3月の転居コストが急騰。不動産投資に及ぼす影響は。

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引っ越し難民が続出している、なんて報道で取り上げられた影響か、
運送業界は強気に出ているようですね。

転居に伴う費用が高騰しています。関東では単身で30万円オーバー
なんていうのがざらのようで、経済的なリスクになり得るレベル。

賃貸事業にもある程度影響が出る可能性があります。

 

まず、この状況が長引くとしたら転居のシーズンが少しずれるかも
しれません。

先に動くのは企業でしょう。転居費用を補助している企業サイドと
すれば、できるだけコストを抑えたいので人事異動のタイミングを
転居の繁盛期とずらしてくる可能性が高い。

賢い企業はそれ以前から実行しているでしょう。だからこそ繁盛期
以外でも入居が入ります。

 

個人的には少しばらけてもらった方が精神衛生上ありがたいです。
単身向け住宅は、3月の繁盛期を越えて空いてしまうと、その後の
空室期間が長期化しがち。

それ故、家賃減額の必要性に焦りを感じてしまいます。無理な減額
が後々の家賃下落に繋がっていくのは明白で、単価の下落は経営に
悪影響しか与えませんから、そうでなくなるのは大変ありがたい。

繁盛期ギリギリに退去をされないかとビクビクする必要もなくなり、
健全な経営をしやすくなるでしょう。

 

賃貸の仲介を生業としている不動産事業者も、対応しきれずに顧客
を逃す機会が生まれるよりも余裕のある仕事ができるようになって
喜ぶところが多いのではないでしょうか。

転居の時期がずれたからといって転居者の総人数が変化はしません
ので、どちらでもよいと感じるかもしれませんが。

転居費用の高騰は転居希望者減少の引き金にもなりかねませんで、
嫌がる業者もいそうです。その分、質の高い不動産事業者の選別を
しやすくなるようにも感じますね。

サービス向上できないところは経営が厳しくなっていくのは、今後
の日本ではどの業界でも同じです。

もうすぐ桜の季節ですが?

プラスもありマイナスもあり

転居費用の高騰は、不動産賃貸事業者である私たちには追い風にも
向かい風にもなり得るもので、影響はよく分かりません。

まず、入居されてる方は転居をしにくくなります。特に家族層では
子供の教育費や将来のための貯蓄なども貯めなくてはならず、転居
を踏み止まる家庭が増えていくのではないでしょうか。

 

昨今は東京など家賃が上昇してしまって、住みたい街ランキングで
ついに東京を押しのけて神奈川県横浜市がトップに躍り出る始末。

利便性よりも金銭面を重視しなくてはならないくらい、経済的余裕
が無くなってきています。

税金や社会保障費の上昇、及び様々な部分で生活に直結した値上げ
で、賃金の上昇が追いつかない中、贅沢をできないと思う人が増加
している。

転居はある意味で最高の贅沢です。特別な理由がない限り、転居を
しようとは思えないような状況になっています。

 

既に入居者がついている物件にとっては朗報です。何しろ入居者が
退去しにくいのですから。

かつてのような、入れ替わりがあるほど儲けが出ていた貸し手優位
の時代であれば困った話だったかもしれませんが、現代の賃貸事業
はいかに入居期間を延ばすかがカギ。

入退去には修繕費も広告費も掛かりますので、入居期間を延伸する
可能性が高い転居費用の高騰は、経営面で良い影響を与える側面が
あります。

入れ替わりが出るたびに家賃の下落リスクがある現状では、家賃を
維持する効果も発揮する可能性があります。

 

一方で、空室を埋めるのがより難しくなります。転居希望者自体が
減ってしまう訳ですから。

顧客の流動性が低下するという意味では問題です。空室期間の延長
により、本来の想定より利益が下押しする可能性があります。

特に、入退去時期が3月の繁盛期に集中する単身向けアパートでは
難しい選択を迫られるかもしれません。特に人口の流入が少なくて
流出が多い地方では戦略の見直しが必要になる可能性も。

僕も、それに該当する物件を所有しており、今繁盛期にどのような
結果となるかで管理会社さんと色々確認、検討をする予定です。

 

閑散期に入居を得る力を

転居コストの上昇は運送事業にとっては良い事ですが、市場にある
お金には限りがあって、特に転居費用と食い合いになりそうな住宅
賃貸を生業とする私たちには注視すべき事実です。

転居費用がかさむ関係で住宅コストを抑えざるを得ない、なんて話
に世間が進んでもおかしくありません。

コスト上昇の流れを何とか住宅賃貸でも掴まなければ、契機は上昇
しても物価上昇による経費増で経営は苦しくなる一方、なんて話は
随分以前から推定されていたところで。

 

消費税も来年には上がってしまう予定です。住宅賃貸事業は岐路に
立たされているのは間違いなく。

経営の効率化、サービスの拡大、既存顧客の更なる確保を目指して
不動産投資家は積極的に動かなければならない事実が、転居コスト
の上昇から読み取れます。

 

なるべく転居されにくい住宅環境作りを心掛けましょう。繁盛期に
依存せず入居者を集められる力も必要です。家賃を上げられるなら
なお良いと思います。

管理会社と力を合わせ、選んで貰える住宅作り、人脈作りに励んで
下さい。僕ももちろん、頑張ります。

 

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