ストレスは解消するものではなく乗り越えるもの

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サラリーマンとして普通に働いているだけでも、時間的にも肉体的にも
精神的にも「しんどい」と思う時、ありませんか?

仕事に関するストレスを感じたことがない。そんな方は恐らくほとんど
いらっしゃらないのではないでしょうか。

不動産投資で身を立てようと考える方の中には、仕事から感じるストレスより
解放されることを夢見ていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

アーリーリタイアを望む方なんてまさしくそこに当てはまることでしょう。

 

ただし、不動産投資にも数々のストレスがあることを忘れてはいけません。

「不動産投資で高まるお金のストレス」の記事でも書いたように、収入を増やす
ために始めたはずなのにお金に対しては敏感にならざるを得ない。

また、不動産投資は人と人との繋がりがもっとも重要なビジネスのため、人間関係で
気を使ったりなんだりといったことはいくらでもある。

それこそ、サラリーマン以上に大きな負担となることもあります。

ストレスはなるべく小さい方がとは思いますが……。

サラリーマンは気楽なもの

交渉ごとにはストレスが付き物。できることであればなあなあで話をして予定通り
穏便にことが進んでくれることを望みたいところですが、残念ながらそうはいかない。

お金が絡んでいると、損得が絡んでいるとそこは戦場となります。

 

強く迫ること、自分の主張を通すことが苦手だという方もいらっしゃるのではないで
しょうか。僕も比較的苦手なほうです。

押しが弱い人は押しに弱い面があり、相手に強く出られると言い返すことができない、
言い返すにしても変な物言いになってしまい、説得力に欠けたり反発を招いたり。

交渉ごとに失敗することは精神的なストレスとなって自分に降りかかります。
また、交渉結果は満足できるものであったとしても相手が自分に悪感情を抱いて
しまったりするだけで、普通の人は心に負い目を背負うことになる。

 

サラリーマンはある意味楽です。自分の役目を果たしてさえいれば自分が不利益を
被ることは少ないし、たとえ理不尽なことがあったとしてもほとんどの場合はその場
限りで収束します。

本当に自分に悪影響が及ぶと判断される時のみ抵抗すればいい。

感情を抑えこんだり、適当に発散させるだけであとはまた日常に戻ることができる。
金銭的な不利益を受けることは少ないと思います。

もちろんサービス残業だとかそういった問題はありますけどね。

 

が、事業主となるとそうはいきません。

基本的に自分の精神的なストレスになることには必ず物的な不利益を伴います。
そしてそれは結果的にお金にまつわることが多いでしょう。

サラリーマンの身分と異なり、自分の権利や財産を守ってくれるのは法律以外に
存在しないんです。

 

不利益が積もりに積もっていくと、徐々に経営に影響が出ることもあるでしょう。
経営が悪化することは生活の質が悪化することに直結し、最終的には人生そのもの
に大きなダメージとなってしまう。

それが分かっているから尚更、精神的な負担は大きくなってしまいます。

 

サラリーマンの就業規則で「副業禁止」となっていることが多いのは、こういった
ストレスなどから労働力としてのパフォーマンスが落ちる可能性を見越している
なんて側面もあります。

不動産投資は僕のように普段は完全にお任せをしていても、それなりの負担が肉体的にも
精神的にも経済的にもあるもの。

ましてや自分を労働力として利用するスタイルの不動産経営を行いたいと考えているなら、
ストレスの管理、スケジュールの管理を十分行わなければいけません。

 

サラリーマンとしての責務を果たせないようでは、リタイアなんて夢のまた夢です。

 

ストレスを乗り越えた先にあるもの

ストレスを完全にゼロにすることは不可能です。

資産を築くとかアーリーリタイアするとか、何かしらの目標を立てて行動をしているの
ですから、多様なストレスが発生して当たり前。

それ以上に避けたいストレスや将来的な懸念・不安があるからこそ、不動産投資を始めよう
と思ったのでしょうし、そこは受け入れざるを得ません。

 

日常的なストレス、サラリーマンとしてのストレスが減ることもなく、目標を達成するまでは
むしろ苦痛を感じることの方が多いのではないでしょうか。

「普通」ではあり得ない行動を起こすのですから、覚悟が必要です。

 

ですが、苦労することは歓迎すべきことではないでしょうか?

日々漫然といつも通りの仕事をこなし続ける。どのような職業でもある意味単純作業の
繰り返しですので、慣れれば慣れるほどストレスは減ります。

しかしそこには楽しみもないのではないでしょうか。

 

苦しさの中にこそ楽しさがある。辛いことを乗り越えてこそ解放感がある。

サイヤ人が死の淵を乗り越えると戦闘力が増すように、苦しさを乗り越えたその先には
より優れた自分が待っており、以前よりずっと生活が楽になる。

強いストレスを感じて押し潰されてしまいそうな時、そう考えて粘ることも時には必要です。

 

実はこれを書いている今、僕はそんな気分です。不動産投資のことだけではないですが、
正直なところ強い息苦しさを感じています。季節的に体調がよろしくないのもありますが、
そこに多彩なストレスが重なってしまっていて。

でも、僕はここで立ち止まるわけにはいきません。大切な家族がいるのですから。

家族に多少泣き言は言えど、決して地面に膝を着かない。今こそ溜め込んだ心の力を
振り絞る時と思って、己と戦っています。今を乗り越えれば必ずそこには理想郷が
あると信じて。

 

苦しいのは自分だけではありません。苦しさを乗り越えなければ凡人のままです。

私たちは、決してそうあるべきではありませんよね?

 

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    • 斎藤香里
    • 2014年 6月15日

    不動産投資に興味を持ち先生のコラムに出会えました。先生に出会えて本当に感謝しています。これから勉強して不動産投資ビジネスにチャレンジするつもりです。
    凄く前向きな気持ちになれています。

    質問したい気持ちはあるのですが、初心者すぎて、質問することがまだわからないです。
    これからもよろしくお願いいたします。

      • きりのき
      • 2014年 6月15日

      はじめまして、きりのきです。コメントありがとうございます。
      お楽しみ頂けておりますでしょうか。

      僕も勉強を始めたばかりの時は本を読んでも全くイメージが湧かず、
      全体像をつかむのに苦労をしました。理解をしてみればこれほどに
      やりがいもあり確実なビジネスはないと確信し、今に至ります。

      どのくらい稼げるのかですとか、不安なことですとか、どんなことでも
      構いませんので、何かありましたらいつでもご連絡下さい。

      今後とも宜しくお願い申し上げます。

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