太陽光発電で詐欺。代金を支払っても工事が始まらない!?

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いつも応援ありがとうございます。



 

一時期よりは勢いが衰えたとはいえ、
まだまだ人気のある太陽光発電。

僕は福島第一原発事故被災者ではありますが
原発再稼働容認派なので、太陽光発電を推進しすぎて
発電コストが上がり過ぎるよりはさっさと再稼働してもらって
電気代が少しでも安くなって欲しいと願っています。

原発は島国の日本にとって地政学的にコストだけでは
言い表せない価値がありますからね。

最終的にはシムシティの世界のように核融合発電所が完成し、
原発がすべて必要なくなればいいとは思います。

ただ、取り敢えずは利用できるものは利用しなければ
日本が世界相手に生き残ることは難しい面があることも
忘れてはいけない要素ではないでしょうか。

太陽光発電で収入アップのはずが?

下がった家賃収入の穴埋めをする太陽光発電

さて、ちょっと話がそれました。
政治経済の話も大好きなんですが、それは別の機会に。

 

不動産投資家、特に1棟マンション、1棟アパートの所有者にとって、
太陽光発電は注目の的です。

土地の活用という意味で、新たなキャッシュポイントとして
太陽光発電が活躍してくれるからです。

 

現在、太陽光発電で発電された電気には
全量買取制度という制度があります。

発電量でレートが決まる、固定価格買取制度です。

日本ではこれがかなり高額で買取されており、
当初は1kwあたり最大42円。
現在でも37.8円と高額です。

先だってこのシステムを始めたドイツなどと比べ、
圧倒的に高い価格です。物価や為替の影響もあるので
単純比較はできませんが。

 

しかもこれは、売電開始時のレートが20年間維持されます。

発電効率の低下や日照量などで安定はしませんが、
そこそこの利回りを達成してくれることが多いようですね。

 

敷金礼金などが取れなくなり、家賃収入が下がり続け厳しい経営を
迫られる賃貸業界を支える新たな柱として注目を浴びています。

僕も一時期、積極的に導入を検討しました。
最終的に条件が合わず見送ることにはなりましたが、
今でもチャレンジしてみたいなとは思います。

 

太陽光発電で詐欺? 代金を支払っても着工せず

そんな太陽光発電ですが、こんなニュースがありました。

契約トラブル相次ぐ 弁護団結成で被害救済へ

 

要約すると、太陽光発電業者が金融機関と話を付けて
融資のセッティングまで含めたプランで契約を促進したにも関わらず、
いつまで経っても太陽光発電設備を設置してくれない、と。

『単なる詐欺』のようにしか思えないんですが、
なぜか「詐欺や特定商取引法違反に該当する可能性がある」
なんて扱いです。

これは即刻警察が入ってもいいレベルだと思うんですけど、
何かの圧力が働いているんでしょうか。

 

でも、このシステムどっかで聞いたことありますよね。
販売促進のために融資の紹介をしてくれるシステム。

まるで区分マンション投資に多い、不動産投資仲介業のようです。

 

太陽光発電設備販売はあまりにも儲かるため、
専門外の業者や中国系の業者が山ほどいます。

主にアダルトDVDやFXで有名なDMM.comも参入していますね。

 

恐らくはその弊害でこに事件に繋がったんだと思いますが、
不動産投資家としても、他人事じゃありません。

電話勧誘系の悪徳不動産業者の中には、同じような手口で
詐欺行為を狙っているかもしれません。

 

不動産購入時にも同じ詐欺は起こるのか?

こういった詐欺の被害に遭わないためにはどうしたらいいか。

一度でも融資で不動産を購入された方であればお分かりかと思います。
融資を受けて不動産を取引する場合、融資の締結(金消契約)と
不動産の所有権移転は同じ時、同じ場所で行われます。

 

金融機関も、融資者が詐欺に巻き込まれて返済不可能になるとか、
笑えません。共謀詐欺事件かもしれませんし。

当然、所有権がしっかり移転するところまで確認してきます。

 

仲介業者とはそれ以前に契約を結びますが、それはこの先の取引を
勝手に保護にされないようにお互いの責任を決めておくためのものです。

所有権の移転とは全く異なります。

 

不動産の所有権移転時には必ず司法書士さんも関わってきます。
司法書士さんがいなければ、所有権の登記ができませんからね。

滅多なことはないと思いますが、もし金消契約時(代金支払い時)に
司法書士さんがいなかったり、所有権移転の日時が曖昧だったり
していたら、気をつけて下さい。

全員グルだったらどうしようもないんですが……。

 

まあ、不動産であれば滅多なことはないんでしょうけどね。
契約者、仲介業者、売主、融資担当、司法書士と、
4人から5人は取引に関わりますから、不動産投資では
このニュースのような事件は起こらないと思います。

新築でも着工後、竣工後に受け渡しが普通ですからね。

 

太陽光発電の場合、不動産のような所有権の移転という過程が
ありませんからこのような事態が起きてしまったのでしょう。

個人レベルでこんな大きな額を扱うのは他には自動車くらいしか
ありませんし、絶好の詐欺の場だと考えたのかもしれません。

 

リフォーム時は信頼できる業者選びを。

ただし、不動産投資家としては気をつけないといけないものがあります。

リフォームです。

 

リフォームも、太陽光発電と同じく金額が大きいけれども
契約と代金の支払いは信用だけの世界。
そして、業者は大手から個人経営まで幅広い。

太陽光発電と環境的にそっくりです。

 

僕も一度、工事が納期通り終わらないというトラブルに逢いました。

詐欺ではないですが、リフォーム関連のトラブルはとても多いです。

 

業者の信頼度がいかに重要か、考えさせられた事件でした。
今一度、引き締めて不動産投資に臨むとしましょう。

騙されてお金を失うなんて、あってはなりませんから。

 

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    • 通りすがり
    • 2013年 5月16日

    不動産取引に同席するのは司法書士の先生であって、行政書士の先生ではありません。あまりにも初歩的な間違いなので、ついつい老婆心ながらコメントいたしました。あとで、このコメント削除してかまいません。

    いつもよい記事を書くので、今後とも楽しみにしております。

      • きりのき
      • 2013年 5月16日

      おっとっと、失礼いたしました。

      ご指摘ありがとうございます、失礼致しました。
      単純ミスでした。
      該当部、訂正させて頂きます。

      その他、間違いなどありましたらお教え願えると
      大変ありがたいです。

      今後もよろしくお願い致しますね。

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