後どのように波及するか、日本の課題は何なのかを
中心にまとめていきます。

 

まず日本が何故EUの混乱にこれほどの影響を受けるか。

一つはご存知の通り、為替の影響が大きいです。日本円の安全神話
は遥か昔から強い信仰対象であり、一向に衰える気配がありません。

これほど財政が悪いだのといわれる日本の通貨がこれ程に強い信認
を受ける理由は定かではありませんが、やはり日本政府の財政状況
は表面上の報道と異なっていると考えるのが妥当でしょう。

日本は世界一の対外純債権国であり、その日本で発行される通貨の
信用力が極めて強いと認識されているのは間違いありません。

 

しかし、通貨の流通量でいえば円なんて9%程度でしかない。ドルを
介して世界中から円買いが発生すれば、あっという間に急騰します。

特にこれまで、アメリカが量的金融緩和をする中で日本の中央銀行
である日銀は円の供給を増やしませんでした。リーマンショック後
円が1ドル70円台まで高騰していたのは記憶に新しい。

今回も、ユーロやポンドの下落とともにドルを介して円買いが発生
したために、円は急騰しました。世界経済の混乱を予想してドルを
円に換えた投資家も少なくないでしょう。

 

円が高くなれば円建て株価は自動的に下落します。別に日本市場で
何かが起きた訳ではありませんので、ドルベースの価格変動は然程
起きません。

円高時に起きる株安は、起こるべくして起こっているだけ。

少なくともユーロ圏の国々や一部の新興国のように通貨安株安とは
なっていないところから、日本経済の信頼には影響していない事が
読み取れます。

少なくとも短期的には。

 

円相場や日本株式市場の混乱が当日だけで収束し、落ち着いた動き
を取り戻しているのを見ればそれは明らかでしょう。

世界経済の混乱が拡大し、日本企業の業績に悪い影響を与えたり、
日本政府、日銀が世相に合わない態度を取ったりしたら別ですが。

政府と日銀が協調して、これ以上の急変動に対しては介入を含めた
対応を辞さないとの姿勢を見せていますので、投機ファンドも本筋
と関係のない日本市場で無理はしてこないと思われます。

 

外国人投資家の席捲する日本市場

ただ、為替の大きな変動を受けたとしてもそれ以上に株価の変動が
大きく目立っています。

これは以前から指摘されていることですが、日本株式市場における
外国資本の巨大さの為であろうと思われます。

 

国内資本であれば、為替が変動した分だけ株を売買する必要はない。
私たちは円を基準にしていますので、ドルベースで価格をみたりは
しません。

海外の投資家が、円高に合わせて日本株式を売却している為に株価
が急変動しています。その多くは短期投資でしょう。

現在の日本が長年解決できずにいる大きな問題は、外国資本による
短期投資資金の割合増加、です。

 

企業が本当に必要としているのは流出しにくい長期的な投資資金。
短期資金も長期資金の呼び水として役に立ちますので歓迎はされる
ものですが、それ以上の意味は薄く。

しかもそれが外資となるとただ変動幅を大きくするだけで、却って
国内経済を荒らす原因になったりもします。

外資の影響力が強い国は、企業の見掛け上の業績はよくても国民の
生活は悲惨な状況なところがほとんどです。稼ぎは依存している分
外国へ流出してしまうのですから。

 

日本では未だに株はギャンブルだとの意識が根強く、市場の大きさ
の割に国内からの長期投資が少ない為、何かしらの世界経済不安が
発生すると大きな影響を受けてしまいます。

景気の実態と株価にはあまり関連がありませんが、不安定な株価は
企業の不安定化に繋がり、賃金や雇用などに悪影響を与えます。

外国資本からの短期投資よりも、国内資本からの長期投資が増えた
方が日本経済に好影響を与えるのは火を見るよりも明らかです。

 

外国資本が日本株式から引き上げ円を買い、株価が下落する度に、
国内資本が国内企業へと投資をしやすくなります。

これはチャンスといえるでしょう。後はどれほど、国内資本が意識
を高めて日本企業を支えよう、応援しようと思えるか。

日本国内経済の安定化は、私たち一人ひとりに懸かっているように
思います。

 

長引きましたので、久しぶりに続きます。

 

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